
艦のビルドを特化型にするか弱点補強にするかは、Wikiでたびたび話題に上がるので、ブログ記事でも触れてみようと思って書きました。このブログはソロ駆逐プレイヤー向けなので、書く内容はランダム戦の駆逐艦ソロプレイ用の方針です。艦長スキルとアップグレードどうしようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
特化か弱点補強か
ランダム戦ソロプレイ用ですが、個人的に砲駆・雷駆・対駆逐型は特化、バランス型(両用駆)は弱点補強をすることが多いです。というのも、艦のコンセプトに合わせた方が、勝ち筋や狙いがわかりやすいと思っているからです。
艦の基本性能と基本戦略に、自分のプレイスタイルを足して、納得できるビルドで戦っています。というのも、あまり船の素の性能に合わないビルド(砲駆で魚雷を強化するなど)をしても、何でもできるように見えて実際は効果が薄いと思っているからです。砲特化島風や雷撃特化春雲などですね。
艦の基本性能・それに合致する基本戦略・自分のプレイスタイルが揃っていれば、立ち回りがブレることが少なく、分かりやすく勝ちを狙いに行けます。初心者の方がビルドを組むときは、艦の基本設計からズレないことをオススメします。
ビルドを決める時の流れ
自分は新駆逐艦が出たら、基本的に以下の流れで艦長スキルとアップグレードを決めています。ちなみに、ランダム戦でのソロプレイ用のビルドを想定しています。
『艦性能の把握→プレイスタイルの把握→最終決定』
まずは、艦性能の把握をします。艦のあらゆるパラメーターから、砲駆・雷駆・両用駆・対駆逐型に分類して、砲駆なら砲撃力を、雷駆なら雷撃力を強化していきます。これはいわゆる特化型です。対駆逐型は主砲や消耗品に重点を置いて強化していきます。両用駆は砲雷をバランスよく伸ばしていきます。この段階はまだ仮決定です。
次に、実際にランダム戦で戦闘してみて、自分がどれくらいの割合で主砲・魚雷・消耗品を使っているかを確認します。また戦闘中は、それぞれの駆逐艦の分類に則した基本戦略を頭に入れながら戦っています。
最終的に、微調整した艦で戦闘をしてみて納得できたら、艦長スキルとアプグレの調整を終えます。
基本的に、調整し終わったらビルドはあまり動かさないですが、環境が変わったり、長く乗らずにいたためにプレイスタイルが変わった艦は、一度固定したビルドでも再度調整しています。
駆逐艦の詳細な分類
駆逐艦の詳細な分類から、その駆逐艦のコンセプトを把握して、ビルドの基本方針(砲特化・雷特化・対駆力強化・弱点補強など)を決めていきます。
公式の雷駆の動画の序盤に、駆逐艦の分類について紹介されています。公式は砲駆・雷駆・両用駆の3種類に分類しています(自分は対駆逐型も加えて4種類に分類してます)。細かく見れば「Udaloi・Vampaia II・Smalandは砲駆だろ!」と言いたくなりますが、公式が作った動画なので、WOWSがどのようなコンセプトで駆逐艦の性能を決定しているかが大よそわかります。こういった分類に則ってWOWSは駆逐艦をデザインしているということを踏まえておくと、新艦が出た時も艦長スキルとアプグレを決める時の基本方針が決めやすいです。
雷駆(Torpedo Destroyer)
雷撃を主体とした戦いをする雷駆です。魚雷が強力で、基本的に隠蔽が良い艦が多いです。基本戦略は「①戦艦に雷撃する」・「②隠蔽を保って敵艦をスポットする」・「③可能であればキャプをする」です。

砲駆(Artillery Destroyer)
主砲を主体に戦っていく駆逐艦です。遠距離射撃や回避盾が得意な艦と、煙幕射撃が得意な艦と、敵駆逐狩りが得意な艦に分かれます。基本戦略は「①敵戦艦を砲撃する」・「②発見状態で敵艦をスポットする」・③「可能であればキャプをする」です。

両用駆(Dual-purpose Destroyer)
主砲も魚雷も両用しやすい艦で、いわゆるバランス型です。主砲・魚雷・隠蔽・その他の性能も平均的です。対駆逐が得意な駆逐艦も居ます。基本戦略は「①敵戦艦に砲撃や雷撃をする」・「②敵艦をスポットする」・「③可能であればキャプをする」です。

対駆逐型(Anti-DD Destroyer)
公式動画では分類されていませんが、個人的にはもう一つ、主砲と消耗品を駆使した駆逐艦狩りとキャプ合戦を得意とする、『対駆逐型』というジャンルもあると考えています。例えば、Smaland・Black・Vampire II・Z-52・Z-42などです。公式の分類では砲駆や両用駆に分類されていますが、個人的には4つに分けておくと特徴を掴みやすかったので、当ブログでは駆逐艦を4種類に分類していることが多いです。
基本戦略は「①敵駆逐艦を消耗品を駆使して倒す」・②「敵艦をスポットする」・「③消耗品を駆使してキャプをする」です。
↓公式動画が気になる方はこちらからどうぞ。
試乗してプレイ傾向を把握
艦の性能を把握したら、試乗してプレイ傾向を把握します。この時、ランダム戦用ならランダム戦で、ランク戦用ならランク戦で調整した方が、プレイスタイルがブレないのでいいです。ランダム戦用艦長・ランク戦用艦長・クラン戦用艦長など、艦長に余裕のある人は複数準備するといいでしょう。
試乗中に特に気にしているのは、主砲の使用頻度と効果・魚雷の使用頻度と効果・消耗品の使用回数と効果・対駆逐性能などです。これらを確認しながら、どのスキルやアップグレードを取るかを決めています。
島風(雷駆)

例えば、島風は雷駆なので魚雷を強化していますが、射点に着くのに移動することが多かったので、機動力も考慮して素早く静かにを取得しています。
春雲(砲駆)

春雲は砲駆なので主砲を強化していますが、煙幕射撃をする機会が多かったので、艦長スキルでは管理を取得しています。煙幕射撃と相性の良いアドレナリンラッシュも取得したいところですが、生存性も視野に入れて管理にしています。
疾風(両用駆)

疾風は主砲も魚雷も両用しやすいので、砲雷をバランスよく強化しています。煙幕射撃も視野に入れているので、煙幕射撃と相性の悪い喧嘩屋よりも、アドレナリンラッシュやアップグレードで主砲強化をして、雷撃力は艦長スキルで強化しています。
スモーランド(対駆逐型)

スモーランドは主砲が強く、レーダーを装備していて、対駆逐戦闘が非常に強い艦になっています。よって、管理を取得し、あとは火力強化としてアドレナリンラッシュを取得しています。喧嘩屋でも良かったのですが、体力が減っても主砲と魚雷を使いやすくしています。敵駆との接敵時に敵の援護射撃を拡散させやすい幻惑も面白いと思っています。
↓その他のTier10駆逐艦のビルド
最終決定
上記のように仮ビルドを組んで、戦闘してみて、プレイスタイルと合致すれば最終決定になります。納得いかない場合は、砲雷それぞれのダメージ量・生存率・キル数・勝率などのデータをしばらく記録して比較することもあります。ただ、そこまで神経質にならなくても、最終的にはプレイスタイルを優先した方が楽しめると思います。
あまりオススメしない例
乗ってみたことはあって、無理筋とは思っていませんが、プレイスタイルに合わなかったというか、艦の性能的にチグハグしていてやめたビルドです。初心者には非推奨です。
砲特化島風(夕雲)について
島風(や夕雲など)といった雷駆は魚雷が強い雷駆です。雷駆の基本方針は、『①敵戦艦に雷撃して数的有利を作る』と『②良隠蔽を活かして敵艦をスポットする』です。
さて、主砲性能はというと、DPS(斉射火力)は高いですが、DPM(分間火力)は低いです。ここで、「魚雷性能は充分だから主砲を強化しよう」と考えるとどうなるでしょうか?
まず、砲特化島風ですが、島風同士の殴り合いには効果があります。島風は駆逐艦の中で一番使用されているので遭遇率が高く、それを逆手に取る作戦ならいいかもしれません。でも、援護射撃が入るかどうかでHP差の逆転はいくらでも可能なので、効果としては微妙です。
次に、味方の援護でHPの減った敵砲駆を、砲戦で素早くトドメを刺せるという利点もあります。しかし、2~3斉射でトドメを刺せるレベルなら、主砲未強化でも微差です。敵の主砲が回っていないのを確認して、引き撃ち態勢を取りながら撃ち合うことが大事であり、主砲の性能というよりも、立ち回りの事前準備ができていれば、主砲未強化でも大丈夫です。
また、敵戦艦や巡洋艦に浸水火災コンボを狙いやすくなるという利点もあります。これは、魚雷を命中させて、敵艦が浸水を修理したのを確認してから、高発火率の主砲を活かした煙幕射撃で火災を立て続けに付けていくという戦法です。ただこれも、トドメが刺せなければ敵艦に逃げられてしまい、さらに自分の位置を敵に知らせてしまうので、次回以降の魚雷が当てにくくなります。
それよりも、雷撃で早く敵戦艦を沈めた方が、味方艦のHPを温存させやすく、味方に有利な状況で敵艦を狙ってもらえます。敵駆に対しては、スポットして味方に撃ってもらった方が、自分で撃って処理するよりもDPMが高いので早く処理できますしHPを温存できて安全です。敵駆逐艦と砲戦をするにしても、DPS勝負で「小突いては隠れる」を繰り返した方が、島風のHPの低さをカバーしつつ、斉射火力の高さを活かせます。敵戦艦や巡洋艦にはトドメが刺せたり浸水火災コンボで大ダメージが見込める場合には砲戦を仕掛けますが、煙幕射撃をしていることが多いので、喧嘩屋の効果が乗らず、主砲未強化でも削り切ったり火災を付けるのには不自由しないでしょう。主砲旋回に関しても、無線方向探知で事前に主砲を向けていれば、エイムに苦労することは無いです。
以上から、砲特化島風にも狙い筋はありますが、それよりも魚雷を強化した方が魚雷を命中させやすかったり、魚雷を流せる機会を逃さずに済むので、素早く安全に数的有利を作り、分かりやすい勝勢に持っていきやすいです。
『①敵戦艦に雷撃して数的有利を作る』と『②敵艦をスポットする』という、雷駆の基本を押さえて、魚雷を強化していった方が、雷駆はわかりやすい勝ち筋を拾えるでしょう。
砲特化朝潮について
基本的には砲特化島風と同様、魚雷を強化した方が、数的有利を早く作ることができ、わかりやすい勝ちを目指せるでしょう。
「朝潮の魚雷は敵駆逐艦に当たらないんだから、敵駆への砲戦は必然で、敵駆に魚雷が当たる島風と一緒にするな」という意見もありますが、島風の魚雷は敵駆逐艦に狙って当てるのは、リアクションタイムの関係上かなり難しいです。よほど敵駆逐艦が警戒していないか、運が良いか、近距離で密集魚雷を流さないかぎり、命中は難しいです。島風の魚雷は命中を見込みやすい戦艦を狙う方が効果的でしょう。
ということで、島風も朝潮も、魚雷を狙う相手は戦艦がメインになります。よって、あとは砲特化島風の話と同じになります。「朝潮同士や陽炎相手には砲特化有利かもしれないけど、援護もらえた側が勝つ」、「HP低い砲駆に素早くトドメさせるかもしれないけど、2~3斉射なら主砲無強化でも微差」、「浸水火災コンボ決めやすいかもしれないけど、主砲無強化でもできる」、という同じような理由により、主砲特化の効果は薄いと判断できます。
よって、朝潮も主砲特化するよりも、魚雷特化したほうがわかりやすい勝ち筋を拾えるでしょう。
雷特化春雲について
砲特化島風や朝潮はたびたび話題に上がるのに、なんで雷特化春雲は話題に上がらないんだろうとは思っていますが(一時期ツイッターで話題になってはいましたが…)一応書いておきます。
結局これは、砲特化島風や朝潮の反対バージョンです。砲駆の基本は『①敵戦艦や巡洋艦に主砲でダメージを与えて数的有利を作る』と『②敵艦をスポットする』です。
で、砲特化島風達と同じ発想でいくなら、魚雷を強化した方が「魚雷で敵戦艦に痛い一撃を与える機会が増える」とか「見えない敵駆逐艦に魚雷を当てれる」とかの利点が出てくると思います。
これらも、結局は効果が低いです。主砲を強化した方が、敵戦艦へ高DPMを発揮させやすく高ダメージを見込めます。また、敵雷駆に対しては、空母やレーダーやヘッドオンでスポットして、味方と一緒に撃ちながら、自分も砲駆由来の高DPMを発揮すればいいです。
よって、砲駆は『①敵戦艦に砲撃して数的有利を作る』と『②敵艦をスポットする』という、砲駆の基本を押さえて、主砲を強化していった方が、わかりやすい勝ち筋を拾いやすいでしょう。
そういう時こそ両用駆!
何のために疾風がいると思っているんですか!可哀想じゃないですか!実際、砲特化雷駆や、雷特化砲駆よりも、両用駆の方がバランスよく性能が高められているので、砲雷両用はしやすいです。
もちろん、細かな違いはあります。例えば、隠蔽が違うとか、魚雷の数が違うとかです。疾風が「砲:雷=5:5」ならば、砲特化島風は「砲:雷=3:7」だから、雷撃に重点を残しつつ砲撃を強化できて価値があるんだとかも言われるかもしれません。
最終的にはプレイヤーの好みにはなりますが、砲特化島風・雷特化春雲・砲特化夕雲・砲特化朝潮に乗るなら、疾風(または晴風)に乗った方が砲雷両用がしやすくてオススメです。
結論
①艦性能から砲駆・雷駆・両用駆・対駆逐型に分ける
②砲駆・雷駆・対駆逐型は長所を伸ばす方針
③両用駆はバランスよく性能を伸ばす方針
④試乗してプレイスタイルからビルドを仮決定
⑤納得いくまで乗って最終決定
こんな感じです。
ビルドはバリエーション豊富でプレイスタイルも人それぞれなので、いろいろあっていいと思いますが、初心者には難しいビルドも眠っています(砲特化雷駆・雷特化砲駆など)。初心者の方は、艦のコンセプト通りにビルドを組んで、わかりやすい狙いを持ちながら戦うと勝ちに繋がりやすいと思います。艦長スキルやアップグレードで悩んでいる人は、参考にしてみてください。