WOWS ソロ駆逐日記

World of Warships(WoWS)の駆逐艦の性能・立ち回り・艦長スキル・プレイの様子などの記事を書いてます。

ソロ駆逐艦の立ち回り ~艦長スキル~

 

『ソロ駆逐艦の立ち回りシリーズ』の第3回目です。今回は駆逐艦の艦長スキルについての記事です。ビルドを考える時の参考にしてみてください。

 

 

 

ビルドを組むときに考えること

艦長スキルとアップグレードを考える(ビルドを組む)時は、①自艦の性能と戦略・②敵艦の性能と戦略・③自分のプレイスタイルを考えると良いです。

 

①自艦の性能と戦略については、弾道が良くて遠距離射撃が強い・HE弾のDPMが高くて火力を出しやすい・消耗品が優秀で敵駆逐艦を倒しやすい、といった具合です。これには、ダメージレースで勝つ・敵駆逐を倒して視界差で勝つ、などの、艦が得意としている戦略も含まれます。こういった艦の性能と得意な戦略を把握して、長所を伸ばしたり、逆に短所を補強したりします。

 

②敵艦の性能と戦略については、敵艦の隠蔽距離・HE弾のDPM・対駆が得意、といった具合に、いろいろな敵駆逐艦(場合によっては巡洋艦や戦艦なども)の性能と戦略を分析します。これらを把握して、自艦の長所や短所を補強したら単独で勝てるのか、勝てないならスポットで対応できるのか、スポットで対応できないなら味方の援護下なら戦えるのか、といった具合に、性能と立ち回りの両面を検討します。

 

③自分のプレイスタイルについては、遠距離射撃がしたい・魚雷を流したい・敵駆逐を倒したい、といった具合に、何がしたいのか・何が得意なのか・どういう戦略で勝ちたいかという、立ち回りの検討に重点を置いて検討します。

 

これら①~③を総合的に検討して、ビルドを組んでいくと、艦の性能を発揮させやすいビルドができます。アップグレードについては第4回目の記事に、ビルドについては第5回目の記事を参照してください。

 

 

↓第4回目 ~アップグレード~

arukutotoro.hatenablog.com

 

↓第5回目 ~ビルド~

arukutotoro.hatenablog.com

 

 

 

 

駆逐基本セットについて

駆逐初心者の方に、どの駆逐艦でもこれを取ってたらひとまず立ち回りが楽になるセットがあり駆逐基本セットと呼ばれています。以下が駆逐基本セットです。

 

予防整備 最後の抵抗 抗堪専門家 隠蔽専門家 無線方向探知

 

予防整備  :主砲・魚雷・主機・舵の機能停止確率の低減
最後の抵抗 :主機・舵が機能停止した際に操作不能に陥るのを防止
抗堪専門家 :生存性の向上
隠蔽専門家 :隠蔽距離の改善
無線方向探知:見えていない敵艦の位置の把握

 

どれも生存性に関わるスキルとなっています。使用ポイントは14で、残りの7ポイントで艦の性能やプレイスタイルに合ったものを取得していきます。駆逐初心者の方は、スキルに迷ったらまずは駆逐基本セットの取得を目指してみてください。「隠蔽専門家」や「無線方向探知」を取得しないビルドもありますが、それについては別記事に書いています。

 

↓隠蔽や無線を取らないビルドについての記事はこちら。

arukutotoro.hatenablog.com

 

 

 

WGのオススメスキルについて

艦長スキルの画面では、WGのオススメスキルとして黄色でハイライトされているスキルがあります。ただし、このビルドはあまりオススメしません。というのも、攻撃力をかなり重視していて、立ち回りが非常に難しいからです。

 

WGのオススメビルドでは、抗堪専門家と無線方向探知を取得していないビルドが多く、攻撃力にかなり重点を置いたビルドになっています。特に抗堪専門家を切ることは、HPがTier2つ下の駆逐艦と同じレベルになってしまうため、駆逐艦の仕事である「生存」が不利になり、立ち回りの難易度が非常に高くなっています。特にソロプレイヤーには難しいビルドと言えるでしょう。

 

島風の推奨スキル(ゲーム内)

 

ということで、ゲーム内のオススメスキルよりも、公式wikiのオススメスキルを参照する方がいいでしょう。オススメの度合いが表記してあるため選択肢の幅が広く、プレイヤースキルやプレイスタイルでビルドを調整する余地があります。また、艦の性能に合致しているスキルがしっかり推奨されています。

 

島風の推奨スキル(公式wiki


ビルドはかなり柔軟に組むことが可能です。これがオススメされているからこれにする、のではなく、艦の性能・戦略・自分のプレイスタイルをしっかり考慮して、でも最終的に迷ったから参考にする、というようにして、自分に合うビルドを組んでいくといいでしょう。

 

 

 

 

 

艦長スキル

艦長スキルについて、所感とオススメ艦を書いていきます。

 

スキルポイント1

予防整備

 

敵の弾が着弾する時に効果を発揮する防御系のスキルです。モジュールが機能停止する確率を低減してくれます。駆逐艦はモジュールが壊れやすく、敵に砲撃され隠蔽に戻る際に主機や舵が壊れたら、それだけ隠蔽に入るのが遅れ、危険な状態になります。また、敵駆逐や敵艦載機から攻撃を受けた際に、主機や舵が壊れたら、魚雷に当たる危険性も増します。結局は確率なので、取得していても機能停止するときはしますが、アップグレードと合わせると50%の低減なので、迷ったら取っておいて損はありません。また、敵駆逐との交戦が多い艦、隠蔽の悪い艦、機動力を重視したい艦なども取得をオススメします。

 

副砲や対空兵装の抗堪性も向上します。こちらは効果量が少ないのでおまけ程度に考えておくといいでしょう。

 

オススメ度:★★★★★

オススメ艦:全ての駆逐艦

 

 

 

敵弾接近警報

 

敵が砲撃した瞬間に効果を発揮する防御系スキルです。敵が自艦をロックして主砲を発射した場合に、被発見状態のアイコンが変化して、警告を知らせてくれます。ロックしていない場合や、副砲は反応しません。警報が表示された場合に回避行動をすればよくなるため、敵艦を砲撃中に周りの様子を確認する必要性が下がり、ズームした状態での砲撃戦に集中することができます。

 

ただし、敵駆逐との交戦中には注意が必要です。というのも、駆逐艦の主砲にも警報が反応するからです。敵駆逐との交戦中に、敵戦艦や巡洋艦から砲撃を受けた場合、どのタイミングで敵戦艦や巡洋艦に撃たれたかが分かりにくく、被弾して大ダメージを喰らってしまう危険性があります。なので、敵駆逐艦との交戦時は、周りの様子も把握しながら、敵援護艦隊の発砲タイミングを見逃さないようにしましょう。

 

オススメ度:★★★★☆

オススメ艦:加減速や転舵性能の良い艦(ソ駆・英駆・仏駆など)・遠距離射撃をする艦(ソ駆・仏駆など)・引き撃ちが得意な艦(日駆など)

 

 

 

装填手

 

主砲の弾種の切り替え時間を短縮する補助系のスキルです。駆逐艦はもともと主砲の装填時間が短く、主砲を撃ってから弾種を切り替えることが多いため、このスキルを取ったからといって撃ち合いが有利になるかと言われれば、効果はかなり薄いと言えます。主砲の装填が遅い駆逐艦や、弾種を頻繁に切り替えて戦う場合はオススメできますが、優先度は低いです。

 

オススメ度:★☆☆☆☆

オススメ艦:主砲の装填が遅い駆逐艦(伊駆など)

 

 

 

消耗品技術者



消耗品の準備時間を短縮する支援系のスキルです。応急工作班と修理班以外の消耗品の準備時間を短縮します。消耗品を主軸にして戦う艦では、取っておいて損のないスキルになっています。特にレーダーやソナーを装備している艦にとっては、強力な消耗品の回転数を上げ、隙を少なくするという意味で、かなり有効なスキルになります。

 

オススメ度:★★★★☆

オススメ艦:消耗品が強力な駆逐艦(Z-52・Z-42・ラグナル・スモランド・グダニスク・リュ―シュンなど)

 

 

 

水浸し

 

浸水発生率を向上させる攻撃系のスキルです。魚雷は駆逐艦の攻撃手段のひとつで、浸水を発生させたら、浸水火災コンボを狙うきっかけにもなるので、攻撃力重視の場合は取得していて損はありません。ただし、元から浸水発生率の高い日駆などでは過剰なスキルになってしまうので、浸水発生率の低い欧駆や独駆でオススメです。(※浸水発生率については、公式wikiや、WoWS Fitting Toolで参照することができます)

 

 

オススメ度:★★★★☆

オススメ艦:魚雷の浸水発生率が低い艦(欧駆・独駆など)

 

 

 

歯車のグリスアップ

 

主砲の旋回速度を向上させる攻撃系のスキルです。主砲旋回が遅い駆逐艦は多くいて、特に遠距離射撃型の砲駆に多くいます。また、日駆も主砲旋回が遅い特徴があります。敵駆逐を素早く補足し、回避運動をしながらでもロックを外さないようにし、近接戦闘でもロックが外れにくくできるので、有用性は高いです。

 

主砲の旋回に関しては、無線方向探知であらかじめ位置を補足することで、敵駆逐艦を素早く補足することは可能です。しかし、旋回速度自体は改善されないので、残りの2つのメリットについては、このスキルとアップグレードでしか改善できません。よって、砲撃戦重視の場合で、主砲旋回の遅い駆逐ではオススメ度が高いです。

 

オススメ度:★★★★★

オススメ艦:主砲旋回が遅い艦(独第二など)

 

 

 

 

スキルポイント

最後の抵抗

 

主機と舵が機能停止になった場合に操作不能に陥るのを防ぐ防御系のスキルです。駆逐艦のスキルの中で、最重要のスキルです。このスキルを取らずに戦場に出た場合、被弾リスク・被雷リスク・空母から狙われるリスクのすべてが大きく上昇し、思った立ち回りができなくなる危険性が非常に高いです。それだけ重要度が高いスキルと言えます。このスキルを取っていない場合は、すぐに取得しましょう。

 

オススメ度:★★★★★

オススメ艦:全ての駆逐艦



 

危険察知

 

敵艦に撃たれる前に効果を発揮する防御系のスキルです。自艦をロックしている敵艦の数が分かるようになります。これによって事前に敵艦艇の数を把握することができます。煙幕を使って遠距離砲撃から煙幕射撃に切り替えたり、砲撃を中断して態勢を立て直したりすることで、ヘイト管理もしやすくなります。

 

モジュールの機能停止確率を20%軽減するなど、艦の性能を引き上げるタイプのスキルではなく、立ち回りをサポートするタイプのスキルなので、立ち回り重視のプレイスタイルの人にオススメできます。

 

ただし、駆逐艦はもともとヘイトが高く、見つかったら敵に撃たれやすいので、ヘイト管理をしっかりできるプレイヤーでないと効果は薄いです。回避が得意なプレイヤーや、煙幕ですぐに隠蔽に入れる艦で取得が検討できます。

 

オススメ度:★★★☆☆

オススメ艦:ヘイト管理が重要な艦(ソ駆・仏駆・英駆など)、立ち回り重視のプレイスタイルで乗りたい艦

 

 

 

特重弾薬

 

AP弾爆雷の威力を増加させる攻撃系のスキルです。爆雷は使用する場面が限定的なので、AP弾の威力の向上がメインの効果になります。スキルポイント3の「主砲・対空兵装技術者」以上の火力強化を見込めるため、AP弾主体で戦う艦にはオススメのスキルと言えます。

 

オススメ度:★★★☆☆

オススメ艦AP弾を主体に戦う艦(独駆など)

 

 

 

消耗品強化

 

ソナー・レーダー・煙幕・エンジンブーストの動作時間を延長する支援系のスキルです。煙幕とエンジンブーストは多くの駆逐艦で標準装備されており、加えてソナーやレーダーの動作時間も延長することができるので、お得感のあるスキルとなっています。

 

煙幕は自衛用に使うことが多いので、動作時間の延長の効果は薄いです。しかし、機動力が重要な駆逐艦にとって、エンジンブーストの動作時間の延長は効果的と言えます。また、ソナーは魚雷の発見のみならず、敵艦をあぶり出すための攻撃手段にもなりますし、レーダーも敵艦を発見できる強力な消耗品です。これらの動作時間の延長もありがたいものになっています。

 

ただし、これらの消耗品の効果時間は、アップグレードでも強化可能ですし、煙幕とソナーに関しては、信号機でも動作時間を延長できるので、艦長スキルに余裕がない場合は、アップグレードや信号機での強化にとどまることが多いです。消耗品が強力な駆逐艦ではオススメできますが、煙幕とエンジンブーストしか装備していない駆逐艦では、スキルの効果は薄く感じるでしょう。

 

オススメ度:★★★☆☆

オススメ艦:消耗品が強力な艦(独駆・欧駆第二など)

 

 

 

高速魚雷

 

雷速を5%増加させる攻撃系のスキルです。雷速が高いと相手に早く魚雷が届くため、魚雷が届くまでに敵が進路変更をしてしまうという状況を減らすことができます。したがって、魚雷の予測線通りに流しても当たりやすくなり、集中雷撃もしやすくなります。また、魚雷が発見されてから着弾するまでの時間(リアクションタイム)も短縮できるので、単純に魚雷を避けにくくすることもできます。

 

魚雷装填手と高速魚雷のどちらか一方しか取る余裕がない場合は、好みにはなりますが、魚雷装填手の方をオススメします。というのも、雷速を向上させるアップグレードだけでも、魚雷を流す基本ができていれば、充分命中が見込めるからです。雷速は確かに雷撃の質を向上させますが、装填時間が長いと雷撃チャンスを逃してしまう場合があります。装填時間を短縮して魚雷を流せる状態にしやすくする方が、優先度は高いと言えるでしょう。

 

※魚雷の当て方に関する記事↓

arukutotoro.hatenablog.com

 

オススメ度:★★★☆☆

オススメ艦:雷駆(日駆・亜駆など)

 

 

 

爆発物専門家

 

火災発生率と爆雷の爆発半径を上昇させる攻撃系のスキルです。潜水艦への爆雷攻撃は状況が限られているので、メインの効果としては主砲の火災発生率の増加になります。遠距離射撃型や煙幕射撃型の駆逐艦にとっては、敵艦に火災を複数個所つけ続け、ダメージを出しつつ隠蔽状態に入らせないことは、ダメージレースで勝つ戦略を取るうえで重要な要素になります。そういった駆逐艦ではオススメのスキルになります。

 

オススメ度:★★★☆☆

オススメ艦:遠距離射撃が得意な艦(ソ駆・仏駆など)・煙幕射撃が得意な艦(秋月型など)

 

 

 

スキルポイント

抗堪専門家

 

HPを向上させる防御系のスキルです。魚雷による即沈を防いだり、HPを使った強気のプレイを可能にします。艦載機の攻撃やレーダー艦からの攻撃を受けても耐えやすくなり、敵駆逐にもアプローチをしやすくなります。

 

抗堪専門家を取得していないと、抗堪専門家を取得したTierが2つ下の駆逐艦と同じくらいのHPになります。例えば抗堪専門家を取得していない島風の17900は、抗堪専門家を取得した陽炎のHPと同じです。それだけ性能を下げてしまっていて、立ち回りを難しくしていると言えます。

 

このスキルを取らずに攻撃系のスキルを取るビルドもありますが、生存することも駆逐艦の重要な仕事のひとつです。取得を強く勧めます。

 

オススメ度:★★★★★

オススメ艦:全ての駆逐艦

 

 

 

管理

 

消耗品の個数を増やす支援系のスキルです。ソナー・レーダー・修理班など、強力な消耗品を装備していたり、消耗品を上手く活用して戦っていく駆逐艦にオススメのスキルです。

 

注意点としては、消耗品を使い切らないと、スキルが無駄になってしまうということです。例えば、煙幕とエンジンブーストのみを装備している日駆などでは、艦載機に狙われない限り、消耗品を余らせてしまうことがあります。

 

ただし、消耗品が余るか余らないかは、プレイヤーの立ち回り次第なところがあります。何戦かプレイしてみて、消耗品が足りないと感じたら管理を取得して、管理を取得しても余らせてしまっているようだったら、他のスキルに振りましょう。

 

オススメ度:★★★★☆

オススメ艦:ソナー・レーダー・修理班などを装備している駆逐艦(英駆・独駆・ソ駆・欧駆第二など)

 

 

 

榴弾用慣性信管(IFHE)

 

HE弾の装甲貫通力を強化するかわりに、素の火災発生率が半減するという、攻撃系のスキルです。例えば、秋月の場合、素の装甲貫通力は30mm・火災発生率は5%ですが、IFHEを取得すると、装甲貫通力が38mm・火災発生率は2.5%になります。ここで、信号機を装備して、爆発物専門家も取得すると、装甲貫通力が38mmの状態で、火災発生率を4.5%まで伸ばすことができます。

 

IFHEを取得した場合、戦艦や巡洋艦の艦首艦尾の装甲を貫通できるようになる駆逐艦がいくつかいます。しかし、もし装甲が貫通できない場合は、艦を弱体化させるだけなので注意が必要です。マッチする戦艦と巡洋艦の装甲を港で調べ、IFHEを取得して貫通できるかどうか調べ、貫通しないようだったら取得はしないようにしましょう。また、そもそも戦艦や巡洋艦を撃つのが適している駆逐艦なのかも考慮する必要があります。遠距離射撃や煙幕射撃が得意な艦でないなら、取得はしなくていいでしょう。

 

オススメ艦としては、秋月型とフェンヤンでの取得をオススメします。煙幕射撃型の駆逐艦で、秋月型は戦艦の艦首艦尾を、フェンヤンは駆逐艦の装甲を貫通できるようになるからです。しかし、これらの艦でも、IFHEを取得するかどうかの議論は多くあります。実際のところはプレイヤーの好みと言えます。

 

というのも、「主砲ダメージで削るか」対「火災ダメージで削るか」の違いになるからです。IFHE有りは、縦を向いた敵へのダメージ量が伸びやすいです。IFHE無しは、横を向いている敵への複数火災によるダメージ量が伸びやすいです。敵の姿勢を問わずダメージを出せれる方が良いか、火災を入れやすくして隠蔽に入らせずにダメージを出せれる方が良いか、どちらも甲乙つけがたいです。

 

最終的にはプレイスタイルで決めましょう。自分は「春雲に乗っている時に、煙幕に真っすぐ突っ込んでくる戦艦を削り切れずに負けたことがある」ので秋月型でIFHEを取得しました。

 

(※他にも上手い戦艦乗りのプレイヤーが、「あの秋月、IFHE持ってないから全然戦艦削れてないじゃん」って言っていたのが印象に残っているのでIFHEを取得しています。)

 

オススメ度:★★★☆☆

オススメ艦秋月型・フェンヤン

 

 

 

アドレナリン・ラッシュ

 

HPの減少量に応じて火力を強化する攻撃系のスキルです。HPが半分の時に、主砲・魚雷の装填時間が-10%になるので、HPしだいで「恐れ知らずの喧嘩屋」と「魚雷装填手」の効果を両方取得しているレベルの強化になります。火力強化をしたい場合に悩んだら、これを取っておくといいと言われるくらいです。

 

問題点としては、HPが減らない限り効果を発揮しないことです。よって、隠蔽を常に保って戦うプレイスタイルの場合は、効果が薄いと感じるでしょう。自分がどれだけHPを使って戦っているかを考慮したうえで、取得するかどうか判断しましょう。

 

オススメ度:★★★★★

オススメ艦:全ての駆逐艦

 

 

 

魚雷装填手

 

魚雷の装填時間を短縮する攻撃系のスキルです。魚雷を流しやすくなりますので、雷駆でオススメです。雷駆でアドレナリン・ラッシュとの択一になった場合は、雷駆は隠蔽を保って戦うことが多く、HPを温存させやすいので、HPが減らないと効果を発揮しないアドレナリン・ラッシュよりは、最初から効果を発揮できる魚雷装填手の方が恩恵が大きいでしょう。

 

オススメ度:★★★★★

オススメ艦:雷駆(日駆・亜駆など)

 

 

 

主砲・対空兵装技術者

 

主砲の装填時間を短縮し、対空継続ダメージを強化する攻撃系のスキルです。主砲装填時間の短縮量が5%と「恐れ知らずの喧嘩屋」の半分で、その割にスキルポイントが3つ必要という、費用対効果が悪い評価をされがちなスキルです。また、「アドレナリン・ラッシュ」と比較しても、効果が薄いと言われがちです。

 

しかし、「恐れ知らずの喧嘩屋」が被発見状態でないと効果を発揮しないのに対して、「主砲・対空兵装技術者」は、どんな状況でも常に効果を発揮する強みがあります。よって、煙幕で姿を隠しながら砲撃する艦の火力強化にはオススメです。煙幕射撃型の駆逐艦で、「アドレナリン・ラッシュ」との併用をオススメします。

 

 

オススメ度:★★★☆☆

オススメ艦:煙幕射撃型砲駆(秋月型・独駆第二など)

 

 

 

スキルポイント

幻惑

 

発見された後の15秒間、敵の主砲散布界を増加させ、艦艇の速度を向上させる支援系のスキルです。効果が発動中は画面にアイコンが表示されます。効果時間は15秒間なので、発砲ペナルティでの隠蔽悪化の20秒間よりも、5秒短くなっています。

 

効果としては賛否がありますが、短時間のスポットに対する防御に有効です。レーダー艦・敵艦載機・敵駆逐艦・敵潜水艦によって発見された後の、敵艦隊からの砲撃を軽減しやすくなります。よって、隠蔽を活かす立ち回りをする雷駆でオススメです。

 

また、DPS勝負を仕掛ける艦や、ショートバースト煙幕やパンアジア製の煙幕を所持している艦なども、短時間で砲撃を切り上げて隠蔽に入りやすいので有力です。

 

さらに、隠蔽が若干悪いけど対駆逐が強力なギアリング・Z-52・デアリングなどは、被発見後に速度増加の恩恵で、敵の雷駆を発見しやすくなります。効果時間は短いですが、距離を詰めたい場合に有効になるので、対駆逐を重視したいプレイヤーは取得候補に挙がります。

 

以上から、DPMを活かした継続的な砲撃戦を行う艦では取得は不要ですが、幅広い駆逐艦で取得が検討ができるスキルとなっています。

 

注意点としては、主砲の散布界自体が確率なので、弾が当たる時は当たります。ですが、レーダーを装備している欧駆第二ツリーの出現で、有用性も高まってきています。スキルポイントが4つ必要なので、費用対効果が低いという評価もありますが、敵駆逐艦・レーダー艦・艦載機からのスポットで発見され、敵援護艦隊の砲撃を受けて大ダメージを頻繁に受けてしまっているプレイヤーには、オススメのスキルと言えます。

 

オススメ度:★★★★☆

オススメ艦:雷駆・煙幕の回数が多い艦(英駆・亜駆など)・対駆逐型砲駆(米駆・英駆・独駆など)・駆逐艦の立ち回りに不安がある人

 

 

 

隠蔽処理専門家

 

隠蔽距離を改善する防御系のスキルです。隠蔽距離が短くなると、スポットや陣地占領がしやすくなり、隠蔽にも入りやすいため生存性も向上します。基本的にどの駆逐艦でもオススメのスキルです。

 

ただし、遠距離射撃が得意な艦や、近接戦闘が苦手な艦では、隠蔽距離が短すぎると、敵駆逐艦や敵援護艦隊に近づきすぎて、被弾リスクが高くなってしまう危険性があります。こういった艦は、隠蔽専門家を取得せずに戦うこともあります。詳しくは以下の記事を参照してください。

 

↓隠蔽半切りビルドについて

arukutotoro.hatenablog.com

 

 

ソ連駆逐艦のビルドについて

arukutotoro.hatenablog.com

 

 

オススメ度:★★★★★

オススメ艦:全ての駆逐艦

 

 

 

恐れ知らずの喧嘩屋

 

主砲の装填時間を10%短縮する攻撃系のスキルです。効果量が大きく、主砲をメインに戦う駆逐艦でオススメです。ただし、注意点として、被発見状態でないと効果を発揮しません。よって、姿を晒しながら戦う砲駆ではオススメですが、煙幕で姿を隠しながら戦う煙幕射撃型ではあまりオススメしません。

 

オススメ度:★★★★☆

オススメ艦:遠距離射撃型(ソ駆・仏駆など)、姿を晒しながら戦う駆逐艦(レーダーを装備した亜駆など)

 

 

 

無線方向探知

 

最も近い敵艦の方向を知ることができる支援系のスキルです。隠蔽状態の敵艦のだいたいの位置が分かるため、不意の遭遇戦を防ぐことができ、立ち回りや戦略の幅が広がります。

 

デメリットとしては、敵に「探知された」という表示がされることです。これによって、特に戦艦などは、魚雷を警戒するようになり、魚雷が当てにくくなるデメリットもあります。また、潜水艦に対しては、潜望鏡深度までなら探知可能ですが、作戦深度以上の深さでは探知ができなくなることに注意しましょう。

 

駆逐初心者から玄人までオススメできるスキルです。特にソロでプレイする人にとっては、情報源として非常に重宝するスキルです。ただし、ソ連駆逐艦など、ダメージレースで勝つことに重点を置き、敵駆逐艦へのアプローチは味方と一緒にするといった駆逐艦には、不要になりがちなスキルです。艦の得意な戦略や、自分のプレイスタイルを考慮して、必要か不要かを判断するといいでしょう。

 

↓無線方向探知のテクニック

arukutotoro.hatenablog.com

 

オススメ度:★★★★★

オススメ艦:全ての駆逐艦、立ち回りに不安のある人

 

 

 

素早く静かに

 

隠蔽状態時に艦の速度を向上させるかわりに、主砲の装填時間が悪化する、支援系のスキルです。メリットは隠蔽状態でしか発動しません。しかし、デメリットの方は、隠蔽状態であろうがなかろうが常時発動していることに注意が必要です。

 

艦の速度が上がることで、素早いポジショニングや、敵を補足し続けやすくなり、立ち回りの幅が広がります。また、隠蔽に入る間際に発砲された場合、隠蔽に入った瞬間に艦の速度が上昇するため、自然に加速避けのような状態になって敵艦の弾を避けれることもあります。また、雷駆の場合は、主砲はDPS勝負をすることが多いため、主砲装填のデメリットの影響が低く済みます。よって、隠蔽状態で立ち回ることの多い雷駆には相性が良く、取得をオススメします。

 

オススメ度:★★★★☆

オススメ艦:雷駆(日駆・亜駆など)

 

 

 

主砲・対空兵装専門家

 

主砲の射程を延長させ、対空砲の爆発ダメージも強化する、攻撃系のスキルです。スキルポイントは4つですが、射程延長アップグレードよりも効果が高く、遠距離射撃や煙幕射撃をする砲駆にとっては取得したいスキルと言えます。他のスキルとの兼ね合いもあるため、スキルに余裕がない場合は、射程延長はアップグレードのみとなるビルドもありますが、基本的には効果量の高いこちらのスキルでの強化をオススメします。

 

オススメ度:★★★★☆

オススメ艦:遠距離射撃型(ソ駆・仏駆など)、煙幕射撃型(秋月型など)

 

 

 

おわりに

艦長スキルについての記事でした。艦長スキルはこのゲームを面白くしている要素のひとつです。艦の性能やプレイスタイルを考慮して、いろいろ試行錯誤しながら自分に合った構成を探してみてください。