ソ連嚮導駆逐艦
駆逐艦隊を旗艦として率いる大型の駆逐艦を嚮導駆逐艦と言います。史実ではタシュケントが嚮導駆逐艦だったようですが、Tier10までで実装されているソ連駆逐艦では、ハバロフスク・デルニー・タシュケント・キエフ・ウダロイが性能が似ていて嚮導駆逐艦の仲間と言えます。弾道が低い、最高速が高い、加減速が良い、HPが高い、修理班で回復できる、という特徴から遠距離射撃が得意な部類になります。特に加減速の性能はフランス駆逐艦以上で、ストップ&ゴーでの回避力は他の駆逐艦の追随を許さないほど高性能です。この記事では、そんなソ連嚮導駆逐艦の立ち回りなどを紹介します。
各艦の特徴
ソ連嚮導駆逐艦の特徴として、弾道の低さ、AP弾の威力と貫通力の高さ、最高速度の高さ、加減速の優秀さ、HPの高さ、などが挙げられます。その他の性能は、各艦で若干の違いがあるのでここで紹介します。
キエフ
性能
・DPM:136,800
・射程:12.25km
・魚雷:5連装2基・8km
・体力:16,200
・隠蔽:8.54km
・速力:42.5kts
・転舵:690m・4.8秒
・装甲:無し
・副砲:有り
HPはTier8としては高い数値ですが、船体が大きく被弾リスクが高いことを考えると、少し物足りない数値です。最良隠蔽は6.92kmで、隠蔽特化にするとキャプや敵駆逐へのヘッドオンを狙いやすくなります。転舵性能は5秒を切っていて、転舵半径も700mを切っているので、回避性能は嚮導駆逐艦の中でも高くなっています。
ウダロイ
性能
・DPM:136,800
・射程:12.13km
・魚雷:5連装3基・10km
・体力:18,600
・隠蔽:8.92km
・速力:40.0kts
・転舵:610m・5.3秒
・装甲:無し
・消耗品:修理班と煙幕を両用可能
嚮導駆逐艦の中で全長が一番短く、とてもコンパクトな艦です。転舵半径が610mと島風の690mよりも優れています。煙幕も使用可能で、魚雷も5連装3基で射程が10㎞あるので、遠距離射撃・煙幕射撃・隠蔽雷撃と攻撃手段が多いです。ただし、速力が40.0ktsと嚮導駆逐艦の中では遅く、主砲の射程も短めで、最大で14.56kmと15kmに届かない距離になっています。また、HPが低めなのも注意点です。転舵の良さを活かして回避をしっかりしたり、煙幕射撃を攻防一体で使用したりしないと、他の嚮導駆逐艦より撃たれ弱さが目立ってしまいます。
タシュケント
性能
・DPM:136,800
・射程:12.68km
・魚雷:3連装3基・8km
・体力:21,800
・隠蔽:8.92km
・速力:42.5kts
・転舵:730m・6.1秒
・装甲:無し
HPがTier9としては非常に高くなっています。修理班の回復量も考えると、砲駆としては非常に恵まれた数値になっています。しかし、船体が非常に大きく、転舵性能が悪いため、被弾リスクがかなり高く、立ち回りを間違えると一気にダメージを貰って立て直せなくなる危険性があります。主砲射程は比較的長く、最大で15.22kmと余裕をもって遠距離射撃ができるので、できるだけ遠距離で交戦することで被弾リスクを抑える必要があります。
デルニー
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性能
・DPM:136,800
・射程:13.13km
・魚雷:5連装2基・10km
・体力:22,700
・隠蔽:9.12km
・速力:43.5kts
・転舵:760m・5.0秒
・装甲:50mm
主砲射程・魚雷射程・HP・速力・転舵所要時間が向上し、タシュケントやハバロフスクで存在していた不満点がほとんど解消されています。50mm装甲も付き、駆逐からのHE弾を弾き返すことが可能になっています。ただし、旋回半径が大きいことと、DPMが変化しておらず、Tier10としても砲駆としても低い性能になっています。火力は抑えて取り回しが良くなった嚮導駆逐艦と言えます。
ハバロフスク
個別解説ページ
性能
・DPM:182,400
・射程:11.24km
・魚雷:5連装2基・6km
・体力:22,500
・隠蔽:9.70km
・速力:43.0kts
・転舵:760m・11.1秒
・装甲:50mm
主砲が4基になりDPMが高くなったかわりに、主砲射程・魚雷射程・隠蔽・転舵性能が非常に悪くなっている艦です。50mm装甲はデルニーよりも広い範囲に施されているため、駆逐艦からのHE弾をかなり防いでくれます。高火力・高防御力ですが、転舵と隠蔽と主砲射程の影響で、立ち回りが最も難しい嚮導駆逐艦となっています。
船体の大きさ比較
ウダロイが一番小さく、旋回半径も小さくなっています。次いでキエフが小さいです。タシュケント・デルニー・ハバロフスク・ゾルキーの大きさは、ほとんど同じ大きさです。
煙幕か修理班か
煙幕と修理班のどちらか一方を装備できます(※ウダロイは両用可能)。煙幕を装備して煙幕射撃と遠距離射撃という戦い方でもいいのですが、レーダー艦が居ることや、回避盾運用に適している艦性能を考えると、修理班の方が適しているでしょう。遠距離射撃で敵艦をスポットしながら火力を出せますし、敵弾を回避することで味方の生存性の向上にもつながります。修理班を装備して粘り強く遠距離射撃をする方が、チーム全体にとっての攻撃・偵察・生存の面でメリットが大きいでしょう。
もっと詳しく…
煙幕なら、すぐに一方的な射撃ができると思われがちですが、そうするためには注意点(①敵魚雷②レーダー艦③視界④逆煙幕撃ち⑤主砲射程など)があります。しかし、修理班でも、敵に撃たれない状況(①敵味方艦の種類②数③位置④砲塔の向きなど)を作れば、一方的な射撃は可能です。大事なのは、煙幕でも修理班でも、一方的な射撃には条件を整える必要があるということです。
ここで、煙幕射撃は移動範囲が限定されます。それに対して、修理班持ちの場合、状況を整えれば、移動しながら一方的に射撃することができるので、①被雷リスク小②視界確保可③敵艦を主砲射程内に収容可、といったことができます。よって、一方的に撃てる状況下では、修理班持ちの方がメリットが大きいです。
また、煙幕持ちの場合、敵魚雷やレーダーなどで煙幕を放棄した場合は、修理班無しで回避盾運用をしなくてはいけませんが、修理班持ちは回復しながら回避盾運用ができるため、長時間回避盾が可能になり、味方のHP温存に貢献できます。
さらに、煙幕射撃では視界が味方頼りになりますが、回避盾運用では自分から敵を見に行くことができるため、視界確保にも貢献できます。
ここで、煙幕なら危なくなったらすぐに隠蔽に入れたり、キャプができるといった反論がでてくるかもしれません。しかし、危なくなったら回復しながら退けばいいし、キャプも状況を整えてからすれば問題ありません。そもそも、隠蔽が悪い・転舵が悪い・遠距離でも低弾道、という特性を考えると、煙幕を使って無理にキャプをするより、遠距離から敵巡洋艦や戦艦を押し下げて、数的有利を作ってから堂々とキャプをするほうが、取り返されにくく、ソ駆の特性に合っています。
よって、煙幕よりも修理班の方がオススメです。煙幕で戦えないことはないですが、少なくともソロプレイでは、修理班を装備しての回避盾運用の方がメリットが大きいでしょう。
ビルドの候補
隠蔽を強化して駆逐艦としての仕事をしやすくしている隠蔽ビルド、苦手な巡洋艦よりも隠蔽をよくしつつ火力を強化している隠蔽半切りビルド、隠蔽を捨てて火力を最大強化している隠蔽全切りビルドが候補として挙がります。
隠蔽ビルド
隠蔽アップグレードと隠蔽スキルを取得して最良隠蔽にしたビルドです。隠蔽が7km前後になることで、不利な状況や態勢を立て直したい時に隠蔽に入りやすくなり、敵駆逐艦へのヘッドオンや陣地占領もしやすくなっています。ただし、火力が不足気味になります。
隠蔽半切りビルド
隠蔽アップグレード、または隠蔽スキルのどちらか一方のみ取得するビルドです。DPMがそこまで高くないことを考えると、隠蔽アップグレードを装備して、艦長スキルの『恐れ知らずの喧嘩屋』を取得するビルドの方が、火力を補えてオススメです。隠蔽を8km前後にすることで、敵駆逐に近づきすぎて苦手な接近戦を強いられたり、敵艦隊に近づきすぎて危険な状況になってしまうことを防ぎながら、火力を補っているビルドです。陣地占領や敵駆逐へのヘッドオンは苦手になっていますが、ダメージレースで状況を有利にしてから仕掛ける戦略を取ることでカバーしています。
隠蔽全切りビルド
隠蔽アップグレードも隠蔽スキルも取らず、火力と回避力を向上させたビルドです。隠蔽が9km前後なので、一部の軽巡洋艦よりも隠蔽が悪く、先手を打たれてしまうというリスクがあります。主砲を撃ち続けるため、隠蔽の悪さが気にならないと言えばそうですが、ミスをしたら立て直しが難しく、立ち回りの難易度は非常に高いです。隠蔽全切りビルドは、ソロではあまりオススメしません。
ハバロフスクの隠蔽全切りビルド
ハバロフスクの居隠蔽全切りビルドは、ソロでもオススメできるビルドです。ハバロフスクは、固有アップグレードを装備して隠蔽全切りで戦うビルドもあります。固有アップグレードを装備すると、DPMと主砲射程が向上するので、隠蔽の悪さを主砲火力で補いやすくなっています。ハバロフスクは転舵が悪いので、隠蔽アップグレードのかわりに転舵アップグレードで転舵所要時間を改善させるビルドもあります。
アップグレードの候補
2スロット目
エンジンブースト改良1か、機関室防御か、ダメージコントロールシステム改良1かについてです。エンジンブースト改良1は、エンジンブーストの効果時間を30%増加させ、効果時間120秒が156秒になります。回避盾運用の時間が伸びることは、それだけ戦場で影響力を出せる時間が長くなるので、回避盾運用が得意な人は装備をオススメします。
機関室防御は、主機と転舵の機能停止確率と修理時間を-20%するアップグレードです。艦長スキルの『予防整備』と合わせると、機能停止確率は-50%になります。確率なので機能停止するときはしますが、加減速での回避が重要なソ連駆逐艦にとって、エンジンの故障は一気に回避が難しくなるので、かなりの痛手です。回避盾運用の質を重視したい人や、回避盾運用に不安がある人は装備をオススメします。
ダメージコントロールシステム改良1は、浸水発生率を-3%、火災発生率を-5%するアップグレードです。浸水や火災ダメージは、修理班で回復できることを考えると、装備しなくても大丈夫でしょう。
4スロット目
推力改良1と操舵装置改良1についてです。推力改良1は、加速時における最大出力までの到達時間を-50%します。加減速での回避を頻繁に行うので恩恵は大きく、装備することをオススメします。
操舵装置改良1は、転舵所要時間を-20%します。転舵の重いソ連駆逐にとって、操艦がしやすくなるので有用ではありますが、軽減量が少ないので、物足りなさがあります。操艦を重視する人にはオススメですが、加減速回避を効果的にする推力アップグレードをオススメします。
5スロット目
隠蔽システム改良1か、操舵装置改良2についてです。隠蔽システム改良1は、隠蔽距離を-10%し、敵の砲弾の最大散布界を+5%します。隠蔽半切りビルドでは、このアップグレードを装備して、艦長スキルで『恐れ知らずの喧嘩屋』を取得することで、火力の補強が可能です。隠蔽ビルドや隠蔽半切りビルドでの装備をオススメします。
操舵装置改良2は、転舵所要時間を-40%し、操舵装置の修理時間を‐80%して、修理時間にかかる時間が8秒になります。非常に強力なアップグレードですが、これを装備して隠蔽半切りビルドにすると、艦長スキルで『隠蔽専門家』を取得しなくてはならなくなり、火力の強化がしづらくなります。回避や操艦重視の人や、隠蔽全切りビルドでの装備をオススメします。
戦略と方針
ダメージレースで勝つ
遠距離から主砲を撃ってダメージを出しながら、敵の主砲を自艦に向けさせ、敵弾を回避することで、味方艦艇が集中砲火されるリスクを減らし、HP差や隻数差を作って優勢を築いていく戦略を取ります。どれだけ長く、効果的に砲撃が続けられるかがポイントになります。
序盤は外周
序盤はできるだけ外周に行き、味方艦が内寄り、自艦が外寄りのポジションを目指します。あまり外に開きすぎると、回避盾をするスペースが無くなるので、回避盾をするスペースを意識しながら外周に開きます。敵戦艦がスポットできたら転舵を始めて、引き撃ち態勢をとったら状況を確認します。この時に、低弾道の敵艦艇の数が多く、複数の敵艦から狙われそうだったら回避盾運用はせずに体力を温存します。低弾道艦とは充分距離を離していて安全な場合だったら、回避盾運用を開始します。ただし、やはり複数隻から狙われて回避が難しくなったら、いったん隠蔽に入り態勢を立て直しましょう。
中盤は十字砲火
中盤は味方艦と十字砲火ができる状況を狙って立ち回りましょう。敵艦がバラバラになってくる時間帯なので、逃げ遅れた艦や十字砲火ができそうな艦に狙いをつけて、機動力を活かして十字砲火ができるポジションに着きます。敵の主砲がこちらを向かない限り自艦は安全です。敵の砲塔の向きを確認しながら積極的に砲撃をしましょう。隻数差で有利を作れたら、味方と一緒に敵駆逐艦へのアプローチや陣地占領を開始します。
基本ターゲットは戦艦
基本的なターゲットは戦艦です。戦艦を隠蔽に入らせず、有利に砲撃ができる11km~14kmを目安に戦艦を捉えて遠距離射撃を行います。集中砲火されている戦艦や、あと少しで沈められそうな戦艦が居た場合は、なおのこと優先して砲撃します。HE弾で火災を複数個所つけて、それを消化している間に横からAP弾で大ダメージを出して、応急工作班の効果時間が終わったら再びHE弾で火をつけるなど、敵の態勢・狙う箇所・HPの残り具合で砲弾の種類を切り替えて戦いましょう。
対巡洋艦は相手による
日巡・ソ巡・伊巡などの低弾道の巡洋艦に対してはこちらが不利なので、沈め切れる時や、味方とクロスが組めている時や、隙がある時のみ砲撃を行いましょう。高弾道の巡洋艦は比較的安全なので、回避盾運用をしても構いません。ただし、高弾道の巡洋艦は主砲の装填時間が短いので、回避がしずらくなったらいったん隠蔽に入りましょう。装甲の薄い巡洋艦にはバイタルを抜くチャンスがあります。体力の少ない敵軽巡洋艦の横に近づけたらAP弾を狙ってみましょう。
敵駆逐艦は後回し
味方艦隊の前線で立ち回ることで、敵駆逐艦が前に出られないよう敵駆逐艦の行動を制限しながら魚雷を警戒できます。また、味方艦載機やレーダーなどで敵駆逐を発見したら、遠距離射撃でHPを削ることで、相手に強気な行動をできないようにすることができます。敵駆逐艦を自分から仕留めに行くのは難しいとしても、敵駆逐艦への警戒を行いながら敵の援護艦隊を退けさせることが可能です。隻数差ができ、こちらが有利になるまでは、敵駆逐艦の行動を制限するだけで満足して、優勢を築いてから味方艦と一緒に敵駆逐艦へのアプローチや陣地占領を開始しましょう。
砲撃の優先順位
基本的には11~14kmで戦艦を捉えながら戦いますが、敵駆逐艦が味方艦載機で発見できた時や、バイタルを抜かれて瀕死になった敵艦が居たら状況は変わります。『沈めきれる相手≧味方と集中砲火している相手>駆逐艦=潜水艦>弾道の高い巡洋艦≧重巡洋艦>戦艦>弾道の低い巡洋艦』を目安にターゲットをするといいでしょう。
占領は状況を有利にしてから
制圧戦では陣地占領を考えないといけませんが、隠蔽が悪いので陣地占領には向いていません。序盤は敵駆逐艦に陣地を占領されるかわりに、有利なポジションからダメージで優勢を取りましょう。キャプエリア付近の敵艦を撤退させることに成功したら、敵はせっかく取った陣地を維持することができなくなり、自チームは安全にキャプをすることができます。こうした状況を作ってから、味方と一緒に占領に向かったり、占領は味方に任せて、十字砲火を組める位置に移動したりしましょう。
強化エリアは待ち伏せる
軍拡競争では強化エリアの取得が重要になってきますが、いきなり取りに行くのは隠蔽が悪いためかなり苦手です。取りに行くのではなく、島陰を利用したり、味方のレーダーや艦載機と連携して、敵駆逐艦を待ち伏せて沈めるための強化エリアと考えましょう。いくら強化エリアを取っても、序盤の駆逐差はかなりのアドバンテージになります。敵駆逐が無理に強化エリアを取りに来そうなら沈めることができる位置で回避盾を行ったり、隠蔽を保って待ち伏せを狙いましょう。もし、待ち伏せを警戒してくる艦なら、強化エリアに射線を通せる場所で回避盾を行い、敵駆逐艦を警戒しながらダメージレースで優位を取っていきましょう。
テクニック
テクニック①:回避盾の基本
敵弾を避けやすい回避力の高さ、遠距離でも弾を当てやすい低弾道、修理班による高い抗堪性を活かした遠距離射撃型駆逐艦の戦い方に回避盾運用があります。敵艦を砲撃しながらスポットし、敵の砲撃を回避することで、ダメージレースで有利を築いていく戦略です。
艦長スキルの『敵弾接近警報』を取得していると、敵が主砲を発射した瞬間に警告が表示されるようになります。これとエンジンブーストを使用して、加減速転舵をしながら敵援護艦隊の砲撃を回避しつつ砲撃をしていきます。
加減速は全力加速、全力減速、全力転舵だけでなく、1/4・1/2・3/4速も混ぜて敵のエイムを翻弄するといいです。とにかく、ワンパターンの回避にならないように意識しましょう。
回避盾は、敵の砲撃を分散させ味方への集中砲火を防ぐメリットがあります。その代わり、序盤では敵艦隊が集中砲火をしやすい状況にあるので、回避盾運用をしようとして自分が集中砲火を受けてしまい、中盤以降の仕事ができなくなる危険性もあります。
狙ってくる敵艦が1~2隻程度なら回避盾は可能ですが、3隻以上から狙われる状況では砲撃の回避が難しくなるので、砲撃は控えた方がいいです。そういう場合は、敵の射線を切ったり、充分な距離を離したり、スポットメインで立ち回って、機会を待つ方がいいでしょう。
テクニック②:ストップ&ゴー
加減速の効きが強いソ連駆逐や、緊急エンジンブーストを所持している艦が得意です。敵艦と充分な距離を離している場合は、エンジンブーストを使用していればほとんどの砲駆で狙うことが可能です。敵弾接近警報があればさらにやりやすいです。
まず停止状態で発砲します。そして敵が主砲を発射したら停止状態から加速またはバックをして敵弾を回避し、再び停止状態になります。これを繰り返して敵弾を回避します。
主砲を斉射してくる戦艦や、主砲のリロードが長い巡洋艦に対して有効です。ただし、順射をされると、ストップ&ゴーでは避けきれないことが多いので、敵が順射をしだしたら素直に回避盾運用をしましょう。
テクニック③:1/2転舵
引き撃ち態勢で撤退したい場合や、主砲リロードの短い巡洋艦などに撃たれた場合は、1/2転舵を小刻みに使用すると相手の狙いをズラしやすくなります。全力転舵にしか慣れていない相手には特に有効です。
「A」キーと「D」キーでも調整は可能ですが、デフォルトのキー配置では、「Q」キーと「E」キーを押すと楽に1/2転舵ができます。「Q」キーと「E」キーは、一度押すと舵が固定されるので、解除を忘れると思った以上に旋回してしまうので、注意してください。
もっと詳しく知りたい人へ
砲駆マスターのこーちゃさんが、オススメビルドを踏まえて丁寧に解説されています。ソ連駆逐艦のエッセンスが詰まっています。また、砲駆初心者が躓きやすい射撃前の判断や回避のテクニックについても詳しく解説されています。砲駆に興味を持った方はぜひご覧ください。超おすすめ記事です。
おわりに
サービス開始後まもなくして実装されたソ連駆逐艦ツリー。初期に大暴れしていたハバロフスクを知っているプレイヤーは少なくなりましたが、今でもソ連嚮導駆逐艦はその立ち回りの難しさゆえにあこがれの駆逐艦として存在し続けています。ぜひ乗りこなしてその火力と回避力を堪能してみてください。