Tier9 オランダ駆逐艦 フローニンゲン
- 艦種：煙幕射撃型砲駆
- 入手方法
- 現在の艦長スキルとアップグレード
- 性能詳細
- 基本的な立ち回り
- 具体的な立ち回り
- テクニック ～煙幕射撃の基本～
- 対フリースラント ～スポットして煙幕を使用させる～
- オススメ艦長スキルとビルドの候補
- おわりに
艦種：煙幕射撃型砲駆
ヨーロッパ駆逐艦のフリースラントと、姉妹艦であるオランダ駆逐艦のフローニンゲンです。どちらも性能は同じで、現在はフリースラントが入手不可になっています。プレミアム艦艇です。主砲性能と対空性能が非常に高く、煙幕とソナーを同時に使用しながら比較的安全に煙幕射撃をすることが可能です。そのかわり、魚雷を装備していません。また、機動力が低く、隠蔽も悪めになっています。戦場を見極めて早めにポジションにつき、煙幕射撃で火力をしっかり出せていけるかがポイントになります。
入手方法
武器庫 228,000石炭
現在の艦長スキルとアップグレード
フリースラント（フローニンゲン）の艦長スキルです。「管理」を取得して、煙幕とソナーの回数を増やしています。また、「アドレナリンラッシュ」を取得して、煙幕射撃中でも火力を強化できるようにしています。「無線方向探知」も取得して、敵駆逐へのヘッドオンもしやすくしています。
性能詳細
主砲
2連装を2基搭載しています。HE弾のDPMがTier9トップで、Tier10と比べても平均以上の数値になっています。主砲の装填時間は1.8秒で、火災発生率も8％あるため、戦艦に火災を付けることには苦労しません。弾道は遠距離では山なりになるので、射程を延長するかはプレイヤー次第になるでしょう。
魚雷
装備していません。魚雷による一撃が無いため、敵艦がプッシュしてきやすいです。また、ダメージを出すには煙幕射撃で火災を発生させながらコツコツ削るしかありません。敵艦が煙幕内に突っ込んできたり、プッシュが激しいようでしたら、早めに逃げましょう。
対空
Tier10ヨーロッパ駆逐艦のハランドやスモランドに次ぐ対空値で、Tier10空母を撃退できるほどの対空火力を誇ります。対空防御砲火も装備しているため、空母戦場で単独で行動したり、味方の対空支援で活躍することもできます。状況にもよりますが、空母戦場でも強気に立ち回り、有利なポジショニングをしていきましょう。
抗堪性
HP17,600と、砲駆としては少ない数値になっています。「抗堪専門家」を取得してもHP20,750で、Tier9の平均値くらいです。煙幕を攻防一体で使用して、体力を温存させながら火力を出していくことが重要になってきます。
隠蔽性
素が8.2km、隠蔽半切りで7.1km、最良隠蔽が6.4kmです。ソナー範囲が5kmなので、被発見即ソナーができず、敵駆逐艦に一方的に発見され続ける危険性があります。敵駆逐艦との会敵時は、自分が有利な状況で会敵するように注意しましょう。
機動性
素で36ノット、信号機込みで37.8ノット、エンジンブーストも装備していないので遅い部類に入ります。転舵所要時間はやや遅いですが、転舵半径は小さめです。影響力を出していくには、早めの判断をしながらのポジショニングが重要になってきます。特に敵戦艦が煙幕内に突撃してきそうな場面では、早めに逃げの判断をしないと、煙幕を突き抜けたときに発見されかねないので、煙幕射撃で落としきれないと判断したら早めに逃げましょう。
消耗品
煙幕・ソナー・対空防御砲火を装備しています。砲撃対策の煙幕・魚雷対策のソナー・艦載機対策の対空防御砲火といった具合に、心もとないHPをカバーできるだけの消耗品を装備しています。
特に煙幕はアメリカ製煙幕と同様に、煙幕の持続時間が長いものになっています。これによって、ソナーを使用しながら長時間の煙幕射撃が可能です。味方が視界を確保してくれているのを確認して、煙幕射撃を狙っていきましょう。
煙幕とソナーを装備しているので、敵駆逐艦に煙幕ソナーを狙っていきたいところですが、隠蔽距離とソナー範囲との差が1km以上離れていて、機動性も悪いため、煙幕ソナーを狙いに行くのは危険です。島を使って距離を詰めた時や、敵駆逐艦が飛び込んできた場合や、確信がある場合のみ煙幕ソナーを狙いましょう。基本的にソナーは、煙幕射撃中や、島裏のスポット用として、防御的に使用する方が良いです。
基本的な立ち回り
序盤は、敵駆逐艦に不利な状況で発見されないように慎重に動きながら体力を温存し、煙幕射撃ができそうな相手を探します。中盤以降は、敵がバラバラになっていることが多いので煙幕射撃をするチャンスが増えます。視界が確保されていることを確認しながら煙幕射撃を積極的に狙っていきましょう。
序盤：スポット、煙幕射撃、敵駆逐を警戒
中盤：スポット、煙幕射撃、陣地の占領、敵駆逐を警戒
終盤：単独行動艦を狙う、陣地の占領と防衛、生存
具体的な立ち回り
序盤 ～体力を温存しながら隙を伺う～
通常戦
序盤は、体力を温存しながらスポットメインで動き、煙幕射撃ができる隙を伺います。外周に開いて敵の進軍を抑えるのも手ですが、機動力が低く外周に開くまでに時間がかかるので、内周寄りから味方支援をしつつ敵艦を射程に入れる方が、影響力を出しやすいでしょう。不用意に前進してくる敵艦が居たら煙幕射撃を狙って敵艦を下げさせ、敵艦隊が引き撃ち態勢で警戒しているようなら、スポットの継続と敵駆逐の魚雷警戒などをします。
隠蔽が悪いため、敵駆逐艦や潜水艦からのスポットには注意が必要です。一方的にスポットされて、防御のためだけに煙幕を使用させられてしまうような状況は避ける必要があります。序盤はできるだけ味方と一緒に行動し、煙幕支援・魚雷警戒・対空支援など支援気味に動くと安全です。突出する場合は集中砲火を浴びないように射線管理をしながら立ち回りましょう。
制圧戦
基本的には通常戦と同じように意識して動きますが、さらにキャプゾーンが絡んできます。ソナーがあるので、島が多い所では島裏ソナーでのスポットを狙いながらキャプをするのも面白いです。しかし隠蔽が悪いので、敵レーダー艦や戦艦のスポットをして、退かせることを目標にした方が安全です。無理にキャプに行くと、消耗品を使用させられたり、体力を消耗して、中盤以降の仕掛けが難しくなります。体力の温存を目標に、安全に立ち回れる選択肢を取りましょう。
軍拡競争
通常戦と同じように立ち回りますが、強化エリアが絡んできます。煙幕とソナーがあるので、強化エリア付近で待ち伏せをするのは強いですが、隠蔽が悪いため、強化エリアを取りに行くのは難しいです。敵駆逐艦が自分の間合いに飛び込んできそうだったら、島などを使って近寄って、煙幕ソナーで罠にかけましょう。
中盤・終盤 ～孤立艦に煙幕射撃～
通常戦
序盤と異なり、敵艦隊がバラバラになっていることが多いので、煙幕射撃を狙える体勢の艦が多くなります。敵艦が退き撃ち態勢でないなら、視界が確保されていることを確認して、煙幕射撃を狙いましょう。できるだけ味方とクロスを組んだ状態で、2隻以上を主砲射程に入れながら仕掛けると成功しやすいです。また、10㎞前後で敵艦を捉えると主砲も当てやすいです。ただし、敵艦が煙幕内に突撃してきそうな場合は、機動力が低いので、早めに離脱の判断をしましょう。
敵が下がっていっている場合は、包囲殲滅ができるように敵をマップ中央側に寄せていきます。反対方向の見方も同じように押せていたら勝勢で、包囲殲滅がしやすい理想形と言えます。
敵に押し込まれた場合は退かないといけません。反対側の味方も押されている場合は、マップ中央側に逃げるのではなく、マップの南北に逃げるようにすると、反対方向の味方と挟み撃ちがしやすく、カウンターを決めやすいです。
逆に反対側の見方が押している場合は、引き撃ちで敵の進撃を遅らせながらマップ中央側に逃げるといいです。この場合は、開戦時は南北で敵チームと向かい合ってましたが、今度は東西で向かい合う形になるので、仕切り直しがしやすいです。
制圧戦
通常戦の包囲殲滅の考え方に加えて、キャプエリアを取るかどうかが関わります。序盤に敵艦を充分撤退させることができていれば、キャプを狙いに行って大丈夫です。また、味方に取ってもらって自分はスポットと煙幕射撃を狙うのも良いでしょう。ひとまず、キャプ付近に居たレーダー艦を排除できれば、隠蔽が悪くてもキャプのチャンスはあります。また、序盤にキャプが取れていた場合は、煙幕ソナーを駆使しながら敵駆逐艦がキャプを取り返しに来たところを待ち構えることもできます。敵艦の様子を伺いながら、キャプを取るか、押し込むか、待ち構えるかを判断しましょう。
基本的にはキャプが敵よりも多く取れている方が優勢になります。キャプを多くとった後は包囲殲滅ができそうだったら押し込んでもいいのですが、カウンターには気をつけて深追いをしないようにしましょう。
軍拡競争
中央にキーエリアが出現する1分前にアナウンスがあるので、そのアナウンスがあったら、マップ中央に移動しましょう。その頃には敵がバラけてスポットがしづらくなっていると思います。中央のキーエリアは、制圧したら勝勢になるので、スポットや砲撃よりもキャプを優先してもらって大丈夫です。
敵駆逐が残っていたら、中央で駆逐戦になります。HPが充分に有利な場合は敵駆逐と1対1をしてもいいですが、そうではない場合は安全策を取って味方と合流してからでいいです。それまでは踏み合いをしつつ味方の合流を待ちましょう。
テクニック ～煙幕射撃の基本～
フリースラントは魚雷を持っていないため、火力を発揮するには主砲で撃ち続けるしかありません。しかし、機動力が悪いため、回避盾運用よりは煙幕射撃を中心に組み立てる必要があります。火災を複数個所につけたり、貫通する場所を狙ったり、AP弾も織り交ぜたりしながら、煙幕射撃でしっかりダメージを出していきましょう。
煙幕射撃をする場合は、まず煙幕射撃が効果的な敵艦が射程内に居るかを確認しましょう。敵艦がゆっくり前進して来ているか、島に貼りついている時か、横を向いている時に狙うのが効果的です。射程ギリギリや逃げている艦には効果がほとんどありません。煙幕の効果時間中に継続して攻撃できる艦がいるかどうか確認して煙幕射撃をしましょう。また、複数の敵艦を射程に収めておくのも、スポットが無くなった時に別の艦を狙うことができるので効果的です。
また、煙幕射撃の注意点として、味方がスポットをしてくれているかを確認して、煙幕で味方の視界を遮らないようにしながら煙幕射撃をしましょう。せっかく煙幕を使用しても、視界が無いと撃つことができません。ミニマップなどで味方が視界を確保しているか確認してから煙幕を使用しましょう。
さらに、敵駆逐艦が近くに居る場合は、魚雷に注意しましょう。敵駆逐艦は煙幕射撃をしているところに魚雷を流してくることがかなりあります。フリースラントはソナーがあるため、ある程度安全に煙幕射撃ができますが、エンジンブーストが無いため、無警戒だと当たってしまう可能性があります。敵駆逐艦の魚雷が流れたのを確認してから煙幕射撃に移行するか、魚雷の脅威が無い所で煙幕射撃をするか、魚雷が流れて来そうな方向に艦尾を向けて煙幕射撃をすると、より安全に煙幕射撃をすることができます。
そして、敵艦が発砲炎を頼りに煙幕内に主砲を撃ってくる場合もあります。この場合は、煙幕内で前後運動など回避行動を取ることである程度は回避ができます。この回避運動をするスペースを確保するためにも、煙幕はできるだけ広い範囲に撒くようにしましょう。ただし、敵艦が弾を当ててくるようでしたら、煙幕射撃は中断して煙幕から出てスポットをする方が良いでしょう。
煙幕射撃のバリエーションについてはコチラの記事を参照してください↓
対フリースラント ～スポットして煙幕を使用させる～
砲火力が強力なフリースラントですが、有効な場所で煙幕射撃ができないと、煙幕射撃の意味がありません。敵フリースラントに自由に煙幕を使用させないように、一方的にスポットをして味方艦隊の集中砲火を浴びせましょう。敵フリースラントに煙幕を使用させて撤退させることができれば満足です。
敵フリースラントの方が隠蔽が良い場合は、ダメージレースで勝つことを目標にしましょう。また、煙幕射撃をし始めた場合は、煙幕内へ予測撃ちするのも面白いです。フリースラントは主砲を撃つ間隔が短いため、発砲煙を頼りに煙幕内の位置を予測しやすいです。他の駆逐艦よりも当てやすいということを覚えておくと良いでしょう。
注意すべきは、ソナー範囲に入らないことです。特に煙幕射撃中はソナーを使用していることが多いです。ヘッドオンをしてそのままソナー圏内に入ってしまったり、煙幕射撃中に迂闊に近寄ることの無いようにしましょう。
オススメ艦長スキルとビルドの候補
オススメ艦長スキル
管理：消耗品の回数の増加
アドレナリン・ラッシュ：主砲火力の強化
主砲・対空兵装専門家：主砲射程の強化
オススメは煙幕射撃と相性の良い「管理」と「アドレナリン・ラッシュ」です。煙幕射撃を主軸にして戦うため、煙幕とソナーの数を「管理」で増やして、体力が減っても煙幕で姿を隠しながら火力強化のできる「アドレナリン・ラッシュ」を取得すると良いでしょう。
「主砲・対空兵装専門家」は、ソ連レーダー範囲外から煙幕射撃をすることが可能になります。ただし、弾道が高くなるので、当てにくくて結局近づいて撃ってしまっているという方は、他のスキルに回した方が良いでしょう。
おわりに
「弾幕薄いよ！何やってるの！」
主砲と対空火力が強力で、自分の得意な状況では一方的な火力を押し付けることができますが、魚雷が無いために大型艦への一撃に乏しく、隠蔽と機動力が悪いため、立ち回りも比較的難しい艦と言えます。自分の得意な状況に持ち込めるように、早めの判断をしながら、チャンスを逃さないように戦場に目を光らせましょう。
