- 艦種:砲撃型駆逐艦(煙幕射撃型)
- 現在の艦長スキルとアップグレード
- 現在のビルドの性能詳細
- 基本的な立ち回り
- 具体的な立ち回り
- テクニック ~敵駆逐艦の魚雷が流れたのを確認してから煙幕射撃~
- 対北風 ~迂闊なヘッドオンは厳禁&煙幕射撃をさせない~
- オススメ艦長スキルとビルドの候補
- おわりに
艦種:砲撃型駆逐艦(煙幕射撃型)
Tier9日本駆逐艦の北風です。機動力が高くなった秋月で、アップグレードが搭載できるため火力も向上しています。主砲火力が非常に高く、煙幕射撃を得意としています。また、魚雷の装填時間は長いですが、射程12㎞の6連装魚雷を搭載していて、魚雷装填ブースター(TRB)と合わせると制圧力の高い隠蔽雷撃が可能です。
現在の艦長スキルとアップグレード
「榴弾用慣性信管(IFHE)」を取得して、戦艦や巡洋艦の艦首・艦尾にダメージを出しやすくしています。ここは、「管理」や「主砲・対空兵装技術者」や「主砲・対空兵装専門家」などにしてもいいと思います。魚雷を当てやすくするために、アップグレードで雷速を向上させていますが、主砲精度を上げるアップグレードでもいいと思います。
現在のビルドの性能詳細
主砲
主砲は2連装砲4基で、主砲のDPMはTier9トップクラス(19,2000でTier9で2位)です。弾道も12㎞以内は低いため弾が当てやすくなっています。射程延長も考慮できますが、12km以遠は弾道が山なりになるので、戦艦以外に命中させるのはかなり難しいです。
HE弾は貫通力に優遇があり、素で30㎜の貫通力を誇ります。また、火災発生率も5%あり、砲門数と装填時間の短さから、火災を発生させるのも得意としています。「榴弾用慣性信管」を取得して貫通力をさらに強化し、戦艦や巡洋艦の艦首艦尾を貫通できるようにするビルドもあります。
AP弾は小口径のため、敵駆逐艦にも貫通弾を出せます。ただし、跳弾優遇などはないので、他の艦と同様に、跳弾される角度ではHE弾を使用しましょう。
射角は可もなく不可もなくといった感じです。DPMが高い艦ではありますが、主砲配置が前方2基・後方2基なので、真正面や真後ろを向けた状態だとDPMが1/2になることは頭に入れておいた方がいいでしょう。
魚雷
射程10㎞(初期魚雷)と12㎞(後期魚雷)と8km(F3魚雷)を搭載できます。魚雷発射管は6連装魚雷が1基です。6連装なので魚雷装填時間は非常に長くなっています。
12km魚雷は、主砲射程とほとんど射程が同じなため、砲撃する距離感のまま雷撃を狙いやすく、非常に使いやすい魚雷になっています。日駆の魚雷らしく高威力ですがリアクションタイムが若干悪い性能になっています。他国の魚雷と比べて避けられやすい魚雷ではありますが、敵艦の真横が取れれば命中が見込める魚雷になっています。魚雷を狙うときはTRBも合わせて使用していきましょう。
8km魚雷は、高速・高威力魚雷ですが、短射程なため使い勝手は悪いです。8km魚雷を狙う距離感は、砲撃をする際には敵艦と近すぎて危険なため、基本的には12km魚雷をオススメします。「砲撃する時はこの距離感・雷撃する時はこの距離感」といった、立ち回りにメリハリがつけれる人にとっては、強力な武器になるでしょう。
対空
Tier8空母相手なら敵艦載機へ手痛いダメージを与えられますが、単艦でTier10空母の艦載機を撃退できる程ではありません。また、北風は船体が大きいため、敵艦載機に狙われると回避が難しい場合があります。危ない場合は煙幕を使用したり、味方の近くに戻るなど、基本的な艦載機対策は怠らないようにしましょう。
抗堪性
HPはTier9でトップクラスで、Tier10並みにあります。ただし、船体が大きいので被弾しやすく、うかつな行動をしていると一気にダメージを貰ってしまう場合もあります。大ダメージを受けないように敵艦の射線に注意しながら立ち回れると、HPの優位を作りやすいでしょう。
機動性
機動性は秋月型では最も良いです。秋月や春雲は機動性の悪さから巡洋艦チックでしたが、北風は駆逐艦として快適に乗ることができます。船体が大きいため、やや早めに転舵の判断をしたり、態勢を整える必要がありますが、基本的には扱いやすいでしょう。
隠蔽性
隠蔽性は最良で6.1㎞です。マッチ帯ではTier8・Tier9駆逐相手に先手を取られることがありますが、砲駆としては破格の隠蔽性で、主砲火力の高さから敵駆逐艦狩りがしやすい艦になっています。
消耗品
煙幕・エンジンブースト・魚雷装填ブースター(TRB)を装備可能です。性能は日駆標準のもので、特に使いにくさなどはありません。
基本的な立ち回り
隠蔽を活かしながらスポットをして、隙があれば敵駆逐狩りや煙幕射撃や隠蔽雷撃を狙っていくのが基本になります。特に敵駆逐艦の排除は、煙幕射撃時に魚雷警戒をしなくて済むので、早めに狙えると有利になります。
序盤:スポット&魚雷、煙幕射撃、陣地占領、敵駆逐を警戒
中盤:スポット&魚雷、煙幕射撃、陣地占領、敵駆逐へのヘッドオン
終盤:単独行動艦を狙う、陣地の占領、生存
具体的な立ち回り
序盤 ~射線管理できるならヘッドオン・そうでないなら引き撃ち態勢~
通常戦
主砲火力が高く、隠蔽も砲駆としては良いので、敵駆逐艦にヘッドオンをして敵駆逐狩りを狙いたいところです。ただし、船体が大きいので、敵巡洋艦や戦艦の射線が通っている場所で敵駆逐艦と会敵すると、かなり被弾してしまい不利になります。
島などで敵巡洋艦や戦艦の射線を切ることができていたら、敵駆逐艦にヘッドオンを狙い、それが難しいようだったら無理せず引き撃ち態勢を取り、敵駆逐艦が飛び込んでくるのを待ち構えましょう。
敵駆逐艦を撃沈または追い払うことができたら、煙幕射撃のチャンスがあります。敵駆逐艦が撤退し、敵駆逐艦が苦し紛れに流した魚雷が確認できたら、煙幕射撃を狙いましょう。敵駆逐艦の魚雷のリロード時間中に煙幕射撃をするのがポイントです。
制圧戦
基本的には通常戦と同じように意識して動きますが、さらにキャプゾーンが絡んできます。隠蔽が良いので、先制キャプを狙いにいくことができますが、船体が大きいので敵駆逐艦の牽制魚雷や、レーダー・艦載機での被発見には十分注意が必要です。安全策を取りたい場合は、外周からスポット&魚雷と煙幕射撃で攻めて、キャプ周りの形勢を有利にしてからキャプを取りましょう。
軍拡競争
隠蔽が良いので、強化エリアの取得は狙いやすいですが、船体が大きいので、敵の魚雷や迂闊な被発見が命取りになります。強化エリアを取りに行く場合は、敵艦が待ち伏せている可能性を充分考慮して、警戒しながら立ち回りましょう。
中盤・終盤 ~煙幕射撃のチャンス~
通常戦
敵がバラバラになっている時間帯です。敵駆逐艦が離れていたり、敵戦艦が孤立している場合が多いので、安全に煙幕射撃をするチャンスです。視界が確保されていることを確認して、煙幕射撃を狙っていきましょう。
敵駆逐も孤立しだす時間帯です。HPが温存できている場合は、敵駆逐艦に強気でヘッドオンを狙っていきましょう。HPが不安な場合は無理はせず味方と一緒に動き、空母やレーダー艦でスポットしたところを援護射撃していきましょう。
敵が下がっていっている場合は、包囲殲滅ができるように敵をマップ中央側に寄せていきます。反対方向の見方も同じように押せていたら勝勢で、包囲殲滅がしやすい理想形と言えます。
敵に押し込まれた場合は退かないといけません。反対側の味方も押されている場合は、マップ中央側に逃げるのではなく、マップの南北に逃げるようにすると、反対方向の味方と挟み撃ちがしやすく、カウンターを決めやすいです。
逆に反対側の見方が押している場合は、引き撃ちで敵の進撃を遅らせながらマップ中央側に逃げるといいです。この場合は、開戦時は南北で敵チームと向かい合ってましたが、今度は東西で向かい合う形になるので、仕切り直しがしやすいです。
制圧戦
通常戦の包囲殲滅の考え方に加えて、キャプゾーンを取るかどうかが関わります。序盤に先制キャプを成功させた場合は、外周に敵駆逐艦が展開していることが多いので、外周のカバーに向かいましょう。
後攻キャプを選択し、外周から攻めることでレーダー艦を追い払うことができていたら、味方の援護が受けれることを確認しながらキャプを取りに行きましょう。ポイント差や敵との体力差を考えて、敵の体力がかなり削れて倒しきれそうなら、陣地占領は味方に任せて、スポットや砲撃を継続していくのもいいです。
基本的にはキャプが敵よりも多く取れている方が優勢になります。キャプを多くとった後は包囲殲滅ができそうだったら押し込んでもいいのですが、カウンターには気をつけて深追いをしないようにしましょう。
軍拡競争
中央にキーエリアが出現する1分前にアナウンスがあるので、そのアナウンスがあったら、マップ中央に移動しましょう。中央のキーエリアは、制圧したら勝勢になるので、スポットや砲撃よりもキャプを優先してもらって大丈夫です。
敵駆逐が残っていたら、中央で駆逐戦になります。HPが充分に有利な場合は敵駆逐と1対1をしてもいいですが、そうではない場合は安全策を取って味方と合流してからでいいです。それまでは踏み合いをしつつ味方の合流を待ちましょう。
テクニック ~敵駆逐艦の魚雷が流れたのを確認してから煙幕射撃~
秋月型のよくある沈み方に煙幕射撃中に魚雷を狙われて沈んでしまうというパターンがあります。これを防ぐには、敵駆逐艦の魚雷が流れたのを確認してから煙幕射撃を狙うといいです。敵駆逐艦の魚雷リロード中は魚雷が来ないので、比較的安心して煙幕射撃をすることができます。また、敵の魚雷が来そうな方向に艦尾を向けておくのも効果的です。
ただし、敵駆逐艦が2隻居たり、潜水艦がいる場合もあるので、そう言った場合は迂闊な煙幕射撃はしないようにしましょう。もちろん、レーダー範囲には入らないように気をつけてください。
対北風 ~迂闊なヘッドオンは厳禁&煙幕射撃をさせない~
北風は最良隠蔽が6.1kmと、砲駆にしてはかなり隠蔽が良いため、ヘッドオンをしてしまうとUターンが間に合わず相互発見されて、そのままとてつもない砲火力でボコボコにされて最悪沈められてしまいます。北風が居そうな海域では、ヘッドオンをしないように早めに引き撃ち態勢を取りましょう。
また北風は、砲火力は高いですが船体が大きいため姿を晒しながらの砲撃は苦手です。なので、北風は煙幕射撃を主軸に攻撃を仕掛けてきます。雷駆の場合は、北風が煙幕射撃をしたらそこに魚雷を流して撃沈を狙いましょう。砲駆の場合は、魚雷があれば雷駆と同様に煙幕内に魚雷を流したいですが、魚雷が無い場合は発砲煙を目標にして砲撃したり、無視してダメージレースで勝つことを目標にしましょう。
オススメ艦長スキルとビルドの候補
オススメ艦長スキル
アドレナリン・ラッシュ:火力向上
主砲が強力なので、主砲火力を強化できるスキルがオススメです。また、煙幕の使用回数を増やす「管理」もオススメです。「榴弾用慣性信管」はプレイスタイルによって取るか取らないかが別れるでしょう。
榴弾用慣性信管ついて
「榴弾用慣性信管」は、IFHEとも呼ばれています。火災発生率を半減させる代わりに、貫通力を強化して37mmまで貫通できるようにするスキルです。32mmの装甲を貫通できるので、Tier8以降の巡洋艦や戦艦の艦首艦尾にHE弾でダメージを出しやすくなります。
デメリットもありますが、メリットもあるスキルになっています。これを取る人もいれば、取らずに「アドレナリン・ラッシュ」など煙幕射撃と相性のいいスキルにする人も多く居ます。どちらがいいかはプレイスタイル次第です。
横向きの敵艦にはAP弾で貫通できるところを狙い、縦向きの敵艦にはHE弾で上部構造物を狙って戦う人にとっては、火災発生率を半減させてしまうデメリットが響くので「榴弾用慣性信管」は不要でしょう。ただし、「榴弾用慣性信管」を取っていると、敵が縦を向いていても、上部構造物以外で砲弾を貫通しやすくなるので、ダメージを出していきやすいメリットもあります。火災を狙って戦う場合は不要ですが、HE弾で削り切って倒すプレイスタイルの人は取得をオススメします。
おわりに
「Tier10に匹敵する性能の秋月型」
秋月型の中でも非常に扱いやすく、全ての性能がTier10並に高い艦です。しかし、船体が大きく被雷しやすいという致命的な弱点もあります。ぜひ乗りこなして、ポテンシャルを発揮させてください。