WOWS ソロ駆逐日記

World of Warships(WoWS)の駆逐艦の性能・立ち回り・艦長スキル・プレイの様子などの記事を書いてます。

リュ―シュンの日記

Tier10 パンアジア駆逐艦 リュ―シュン




 

 

 

艦種:砲撃型駆逐艦(対駆逐型砲駆・バランス型駆逐艦

ソ連のネウシトラシムイがベースになっているパンアジアのTier10駆逐艦です。煙幕とエンジンブーストの代わりに5.5kmソナーと、駆逐艦としては初めての重修理班を装備しています。砲撃力・雷撃力・隠蔽性が高いレベルでバランスが取れており、乗り手の好みに応じて、砲駆寄りにも雷駆寄りにも調整できるポテンシャルがあります。

 

総HPが非常に高く、粘り強く戦うことができますが、機動力が低く煙幕も無いため、一度のミスで一気に沈んでしまう危険性があります。砲撃力・雷撃力・隠蔽性は充分あるので、HPを上手く使いながら、影響力の出せるポジショニングができるかがポイントになります。

 

 

 

 

 

 

入手方法

造船所イベント(2023年8月17日~2023年11月8日)

※次回開催時期は不明

 

 

 

 

 

 

現在の艦長スキルとアップグレード

現在の艦長スキルとアップグレード

リュ―シュン専用艦長です。主砲・対空兵装専門家を取得して低弾道を活かした遠距離射撃ができるようにしています。また、無線方向探知を取得して敵駆逐艦へのアプローチもしやすくしています。

 

 

 

 

 

 

現在のビルドの性能詳細

主砲

現在のビルドの主砲性能

 

2連装を2基搭載しています。全周砲塔なので、艦を左右に振りながらでも敵艦を狙い続けることが可能です。装填時間が1.5秒と短いので、火力が非常に高いと勘違いしやすいですが、HE弾の威力が1400と低いため、素のDPMは19万7千でTier10で26隻中10位です。平均~平均よりやや高いレベルになります。装填UGで22万台、砲特化して26万台で、装填時間の割にはやや物足りない数値です。また、火災発生率も低く素で5%です。

 

AP弾の威力は高く、DPMは素で31万台でTier10の中では、春雲、マルソーに次いで3位です。貫通力が高いため、敵駆逐艦には過貫通しますが、敵の巡洋艦や戦艦が横を向けていたらAP弾を積極的に使用しましょう。弾道も良いため遠距離射撃も得意になっています。この辺りはグロゾヴォイに似た性能になっています。

 

 

 

魚雷

現在のビルドの魚雷性能

 

11kmの5連装の深度魚雷を2基装備しています。深度魚雷なのでリアクションタイムは短く、素で4.58秒です。ユエヤンの魚雷と比べて射程が2.5km短く、素の雷速も4ノット遅くなっていますが、射程が11kmなので米巡のレーダー範囲外から魚雷を流せます。

 

 

 

対空

現在のビルドの対空性能

 

対空性能は低いです。煙幕とエンジンブーストが無く、機動性も悪いため、航空機の対処は非常に難しいです。あらかじめ速度調整をして敵空母の狙いを外すか、味方の防空圏に戻りましょう。

 

 

 

抗堪性

現在のビルドの抗堪性

 

素のHPは21,000で、抗堪専門家込みで24,500です。重修理班も合わせると、総HPは5万近くになります。ただし、あくまで理論値で、3回目以降の回復はフルで回復できることは稀です。それでも1回の修理班で8000近く回復が可能なので、駆逐艦としては破格の抗堪性と言えます。

 

重修理班の特徴として60秒かけて回復が行われます。1秒で140程度しか回復しないので、短時間での集中砲火を受けきる力はありません。回復総量がネウシトラシムイに似ているからといって、同じように砲撃を受けきれると勘違いしないように注意しましょう。

 

船体も意外と大きく、機動性も悪いので、思ったよりも被弾します。体力が多いとはいえ、油断しないようにしましょう。

 

 

 

隠蔽性

現在のビルドの隠蔽性

 

最良隠蔽が5.8kmで、Tier10の中でも隠蔽性は良いです。ソナーも5.5kmなので、敵駆逐艦に先に発見されても、ソナーで相互発見に持ち込みやすく、砲火力も平均以上なので、HPの多さも活かすことで敵駆逐艦を処理しやすい艦と言えます。

 

 

 

機動性

現在のビルドの機動性能

 

信号機込みで37.8ノットで、エンジンブーストも無いので、艦速は遅いです。また、船体がネウシトラシムイと同じく意外と大きいため、転舵性能も悪いです。被弾しやすい艦と言えるので、敵から充分距離を取って戦う方が安全です。

 

敵艦載機からの攻撃を回避するのが難しいので、あらかじめ速力を落としてから攻撃される間際に加速したり、1/2転舵から転舵を最大にして回避するなど、敵艦載機の狙いを外すような工夫が必要です。また、ソナーを使用していない間は特に敵の魚雷に充分に注意しましょう。

 

 

 

消耗品

現在のビルドの消耗品の性能

 

信号機・水中聴音改良アップグレード込みの消耗品の性能です。重修理班と5.5kmの水中聴音を装備しています。水中聴音の素の動作時間は120秒です。煙幕とエンジンブーストが無いため、とっさの離脱が難しくなっています。敵駆逐艦の動きを予測しながら不利な会敵を避けて、有利な場面では体力を使って砲撃したり、水中聴音で敵駆逐艦を発見したりして、アドバンテージを取っていくのが本筋になります。

 

 

 

 

 

 

基本的な立ち回り

砲撃も雷撃も強力なのでプレイヤーの方針次第と言えますが、基本的には低弾道を活かした遠距離射撃と、戦艦や巡洋艦への雷撃と、敵駆逐の排除を状況によって選択していくようになります。機動性が遅いため、早めの判断が必要です。また、不利な会敵をするとHPの高さを活かせず沈んでしまう危険性があるので、敵駆逐艦や潜水艦の位置予測や、敵艦載機が狙ってきそうかどうかなどの予想をしながら、射程内に敵艦を収めていく必要があります。

 

序盤:スポット&魚雷、遠距離射撃、陣地占領、敵駆逐を警戒

中盤:スポット&魚雷、遠距離射撃、陣地の占領と防衛、敵駆逐へのアプローチ

終盤:単独行動艦を狙う、陣地の占領と防衛、生存

 

 

 

 

 

 

具体的な立ち回り

序盤 ~射線管理をして集中砲火を避ける~

通常戦

修理班で8000回復できるから大丈夫と序盤から強気で行くと、敵駆逐艦・潜水艦・レーダー艦・空母に発見された時に、一気にダメージを受けてしまい、回復が間に合わず最悪沈んでしまいます。序盤は敵艦隊をバラバラにすることを意識して、隠蔽の良さを活かしながらスポット&魚雷や、突出した艦に遠距離射撃をしながら立ち回りましょう。目安としては10㎞~13kmで戦艦を補足していれば大丈夫です。

 

駆逐艦は、射線管理をして1対1に持ち込めるようだったら仕掛けてもいいですが、序盤は敵艦隊も準備万端なことが多いので、敵駆逐艦を追って集中砲火を受ける状況は避けましょう。危険な位置で敵駆逐艦に発砲ペナルティを取られないように、不用意な発砲は避けて、慎重に立ち回りましょう。

 

 

 

制圧戦

基本的には通常戦と同じように意識して動きますが、さらにキャプゾーンが絡んできます。隠蔽は良いので、序盤から陣地占領を狙っても大丈夫です。ただし、レーダー艦の待ち伏せがありそうな場合は、先にレーダー艦をスポットして排除することを考えましょう。キャプゾーンに入る場合、転舵が悪いので敵の魚雷に注意しましょう。早めに引き撃ち態勢にしておくか、すぐ島陰に入れる箇所を確保すると良いです。ソナーを魚雷警戒用として割り切って使用するのも良いでしょう。

 

 

 

軍拡競争

機動性は悪いですが、隠蔽が良く、ソナーも装備しているので、強化エリアの取得も待ち伏せも得意な艦です。ただし、敵レーダー艦や強力な砲駆が待ち伏せている強化エリアは、転舵中に集中砲火を受けないように注意して、無理に取りに行かないようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

中盤・終盤 ~いろいろな選択肢で戦う~

通常戦

序盤と異なり、敵艦隊がバラバラになっていることが多いので、集中砲火を受けるリスクが低くなっています。重修理班の効果を発揮させやすくなるので、遠距離射撃などで弾受けをしながら火力を出していきましょう。また、敵艦の横を突きやすくなるので、AP弾を刺したり、魚雷を狙っていきましょう。

 

敵駆逐も孤立しだす時間帯です。艦速が遅いので、敵駆逐を追うのは苦手ですが、自分の進路上の敵駆逐艦をどかせるイメージで動くと、敵駆逐艦の動きを制限できて味方艦隊を守ることに繋がります。もちろん、不用意な敵駆逐艦には積極的にヘッドオンを狙っていきましょう。

 

敵が下がっていっている場合は、包囲殲滅ができるように敵をマップ中央側に寄せていきます。反対方向の見方も同じように押せていたら勝勢で、包囲殲滅がしやすい理想形と言えます。

 

敵に押し込まれた場合は退かないといけません。反対側の味方も押されている場合は、マップ中央側に逃げるのではなく、マップの南北に逃げるようにすると、反対方向の味方と挟み撃ちがしやすく、カウンターを決めやすいです。

 

逆に反対側の見方が押している場合は、引き撃ちで敵の進撃を遅らせながらマップ中央側に逃げるといいです。この場合は、開戦時は南北で敵チームと向かい合ってましたが、今度は東西で向かい合う形になるので、仕切り直しがしやすいです。

 

 

 

制圧戦

通常戦の包囲殲滅の考え方に加えて、キャプゾーンを取るかどうかが関わります。ポイント差や敵との体力差を考えて、敵の体力がかなり削れて倒しきれそうなら、陣地占領は味方に任せて、スポットや砲撃を継続していくのもいいです。

 

基本的にはキャプが敵よりも多く取れている方が優勢になります。キャプを多くとった後は包囲殲滅ができそうだったら押し込んでもいいのですが、カウンターには気をつけて深追いをしないようにしましょう。

 

特にリュ―シュンは艦速が遅いので、深追いすると味方艦隊の方に戻れなくなったり、キャプゾーンが主戦場になった場合に、影響力を出せなくなります。敵艦を遠距離で補足できる程度にとどめて、戦場を広くカバーできるようなポジショニングを心がけましょう。

 

 

 

軍拡競争

中央にキーエリアが出現する1分前にアナウンスがあるので、そのアナウンスがあったら、マップ中央に移動しましょう。その頃には敵がバラけてスポットがしづらくなっていると思います。中央のキーエリアは、制圧したら勝勢になるので、スポットや砲撃よりもキャプを優先してもらって大丈夫です。

 

敵駆逐が残っていたら、中央で駆逐戦になります。HPが充分に有利な場合は敵駆逐と1対1をしてもいいですが、そうではない場合は安全策を取って味方と合流してからでいいです。それまでは踏み合いをしつつ味方の合流を待ちましょう。

 

 

 

 

 

 

テクニック ~重修理班の使い所~

序盤に強気に敵駆逐艦へアプローチをしたり、不意な会敵をした場合や魚雷を踏んだ場合に、リカバリーとして他の修理班と同じように使用することはあります。しかし、真価を発揮するのは、1対1の状況を作りやすい中盤です。重修理班は60秒かけて回復を行うので、集中砲火を受けにくい1対1の状況では、HP管理がしやすく、「アドレナリン・ラッシュ」を取得していると効果的に火力調整ができます。

 

中盤に、敵駆逐艦と会敵した場合に、重修理班を使用しながら交戦することで、「アドレナリン・ラッシュ」での火力強化の恩恵を受けながら交戦することが可能です。敵駆逐艦の砲火力が強力でない限りは、比較的安全に撃ち勝つことができます。

 

また、敵戦艦や巡洋艦に遠距離射撃をする際に、重修理班を使用しながら砲撃をすることで、弾受けをしながら砲戦をすることが可能です。これによって、ある程度ではありますが、機動力が低くても回避盾運用のようなことができます。

 

せっかく体力を8000近く回復できる修理班が3回も使えるので、試合を通して体力を使い切りながら戦うことが重要です。効果時間が60秒、クールタイムが120秒なので、1つで3分を目安に使用するタイミングを考えましょう。

 

ただし、重修理班があるとはいえ、一気にダメージを貰うと回復が間に合わず危険なので、仕掛ける際は集中砲火を受けないか確認してから行いましょう。

 

 

 

 

 

 

対リュ―シュン ~全員で集中砲火する~

8000回復できるとはいえ、60秒かけてなので、集中砲火をすればネウシトラシムイより沈めやすいです。特にリュ―シュンはエンジンブーストも煙幕も装備していないので、艦載機などで一方的にスポットできれば、姿を隠すことは難しく、機動性が悪く船体も大きいため、砲弾は当てやすいです。

 

逆に集中砲火せずに中途半端に攻撃してしまうと、体力をもりもり回復しながら打ち返されたり、体力をしっかり回復してから再び戻って来たりします。これはリュ―シュンの思うつぼです。

 

隠蔽が良く、ソナーを持っているので、駆逐艦や潜水艦でスポットするのは難しいですが、艦載機やレーダーで発見できれば一気に集中砲火して沈めましょう。

 

 

 

 

 

 

オススメ艦長スキルとビルドの候補

オススメ艦長スキル

アドレナリンラッシュ:火力強化

恐れ知らずの喧嘩屋:主砲強化

主砲・対空兵装専門家:主砲射程延長

 

 

煙幕やエンジンブーストはありませんが、砲撃力・雷撃力・隠蔽性が高いレベルでバランスが良いので、ビルドの幅はかなり広いです。自分のスタイルに合わせて、砲駆寄り・雷駆寄りに調整できるポテンシャルがあります。

 

オススメスキルとしては、HPの調整がしやすいので、HPの減り具合によって火力を強化できる「アドレナリン・ラッシュ」がオススメです。また、主砲の火力を強化できる「恐れ知らずの喧嘩屋」や、主砲射程を延長する「主砲・対空兵装専門家」もオススメです。

 

 

 

ビルドの候補

砲駆ビルド オススメ度 ★★★★☆

砲駆ビルド

「恐れ知らずの喧嘩屋」を取ることで、HE弾のDPMが25万になります。重修理班で体力調整を上手くすると、「アドレナリン・ラッシュ」の効果でさらに火力を強化しながら戦うことができます。

 

無線方向探知は取得していませんが、隠蔽5.8km・ソナー5.5kmなので、自分の好きに動いて、進路上に邪魔な敵駆逐艦が居たらソナーと主砲で排除するという要領で対駆逐ができます。

 

機動力の低さを考慮すると、「主砲・対空兵装専門家」で射程を延長して、射程内に敵艦を入れやすくした方が、影響力を出しやすいでしょう。低弾道の特徴ともマッチしているのでオススメです。

 

 

 

隠蔽半切りビルド オススメ度 ★★★☆☆

隠蔽半切りビルド

隠蔽専門家を取得せずに隠蔽距離6.4kmで戦うビルドです。隠蔽距離とソナー範囲が離れるため対駆逐が難しくなりますが、遠距離射撃でダメージを出して優勢を気付いていく戦術をメインにするので、隠蔽6.4kmで充分というビルドです。もともと低弾道なので遠距離からの火力投射をしやすく、重修理班で体力を回復しながら粘り強く戦うことができます。

 

隠蔽特化したフォレストシャーマンが6.5kmの隠蔽なので、フォレストシャーマンを持っている人には、感覚が近いかもしれません。フォレストシャーマンの煙幕の代わりに重修理班を装備して、SAP弾の代わりにAP弾になっているといったところです。

 

フォレストシャーマンは修理班ではなく煙幕射撃を起点にするので、立ち回りが被ることはそこまで無いですが、気になる方は隠蔽を取得するか、フォレストシャーマンを隠蔽半切りビルドにしてみることをオススメします。

 

 

 

雷駆ビルド オススメ度 ★★☆☆☆

雷駆ビルド

 

自衛のできる雷駆というビルドです。感覚としてはハランドに近いでしょう。ただし、エンジンブーストを持っていないので、集中砲火されないように立ち回る必要があります。「素早く静かに」を取っているので、DPMは下がりますが、それでも21万あるので、重修理班とソナーのアドバンテージを活かしながら数回に分けてアプローチして体力差を作っていけば、だいたいの駆逐艦は処理できます。

 

ただし、前述したようにハランドに近いため、役割が重なってしまいがちです。また、ハランドと違って対空火力が無いため、空母に狙われると思ったようなポジショニングができず、魚雷も主砲も持て余してしまうかもしれません。

 

雷駆のように調整できるポテンシャルはありますが、ハランドと役割が被ると感じる人には、主砲性能を伸ばすビルドをオススメします。

 

 

 

 

 

 

おわりに

 

「元祖ゾンビ艦の進化系」

 

ネウシトラシムイの亜種の名にふさわしい体力お化け艦です。ネウシトラシムイが雷駆だったのに対して、リュ―シュンは主砲が強化されて、進化元とはガラッと変わった立ち回りができます。個人的にはいろいろビルドがいじれる艦だと思っていて、隠蔽半切り砲特化で、煙幕が無くなった代わりに重修理班を手に入れたフォレスト・シャーマンみたいなのも面白そうと思います。ただ、ソロだとやっぱり隠蔽の良さとソナー距離が魅力的なので、隠蔽取りたいですね。無線方向探知は無くてもいいと思いますが。それにしても、パンアジア駆逐艦は共用艦長を作るのが難しいと思ってるのですが、皆さんはどうでしょうか…?

 

※戦績は随時更新予定です