- 艦種:バランス型駆逐艦(対駆逐型砲駆)
- 現在の艦長スキルとアップグレード
- 現在のビルドの性能詳細
- 基本的な立ち回り
- 具体的な立ち回り
- テクニック ~バースト射撃~
- 対バザン ~味方と一緒に or フェイント~
- オススメ艦長スキルとビルドの候補
- おわりに
艦種:バランス型駆逐艦(対駆逐型砲駆)
Tier10でバースト射撃のできる唯一の駆逐艦です。イタリア駆逐のアッティリオ・レゴロに似た船体ですが、隠蔽が6.2kmとTier10平均的になっており、主砲射程も長くなっているため、立ち回りはかなり異なります。また、3番砲塔が全周砲塔になっていたり、魚雷の被発見距離が0.1km悪くなっていたり、主砲の装甲がなくなっていたりと細かな違いもあります。バースト射撃を上手く使いながら、状況に合わせて交戦距離を変えていくのがポイントになります。
現在の艦長スキルとアップグレード
『主砲・対空兵装専門家』を取得して煙幕を使用しながら遠距離射撃をしやすくしています。また、『高速魚雷』を取得して、魚雷を当てやすくしています。ここは『アドレナリン・ラッシュ』を取得してもいいと思います。自分はグロゾヴォイに似た感覚で、遠距離射撃を交えてプレイしています。
入手方法
武器庫で石炭238,000
現在のビルドの性能詳細
主砲
2連装4基を搭載しています。主砲の装填時間は素で5.5秒で、装填UGを付けて4.8秒です。HE弾のDPMは19万台となり、Tier10では平均的なDPMになっています。素の射程は12.6kmですが、弾道が低めで当てやすいので、艦長スキルで射程を15.1kmまで伸ばしています。
バースト射撃
スペイン艦艇の特徴であるバースト射撃が可能ですが、Tier★駆逐艦についているHE弾の威力向上や貫通力向上などはありません。バースト射撃のリロード時間は、素で21秒で、装填UG込みで18.5秒です。約3秒間に主砲斉射を3回行うことが可能ですが、バースト射撃後は大きな隙ができるので注意してください。バースト射撃は3回主砲斉射ができるのでDPSは3倍になりますが、DPMは若干下がるので、長時間砲撃をする場合は、ずっとバースト射撃をするよりもバースト射撃を切って通常モードで砲撃をした方がダメージは伸びます。
魚雷
魚雷は4連装を2基搭載しています。レゴロの魚雷に似ていますが、被発見距離が0.1km伸びています。リアクションタイムは素で7.31秒です。魚雷射程が長いので、レーダー射程外から流すことができますが、雷速が遅いため、置き魚雷の要領で流す方が良いでしょう。
抗堪性
レゴロよりも200低くなっています。砲駆としては充分なHPですが、船体が大きいため被弾も多いです。転舵性能もあまり良くないので、船体を大きく晒してしまって大ダメージを受けて身動きが取れなくなってしまわないように注意しましょう。
対空性能
機銃しか装備していませんが、短距離の対空継続ダメージは意外と高いです。しかし、単独で空母をどうにかできるレベルではありません。空母に狙われた場合は、味方の対空圏に戻るか、煙幕を使用してやり過ごしましょう。
機動性
信号機込みで42ノットと快速です。ただし、旋回半径が730mと大きく、転舵所要時間も5.6秒と悪くなっています。操作感は重めです。船体が大きいこともあって、魚雷を回避することが難しい艦なので、魚雷が来そうな所では慎重に操艦しましょう。
隠蔽性
素の隠蔽距離は7.7kmで、隠蔽半切りで6.9km、最良隠蔽は6.2kmです。レゴロよりも隠蔽が良いので、キャプなどに絡みやすいです。また、バースト射撃も活用して敵駆逐艦にヘッドオンしやすくなっています。ただし、煙幕内発砲時の発見距離は最良でも3.1kmと若干悪いので、近距離戦での煙幕射撃時は注意しましょう。
基本的な立ち回り
序盤:遠距離射撃、スポット&魚雷、敵駆逐へのヘッドオン
中盤:敵駆逐へのヘッドオン、スポット&魚雷、陣地の占領と防衛、遠距離射撃
終盤:単独行動艦を狙う、敵駆逐へのヘッドオン、陣地の占領と防衛、生存する
具体的な立ち回り
序盤 ~敵援護艦隊を10km以遠に収めて戦う~
通常戦
序盤はスポット&魚雷をメインに狙います。主砲射程と魚雷射程の両方に収まるように、10km~13kmを目安に敵援護艦隊を補足しておくといいです。また、可能であれば敵駆逐艦へのヘッドオンや、遠距離からの煙幕射撃を狙ってもよいです。
序盤はある程度、敵駆逐の進路が予測できるので、ヘッドオンからの「バースト射撃⇒煙幕で隠蔽」が可能ですが、相手が警戒して引き撃ち態勢で待たれると効果が薄く、船体が大きいので被弾リスクが高いです。序盤の駆逐狩りは可能であれば狙い、基本はスポット&魚雷で相手艦隊をバラバラにさせることを目標にしましょう。
遠距離射撃も可能であれば狙ってもいいです。『敵駆逐とのヘッドオン⇒バースト射撃⇒煙幕⇒煙幕射撃』といった具合です。敵援護艦隊を主砲射程に収めつつ、煙幕を使用すればすぐに隠蔽状態に入れる形で、敵駆逐とのヘッドオンを狙うのもいいでしょう。
ただし、相手駆逐艦の魚雷が流れたのを確認してからでないと、煙幕射撃中に魚雷を喰らってしまい沈んでしまいます。序盤は煙幕射撃をメインに狙うよりは、敵駆逐狩り用と割り切って煙幕を使用する方が無難です。敵レーダー艦が落とせそうなどチャンスの時は視界に注意しながら狙うと良いです。
制圧戦
基本的には通常戦と同じように意識して動きますが、さらにキャプゾーンが絡んできます。隠蔽は平均的ですが、転舵が悪く船体が大きいので、序盤からキャプに絡むのはあまりお勧めしません。キャプに絡む場合は慎重に操艦しましょう。
基本的にはキャプエリアの近くで待ち構えているレーダー艦をスポットして排除することを意識して、脅威がなくなってから陣地占領に向かいましょう。
軍拡競争
転舵が悪いのと船体が大きいので、強化エリアの取得は少し苦手になります。ただし、バースト射撃があるので、敵駆逐艦へのプレッシャーは大きいです。敵駆逐が強化エリアを取得しようと前進してきている所を待ち構えて、ヘッドオンを狙うのが良いでしょう。
また軍拡競争の序盤は煙幕射撃は控えて、強化エリア取得後の離脱や、敵駆逐艦へのバースト射撃後の離脱に煙幕を温存しておく方が無難です。
中盤・終盤 ~煙幕射撃も視野に~
通常戦
敵がバラバラになっている時間帯なので、敵駆逐狩りを安全に行うことができます。敵駆逐へのアプローチを強めていきましょう。巡洋艦や戦艦に対しては、敵の主砲の向きを確認して、自艦の方向を向いていない時に味方と一緒にクロスを組んで撃ったり、煙幕射撃をすると火力支援ができます。
敵が下がっていっている場合は、包囲殲滅ができるように敵をマップ中央側に寄せていきます。反対方向の見方も同じように押せていたら勝勢で、包囲殲滅がしやすい理想形と言えます。
敵に押し込まれた場合は退かないといけません。反対側の味方も押されている場合は、マップ中央側に逃げるのではなく、マップの南北に逃げるようにすると、反対方向の味方と挟み撃ちがしやすく、カウンターを決めやすいです。
逆に反対側の見方が押している場合は、引き撃ちで敵の進撃を遅らせながらマップ中央側に逃げるといいです。この場合は、開戦時は南北で敵チームと向かい合ってましたが、今度は東西で向かい合う形になるので、仕切り直しがしやすいです。
制圧戦
通常戦の包囲殲滅の考え方に加えて、キャプゾーンを取るかどうかが関わります。ポイント差や敵との体力差を考えて、敵の体力がかなり削れて倒しきれそうなら、陣地占領は味方に任せて、スポットや砲撃を継続していくのもいいです。
基本的にはキャプが敵よりも多く取れている方が優勢になります。キャプを多くとった後は包囲殲滅ができそうだったら押し込んでもいいのですが、カウンターには気をつけて深追いをしないようにしましょう。
軍拡競争
中央にキーエリアが出現する1分前にアナウンスがあるので、そのアナウンスがあったら、マップ中央に移動しましょう。その頃には敵がバラけてスポットがしづらくなっていると思います。中央のキーエリアは、制圧したら勝勢になるので、スポットや砲撃よりもキャプを優先してもらって大丈夫です。
敵駆逐が残っていたら、中央で駆逐戦になります。HPが充分に有利な場合は敵駆逐と1対1をしてもいいですが、そうではない場合は安全策を取って味方と合流してからでいいです。それまでは踏み合いをしつつ味方の合流を待ちましょう。
中央のキーエリアには島があることが多いので、島を利用して「バースト射撃⇒島陰に隠れる」という立ち回りをしていくと、優位に立ちやすいです。ただし、相手も警戒しているので、魚雷や発砲ペナルティには充分に注意しましょう。
テクニック ~バースト射撃~
いわゆるショットガンです。一斉射1.2秒装填を三斉射します。超艦艇のバースト射撃とは異なり、貫通力や威力強化などの特殊な能力はついていません。約4秒間で1万程度のダメージを与えられるので、射線が切れそうな時・煙幕で隠れられる直前・隠蔽に入られる直前・瀕死の敵駆逐艦と遭遇した時・島陰に入る時などに使用すると良いいです。
ただし、リロードが18.5秒かかるため、その間無防備になってしまいます。よって、バースト射撃後は発砲ペナルティへの対処が必要になります。基本的には敵援護艦隊と充分距離をはなしている状況で使用すると被弾を軽減できます。
また、敵駆逐艦とヘッドオンした場合は、バースト射撃後に煙幕を使用したり、島陰に入って即座に隠蔽状態に入ることも考えましょう。このときに艦長スキルの『幻惑』を取得していると、敵援護艦隊からの被弾を軽減できます。また、『管理』を取得していると、煙幕でのリカバリー回数が増えるので、立ち回りが楽になります。
対バザン ~味方と一緒に or フェイント~
駆逐艦で対処するには非常に危険な相手です。隠蔽が平均的なので、ヘッドオンをしてしまいやすく、バースト射撃後にすぐ煙幕で隠蔽に入られたり、こちらのHPが1万を切るとバースト射撃で一気にトドメを刺される危険性があります。
バースト射撃への一番の対策は、味方の援護射撃です。味方の援護が貰える位置で戦いましょう。相手も発砲ペナルティからの被弾を嫌って仕掛けづらくなります。序盤でバザンに遭遇しそうな場合は、引き撃ち態勢でスポットをしながら味方に撃ってもらいましょう。
中盤以降に1対1で遭遇した場合は、バースト射撃中は縦を向けて被弾を最小限に抑えましょう。転舵はバースト射撃のリロード中にすれば充分です。会敵時に焦って全力で転舵をすると、船体を大きく晒している状況でバースト射撃をされて、大ダメージをもらってしまいます。バザンが居そうな海域は、できるだけ引き撃ち態勢で警戒し、前進する場合は、斜めで構えて、バザンに出会ったら一瞬転舵するフリをしてバーストを撃たせてすぐに縦にして回避するなど、フェイントを決めて被弾を最小限に抑えましょう。
オススメ艦長スキルとビルドの候補
オススメ艦長スキル
歯車のグリスアップ:主砲旋回の強化
恐れ知らずの喧嘩屋:主砲強化
管理:消耗品の使用回数の増加
アドレナリンラッシュ:主砲・対空強化
幻惑:バースト射撃後のリカバリー
バースト射撃をよく使うかどうかでビルドが変わってきます。バースト射撃を多用して、駆逐狩りをしていく場合は、リカバリーをするための『管理』や『幻惑』の取得がオススメです。魚雷の射程も長く、体力も多いので、『アドレナリン・ラッシュ』を取得して、後半まで粘り強くプレイするのもオススメです。
バースト主軸ビルド オススメ度★★★★☆
バースト射撃のリカバリーに『幻惑』と『管理』を取得したビルドです。敵駆逐へのアプローチが強くなり、煙幕の回数が増えたことで、攻撃的にも防御的にも使用しやすくなっています。敵駆逐へのアプローチを強めたい人や、バースト射撃をメインでプレイしたい人にオススメです。
おわりに
「ドミネーターSG型プロトタイプ」
Tier10で唯一バースト射撃ができるという面白さがあります。反面、バースト射撃後のリカバリーを考えながら立ち回る必要性があります。さながら冷却が必要な超秘密兵器です。バースト射撃で楽しみたい人は、ぜひ乗ってみてください。