WOWS ソロ駆逐日記

World of Warships(WoWS)の駆逐艦の性能・立ち回り・艦長スキル・プレイの様子などの記事を書いてます。

国別ツリー艦紹介 ソ連:グロゾヴォイツリー編

 

グロゾヴォイツリーの艦艇紹介をする記事です。性能や立ち回りを簡単にですが書いています。ビルドや立ち回りの参考にどうぞ。

 

 

 

グロゾヴォイツリー

Tier8で分岐するツリーです。デルニーツリーとは異なり、豊富な消耗品を装備しています。また、Tier8は雷駆、Tier9は砲駆、Tier10はバランス型と、ティアごとに特徴が変化しているため、デルニーツリーと異なり、前級の艦の特徴を適用させる戦い方が難しくなっています。それぞれの艦の特徴を捉えて乗ることがポイントとなるでしょう。

 

砲駆・雷駆・バランス型のそれぞれの立ち回りやテクニックを知っていた方が良いツリーなので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

arukutotoro.hatenablog.com

 

 

 

 

 

Tier8 オグネヴォイ

艦長スキル

目標の艦長レベルはLv.14~Lv.17。今後も艦長を載せ替えながらグロゾヴォイまで開発を目指すようでしたら、『予防整備』・『最後の抵抗』・『抗堪専門家』・『隠蔽処理専門家』『無線方向探知』・『管理』の取得がオススメです。他には『アドレナリン・ラッシュ』・『恐れ知らずの喧嘩屋』・『幻惑』などがオススメです。

 

性能

最良隠蔽は6.1kmで、マッチ帯の中では平均的な隠蔽になります。主砲の弾道は良いですが、連装砲2基しかなく、DPMはTier8最低クラスです。魚雷は5連装2基になっていますが、雷速が57ktsと遅く、置き魚雷気味の運用になります。雷速アップグレードなどで強化してもいいでしょう。機動力は転舵が悪いですが最高速度は平均的です。消耗品が豊富で、煙幕・エンジンブースト・修理班・対空防御砲火を使用可能です。ただし、使用回数が素で2回となっているので、艦長スキルの『管理』で補いたいところです。

 

 

対空防御砲火について

対空防御砲火を装備していますが、アメリ駆逐艦のものと異なり、対空値の継続ダメージのボーナスは50%どまりです。もともと駆逐艦なので対空力も高くないため、単独での防御は残念ながら防御砲火を使用していても難しいです。味方の対空援護、あるいは頭上を旋回している艦載機を早めに落とすために使用して、他の駆逐艦の立ち回りと同じように、艦載機が近づいてきたら味方の対空圏に戻れる位置をキープしながら戦いましょう。

 

 

 

デルニーツリーとグロゾヴォイツリーの違い

Tier8からキエフとオグネヴォイに分岐します。デルニーツリーのキエフは、これまでのソ連駆逐艦の戦い方が適用でき、以降デルニーまで同様の戦い方が可能です。一方で、グロゾヴォイツリーは、ティアによって性能が大きく変わるので、これまでの戦い方をそのまま適用するのは難しく、それぞれの艦で戦い方を変える必要が出てきます。例えば、オグネヴォイは雷駆、ウダロイは砲駆、グロゾヴォイはバランス型といった具合です。また、グロゾヴォイツリーは消耗品の数が豊富ですが使用回数が少ないという特徴もあります。グロゾヴォイツリーは、今までのツリー艦の特徴に合わせて乗るというよりも、艦の性能に合わせた乗り方を心がけましょう。

 

 

 

立ち回り

基本的には、ミンスクまでの砲駆の立ち回りとは異なり、消耗品が多くて遠距離でも砲弾を当てやすい雷駆として立ち回ります。隠蔽を活かして敵に近づいて魚雷を当てたり、陣地を占領したり、敵駆逐艦巡洋艦をスポットして味方に撃ってもらえると有利になっていきます。味方に援護を要請しておくとなおいいでしょう。中盤以降も修理班によって体力を回復しながら、粘り強くスポットと雷撃を行って影響力を出していくことを目標にします。

 

序盤は、隠蔽がマッチ帯で平均的なので、外周寄りから敵戦艦や巡洋艦をスポットしたり、近づいて魚雷を狙ったり、陣地を占領したりして優位を気付いていきます。日駆など自艦よりも隠蔽がいい艦が相手の場合は、あらかじめ引き撃ち態勢を取り、発見されたらエンジンブーストで逃げれるように態勢を整えて戦いましょう。修理班を装備しているので、ある程度のダメージなら回復可能です。しかし、集中砲火を受けると回復する間もなく沈んでしまう危険性があるため、修理班を過信して突出しないようにしましょう。敵駆逐艦に対しては、遠距離で発見した場合は、自艦が安全なのを確認して砲撃してHPを削っておきましょう。ただし、DPMは最低クラスなので、砲撃戦は苦手であることは頭に入れておきましょう。また、この時に手痛い反撃を受けてしまうと、中盤以降に敵駆逐に会った場合に撃ち負けてしまう可能性があります。自艦が反撃を受けない状況なのを確認してから砲撃をして、反撃を受ける状況ならスポットのみで味方に撃ってもらいましょう。

 

中盤以降は、敵艦が孤立する時間帯なので、隠蔽雷撃や陣地占領がしやすくなっています。修理班による粘り強さを活かして、引き続き隠蔽雷撃や陣地占領などで影響力を出しましょう。敵駆逐艦も孤立してくる時間帯です。DPMが低いので砲撃戦は苦手ですが、序盤の削り具合と修理班での回復でHP差ができていたら、味方と一緒に敵駆逐にアプローチして沈めにいっても構いません。HP差ができていない場合は、序盤と同様に遠距離から削ったり、島陰に入る前にDPS勝負を仕掛けたりして、中~近距離でのDPM勝負は避けましょう。

 

 

まとめ

ミンスクまでの特徴から大きく変化して、消耗品の種類が多い雷駆になっています。修理班で回復しながら雷撃を狙う艦になり、魚雷の威力が低いけどリアクションタイムが短い日駆のような駆逐艦です。今までの特徴として引き継いでいるのは弾道の良さ程度なので、気持ちを切り替えて乗るといいでしょう。



 

 

Tier9 ウダロイ

艦長スキル

目標の艦長レベルはLv.14~Lv.21。今後も艦長を載せ替えながらグロゾヴォイまで開発を目指すようでしたら、『予防整備』・『最後の抵抗』・『抗堪専門家』・『隠蔽処理専門家』・『無線方向探知』・『主砲・対空兵装専門家』・『管理』の取得がオススメです。他には『アドレナリン・ラッシュ』・『幻惑』・『恐れ知らずの喧嘩屋』などがオススメです。

 

 

まとめ解説ページ

arukutotoro.hatenablog.com

 

性能

グロゾヴォイツリーの駆逐艦なので消耗品は豊富ですが、キエフタシュケント・デルニーと同様の遠距離射撃型の駆逐艦になっています。最良隠蔽は7.2kmで、マッチ帯でかなり悪い部類です。主砲は連装砲3基になり、オグネヴォイからかなりDPMが向上しています。しかし、DPMは平均よりやや低い程度なので接近戦は苦手です。弾道は良いので遠距離射撃でダメージを取る従来のソ連駆逐艦の立ち回りが必要になります。

 

魚雷はA船体とB船体で性能が大きく異なり、3連装3基77秒装填と、5連装3基134秒装填と、門数と装填時間が変化します。その他の性能は射程10km、雷速60kts、威力15,100dmgです。15本流せる砲駆はウダロイのみで、砲駆としてはかなり強力な雷装になっています。

 

HPは素で18800で、タシュケントと比べて3000程度低くなっていますが、砲駆としては充分な値になっています。修理班での回復量も考えると、他の砲駆よりも粘り強く戦うことができます。最高速度は40ktsで、タシュケントより2.5kts低いですが、旋回所要時間は5.3秒とタシュケントを0.8秒上回っています。旋回半径が610mと、砲駆としてはかなり優秀になっていて、キエフタシュケント・デルニーの中で最も優秀な値になっています。また、それらの艦の中でも一番船体が小さくなっています。加減速はデルニーツリーに比べて若干弱いですが、それでも優秀なので回避盾運用も得意です。

 

 

 

A船体と77秒魚雷について

A船体にすると、3連装3基、装填時間77秒、射程10㎞の魚雷を使用可能です。ただし、抗堪性がかなり下がって、素でHPが16,000になってしまいます。また、転舵性能も7.5秒と劣悪で、隠蔽が悪いことも合わせて考えると、立ち回りが非常に難しい割にリターンが小さいと言えます。意表を突くことはできるかもしれませんが、安定しているのはB船体でしょう。

 

 

 

隠蔽半切りビルドについて

隠蔽アップグレードのかわりに転舵アップグレードを取ったり、艦長スキルの『隠蔽専門家』を取らずに『恐れ知らずの喧嘩屋』を取得して、隠蔽8.0kmで戦うビルドも存在します。遠距離中心にダメージレースで勝つ戦略を取るため、敵駆逐に近づきすぎることを防ぎ、苦手な接近戦を避けて火力を出せるメリットがあります。

 

ウダロイ専属艦長を作れる場合は、『予防整備』・『最後の抵抗』・『抗堪専門家』・『主砲・対空兵装専門家』・『恐れ知らずの喧嘩屋』・『管理』・『アドレナリン・ラッシュ』・『敵弾接近警報』という具合にスキル配分をするのがオススメです。

 

 

 

立ち回り

基本的には、デルニーツリーの駆逐艦と同じように、中~遠距離から、機動力と低弾道を活かして敵弾を回避しながら遠距離射撃をする回避盾運用を狙い、ダメージレースで優勢を築いていくことを目標にします。エンジンブーストを使用しながら遠距離から戦艦を砲撃し、火災発生やAP弾の貫通を狙います。敵駆逐艦へは遠距離で見えたら撃つ程度で、自分から見つけに行くのは中盤以降の有利な状況で行います。巡洋艦へのアプローチはあまりしませんが、横を向けていたらAP弾を狙い、沈みそうな時は積極的に沈めにいきます。

 

また、デルニーツリーと異なり煙幕も装備しているため、煙幕射撃が可能です。味方が視界を取っていて、自艦にターゲットが集中している場合は、回避盾運用から煙幕射撃に切り替えて戦うことが可能です。敵弾の回避が仕切れない場合は、煙幕射撃も選択肢に入れて戦いましょう。

 

序盤は、遠距離射撃をしやすい外周の開けた海域を目指します。敵との会敵が予想されそうな場所の手前で引き撃ち態勢をとり、敵駆逐艦に発見される前に防御姿勢を作っておきましょう。この時に、敵戦艦が11~14kmあたりに入っているとなお良いです。敵に発見されたらエンジンブーストを使用して回避盾運用をします。複数の敵から狙われて敵弾が回避しづらくなってきたら、いったん引いて隠蔽状態に入って態勢を整えます。この時に、前進している敵艦が居れば、魚雷を流しておくといいでしょう。隠蔽状態に入ったら再び戦艦を射程に収めるように接近して、遠距離射撃を行います。ただし、修理班があるからといって無理をしないようにしましょう。体力がなくなると中盤以降の戦い方が難しくなります。序盤は体力を温存気味に戦いましょう。敵駆逐艦が艦載機などで発見できたら撃って、体力を削っておきましょう。

 

中盤以降は、敵がバラバラになっている時間帯なので、孤立した戦艦を狙って遠距離射撃をしやすくなっています。孤立した戦艦を発見したら、敵艦の横を取って積極的に砲撃をしましょう。この時も、低弾道を活かして遠距離から狙います。敵駆逐艦が孤立していて、序盤に体力を削ることができていたら、島を使って接近したり、キャプエリア付近で待ち伏せてヘッドオンを狙ってもいいです。ただし、DPMは平均よりやや低いので、接近戦自体はあまり得意ではありません。敵駆逐艦を発見して砲撃戦が始まったら、敵駆逐を逃がさない程度の距離を保ちましょう。敵巡洋艦へはあまりアプローチしなくて構いません。もし、敵巡洋艦の体力が少なくて倒せそうな場合は、充分な距離を取って砲撃をしましょう。

 

 

まとめ

煙幕を装備した遠距離射撃型の駆逐艦です。加減速は若干デルニーツリーに劣りますが、その分転舵性能が良く船体が小さいため、敵弾を回避する能力は同等かそれ以上のものがあります。また、煙幕を装備しているため、遠距離射撃に加えて煙幕射撃もこなせるので、戦術の幅が広いのも特徴です。オグネヴォイツリーに入っているので、初めて乗るプレイヤーは困惑する艦でもありますが、砲駆の基礎ができてから乗りなおすと楽しい艦になっていますので、特徴を掴んでぜひ乗りこなしてみてください。

 

 

 

Tier10 グロゾヴォイ

 

個別解説ページ

arukutotoro.hatenablog.com

 

 

艦長スキル

目標の艦長レベルはLv.17~Lv.21。『予防整備』・『最後の抵抗』・『抗堪専門家』・『隠蔽処理専門家』・『無線方向探知』・『主砲・対空兵装専門家』・『管理』の取得がオススメです。他には『アドレナリン・ラッシュ』・『幻惑』・『恐れ知らずの喧嘩屋』などがオススメです。

 

 

 

性能

消耗品が豊富で、中~遠距離から主砲と魚雷の両方で戦うバランス型の駆逐艦です。主砲が連装砲3基になり、装填時間が短くなったためDPMはウダロイより向上していますが、数値としてはTier10平均レベルです。魚雷は5連装2基に戻りましたが、射程が12kmになったため、米巡洋艦のレーダー範囲外から魚雷を流すことが可能になりました。主砲が低弾道で遠距離からの砲撃が得意なグロゾヴォイにとって、射程の長い魚雷は距離をあまり詰める必要がないので相性が良いです。

 

最良隠蔽は6.0kmでTier10平均です。HPも向上し、修理班もあるので、バランス型としてはかなりタフな駆逐艦となっています。機動力については、最高速度は39.5ktsと高いですが、転舵性能が悪く、旋回半径が720mとかなり大きくなっています。対空力は、対空防御砲火を装備していますが、対空値はそこまで高くないので、自衛できるレベルではありません。空母に狙われそうになったら、煙幕を使用するか味方の防空圏内に戻りましょう。

 

 

 

固有アップグレードについて

武器庫の研究局のセクションで固有アップグレードを入手可能です。魚雷のリロードが長くなるかわりに主砲のリロード時間が短くなります。

 

通常の装填アップグレードを装備した場合のDPMは175,000ですが、固有アップグレードを装備した場合のDPMは188,000になります。さらに、主砲旋回へのペナルティが軽減されており、通常の装填アップグレードよりも1秒ほど早く回すことができます。

 

ただし、魚雷の装填時間のペナルティが重く、129秒から155秒になってしまいます。弾道が低く遠距離射撃が得意なグロゾヴォイにとって、12km魚雷の使用頻度は結構高いです。主砲をかなり使う人や砲特化ビルドの場合は固有アップグレードをオススメしますが、そうでない場合は通常アップグレードで大丈夫でしょう。

 

 

立ち回り

基本的には、中~遠距離で砲雷両用の戦い方をします。目安としては敵戦艦との距離を10km~14kmに維持して戦います。序盤は、スポット&魚雷や陣地占領を狙います。中盤以降は、遠距離射撃・煙幕射撃・隠蔽雷撃・対駆逐戦闘・陣地占領を狙います。

 

『主砲・対空兵装専門家』を取得すると、主砲射程が14.8kmになり、低弾道の特性を活かしやすくなります。魚雷射程も12kmあるので、敵戦艦から10~14kmを目安に立ち回ると、遠距離射撃や煙幕射撃から隠蔽魚雷への切り替えもしやすくなります。基本的にはこの距離を意識して立ち回るといいでしょう。

 

序盤は、外周からスポット&魚雷を狙ったり、陣地占領に向かいます。転舵が悪いので転舵の判断を早くする必要があります。敵戦艦をスポットしたり、キャプエリアの近くに来たら、敵駆逐艦と会敵する前に引き撃ち態勢を作っておきましょう。基本はスポットをしながら魚雷を狙い、敵駆逐が遠距離で見えた場合は、遠距離射撃や煙幕射撃を狙います。加減速は通常の駆逐艦と同じ程度なので、長時間の遠距離射撃はあまり得意ではありません。あくまで低弾道を活かして敵駆逐よりも有利な砲撃をすることを意識して、本格的な回避盾運用は控えましょう。

 

中盤は、敵艦隊がバラバラになってくる時間帯です。孤立した戦艦に対して遠距離射撃・煙幕射撃・隠蔽雷撃を狙ったり、孤立した駆逐艦へアプローチしていきましょう。敵戦艦の横を突きやすくなっている時間帯なので、横を取れたら高威力・高貫通力のAP弾を撃ってダメージを出しましょう。敵駆逐に対しては、序盤にHP有利が取れていたらヘッドオンを狙い、そうでない場合は味方と一緒にアプローチしたり、ヒット&アウェイをしながら修理班で回復し、徐々にHP有利を作っていきましょう。敵巡洋艦に対しては、沈められそうな相手が居たら攻撃し、そうでない場合は隙がある時に煙幕撃ちをして味方の火力支援を狙いましょう。ただし、巡洋艦は危険な相手なので、そこまで積極的に攻撃はしなくても構いません。

 

 

 

まとめ

弾道が良いため遠距離での砲撃にアドバンテージがある、バランス型の駆逐艦です。ウダロイと比べて加減速や転舵が悪くなっているので、回避盾運用はあまり得意ではありませんが、ソ連駆逐艦の主砲の特性と、射程12kmで当てやすい魚雷と、豊富な消耗品を活かして、中~遠距離で優勢を築いていく艦です。機動性と距離感に慣れたら扱いやすい艦なので、ぜひ乗りこなしてみてください。

 

 

 

おわりに

グロゾヴォイツリーの紹介でした。ミンスクまでの特徴を一部引き継ぎながら、雷駆→砲駆→バランス型と艦の性能が大きく変化するため、感覚を掴むのが大変なツリーになっています。しかし、豊富な消耗品を使いながら、ソ連駆逐艦の特徴である低弾道の主砲と、当てやすい魚雷を活かして中~遠距離で戦えば、戦果を挙げることができる性能になっています。豊富な消耗品を使える駆逐艦はなかなか無いので、ぜひ楽しんでください。