WOWS ソロ駆逐日記

World of Warships(WoWS)の駆逐艦の性能・立ち回り・艦長スキル・プレイの様子などの記事を書いてます。

ソロ駆逐艦の立ち回り ~空母・航空戦艦・艦載機対策~

 

はじめに

今回は駆逐艦に乗っている時の対空母戦闘がテーマです。敵空母や航空戦艦からの攻撃の回避方法や対策を書いていきます。駆逐艦にとって、艦載機からのスポットや攻撃は脅威です。しっかり対策を身につけましょう。1~5章は基礎編、6~10章は発展編です。空母の攻撃に悩んでいる方のヒントになれたら幸いです。

 

 

 

 

1. 艦載機によるスポットは脅威

駆逐艦にとって艦載機によるスポットは脅威です。自由に動けなくなったり、集中砲火を受けてしまう危険性があるからです。特に、隠蔽を保ちながらプレイする雷駆にとっては、自分の居場所がバレてしまい、敵艦隊に魚雷を警戒されてしまいます。

 

敵機に見つからないように動くポイントは、敵空母が誰を狙っているのかをミニマップで確認して、敵機が通りそうな進路上は避けるように航行することです。反対方面を狙っている場合は、次は様子を見にこちら方面に来るかもしれないという予測も大事です。

 

また、敵空母がどの艦載機を出してくるかによっても、大型艦を狙っているのか、駆逐艦も含めて狙っているのかがある程度予測できます。例えば、雷撃機駆逐艦に避けられやすいので、主に大型艦に向けて使用されます。逆にHE爆撃機駆逐艦も含めて狙っていくことのできる機種です。こういったことも考えると、「今は安全だから上がっていける」、「危険だから下がる」といった判断がたてやすくなります。

 

不用意に突出していると、敵空母に狙いをつけられ、執拗に攻撃される恐れもあります。自分を狙っていそうなら味方の近くに寄って対空支援を貰って、敵空母からのヘイトを減らすことも大事です。

 

 

 

 

 

 

2. 煙幕の注意点

煙幕を装備している駆逐艦は、煙幕が対艦載機への自衛手段になります。空母戦場では味方への煙幕提供は、よほどのことがない限り行わず、自衛のために使いましょう。また、煙幕が使えない状況では、味方防空圏に戻れるくらいの距離を保ちましょう。目安としては6km前後です。

 

発見されると危ない状況では早めに煙幕を使用することをオススメします。例えば、序盤の外周にいて敵艦隊の射線が通っている時に、艦載機が来た場合です。この時は、敵機に見つかる前に早めに煙幕を使用しましょう。見つかってから煙幕を使用すると、結局攻撃され、大ダメージを受ける危険性があります。

 

煙幕を使用するタイミングは、乗っている艦の航空発見距離にもよりますが、4kmを切るくらいになったら煙幕を使用しましょう。煙幕を使用しても、煙幕で姿を消すまでに数秒かかります。その時間を考慮して、煙幕は早めに使用しましょう。

 

煙幕内で隠蔽に入ったら、対空砲火はOFFにしておいた方が安全です。というのも、対空砲火のエフェクトを頼りに、空母が狙いをつけて攻撃してくる場合があるからです。いったん煙幕内で隠蔽に入ったら対空砲火はOFFにして、敵艦載機が別方向に行ったのを確認してから煙幕から脱出しましょう。煙幕から脱出する時に、上空に戦闘機を置かれていたら、対空をONにして戦闘機を落として隠蔽に入りましょう。

 

また、煙幕が使用できない場合は突出せず、味方防空圏にいつでも戻れるくらいの距離を保ちましょう。だいたい6km前後が目安です。煙幕が使用できない場合に突出していたら、敵空母に非常に狙われやすくなります。もともと煙幕を持っていない駆逐艦の場合は、対空が非常に高かったり、エンジンブーストなどで振り切ったりすることができますが、煙幕を装備している艦は、煙幕が自衛のための手段になります。煙幕が使用できる場合は、無理をせず、煙幕で姿を隠しましょう。

 

後述しますが、煙幕との相性が悪い機種も居ます。例えば、雷撃機は煙幕を使用しない方が、敵機の位置を確認できるので避けやすいです。また、反跳爆弾は煙幕を使用して大丈夫ですが、煙幕内で姿勢を作らないと、煙幕の伸び具合から煙幕内での姿勢を予測され、反復攻撃される危険性があります。

 

特に雷撃機は煙幕を使用しなくても比較的回避がしやすいので、発見されて敵艦隊から集中砲火を浴びる危険性があるなどの場合を除いては、煙幕は使用せずに回避しましょう。

 

 

 

 

 

 

3. 空母とレーダー艦のコンボに注意

レーダー艦と艦載機が居る所には近寄らないということも重要です。なぜなら、敵機から隠れるために煙幕を使用すると、レーダーを使用されて一方的に攻撃されてしまうからです。レーダー範囲外だったからと言っても、前進されてレーダー範囲内に入れてくることも多いです。煙幕内でレーダーを受けて砲撃され、たまらず煙幕から出てレーダー圏外に出たと思ったら、敵艦載機にスポットされ追撃され、高い確率で沈められてしまいます。

 

さらに、煙幕を使用していなかったとしても、レーダーに短時間発見されてしまっただけで、レーダーでの被発見を頼りに敵艦載機が追撃しに来ることもあります。レーダーと艦載機の連携技とも言えます。

 

レーダー艦が居そうな場合は、まずはレーダー艦の位置の確認を優先しましょう。発見されていない敵レーダー艦が居たら、味方艦載機が見つけるまでは島の近くには近寄らないか、レーダーが届きそうにない場所からスポットを目指します。

 

とにかく、レーダー艦と艦載機のコンボは強力です。駆逐艦ではどうすることもできないので、レーダー艦の位置が判明するまでは、レーダー艦が潜んでいそうな場所には近づかないようにして、位置が判明した後でも、艦載機が来そうなら必ず安全な場所まで退くようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

4. 戦闘機対策

序盤に敵空母が偵察に来る時に、近くに戦闘機を置かれることがあります。このとき、発見される距離に戦闘機を置かれてしまったら、対空をONにして戦闘機を落とすようにしますが、それ以外では余裕がある時のみ撃墜を狙いましょう。

 

というのも、戦闘機が近くにいるからといって対空をONにして被発見されるだけでも、敵に駆逐艦の種類と位置の情報を与えてしまうので、初動で不利を引いてしまい可能性があります。また、巡洋艦や戦艦が爆雷投射機を持っている場合は、それを使って戦闘機を排除できることもあります。序盤での戦闘機への対空は、積極的に狙わなくて大丈夫です。

 

中盤などで単独行動中に敵空母に発見されて、上空に戦闘機を置かれる場合があります。この場合は、敵空母が追撃をしてくる可能性が高いので、できるだけ早く戦闘機を撃墜しましょう。また、その間は発見状態になるので、敵艦隊からの砲撃にも注意が必要です。敵空母の追撃と敵艦隊からの砲撃に注意しながら対空セクターを指定して、戦闘機を素早く落として隠蔽に入りましょう。

 

煙幕を使って隠蔽に入った時に、上空に戦闘機を置かれる場合があります。戦闘機が見えている場合は、対空をONにして戦闘機を撃墜してもよいですが、敵空母が煙幕の近くをうろうろしている場合は、対空エフェクトを頼りに攻撃しに来る場合があります。煙幕内では敵空母が離れるまでは対空はOFFのままで大丈夫です。

 

また、戦闘機が見えない場合は、煙幕から出ないというのも手段のひとつです。というのも、戦闘機の効果時間は60秒のものが多いからです。敵艦隊からの追撃が来そうな場合は、60秒たってから煙幕から出ましょう。ただし、煙幕内に魚雷を流されている場合もあるので、魚雷を持っている敵艦が近くにいたら、煙幕からは早めに離脱しましょう。

 

 

 

 

 

 

5. 航空攻撃の避け方の基本

5.1. 対空母の早見表

航空攻撃の避け方の基本は、①見つかる前に艦載機に対して姿勢を作っておくことと、②危ないと感じたら見つかる前に煙幕を使うことと、③敵機が航空発見距離内に居る間だけ対空砲火をONにすることです。

 

艦載機がやってきて見つかりそうになってきたら姿勢を整えます。ロケット・雷撃機・反跳爆弾は艦を縦に向け、爆撃機は艦を横に向けます。

 

HE爆弾は危険なので煙幕で隠れることをオススメします。HEロケットと反跳爆弾も基本は煙幕推奨です。雷撃機は煙幕が無い方が避けやすいですが、被発見中に敵艦隊から集中砲火されそうな場合は煙幕を使用しましょう。

 

対空砲火は敵機に見つかってからONにして、それまではOFFにしておくのが基本です。対空砲火をONにすると、航空発見距離が対空砲火の射程まで伸びるため、敵機が自艦を狙いやすくなります。敵機が自艦を狙っている可能性がある場合は、対空をOFFにして、航空発見距離に敵機が居る間だけONにしましょう。

 

種類 アイコン 姿勢 煙幕
ロケット

爆弾 197_plane_bomber_enemy.png
雷撃 143_plane_torpedo_enemy.png
反跳爆弾 166_plane_skip_enemy.png

 

ちなみに、戦闘機を自艦の上空に置かれたら対空をONにして早めに戦闘機を撃墜しましょう。敵空母がしつこく攻撃してくる可能性があるためです。駆逐艦で戦闘機の撃墜は比較的容易ですが、対空兵装の壊れ具合によって戦闘機の撃墜が難しいようだったら、姿勢を作って耐えるか、すぐに煙幕を使用して隠れましょう。

 

また、AP弾を使用している艦載機は駆逐艦に過貫通するので、HE弾の艦載機よりは警戒しなくても良いです。しかし、複数ヒットすると大ダメージを受ける場合があります。APだからといって油断せず姿勢を作って、残りHPが低いなど、状況によっては煙幕で隠れることも考えましょう。

 

 

 

5.2. 攻撃機の避け方

攻撃機(ロケット)は砲弾が横に広がる特徴があります。よって、できるだけ艦を縦にして、敵艦載機の方向に向かっていくようにすると、被弾を少なくしながら、さらに敵機の下をくぐれるチャンスもあります。ただし、危険だと感じたら、煙幕を使用して隠れることもオススメです。

ロケット対策は艦を縦にする

 

 

 

5.3. 爆撃機の避け方

爆撃機(爆弾)は、多くのものが縦方向の楕円内に弾が落下するようになっています。よって、できるだけ横を向けた姿勢でいると、被弾を少なくすることができます。航空戦艦の爆撃機も横を向けた方が避けやすいです。HE爆弾は手痛いダメージを受けやすいので、危ないと感じたら敵機に見つかる前に煙幕を使用して隠れることをオススメします。

横を向けてても米空は転舵についてくることができるので、煙幕の使用がオススメ

 

 

 

5.4. 雷撃機の避け方

雷撃は、艦を縦にしながら敵雷撃機の方向に向かうようにすると、航空魚雷の隙間に入ったり、魚雷を信管作動前に踏みつぶすことができます。見えていたら比較的避けやすい機種です。敵艦隊から集中砲火を受けそうだったら煙幕を使用しても良いですが、敵機を見失って、煙幕内に魚雷を流し込まれて避けにくくなるので、できれば煙幕は使用しない方が良いです。また、魚雷の間を早く抜けないと、ぐずぐずしていると敵機に側面を取られて十字魚雷をされかねません。エンジンブーストを使用したりして素早く魚雷の間を抜けるようにしましょう。

雷撃機に向かっていって、投下された魚雷の間を素早く通り抜ける

 

 

 

5.5. 反跳爆弾の避け方

反跳爆弾は、艦を縦にしながら敵機の方向に向かうようにすると、被弾を最小に抑えたり、反跳爆弾の隙間に入ることができます。こちらも危ないと感じたら煙幕を使用することをオススメしますが、煙幕の使用が遅くて発見されてしまった場合は、失探位置や煙幕の伸び具合を頼りに敵機が反復攻撃してくる恐れがあるので、煙幕内でもできるだけ敵機に対して姿勢を作っておきましょう。

 

反跳爆弾の避け方はロケットや雷撃機と同じで艦を縦にする

 

 

 

 

 

 

6. 航空発見距離と避けやすさ

ここからは発展編です。駆逐艦に乗り始めたばかりの方は、読み飛ばしてOKです。

 

駆逐艦は航空発見距離が巡洋艦や戦艦に比べて良いです。なので、空母が駆逐艦を発見してからでは攻撃が間に合わないという艦もいます。

 

例えば、島風の最良航空発見距離は2.7kmです。姿勢を整えて敵機に向かっていきながらエンジンブーストを使用すると、米・ソのロケットに対しては、下をくぐり抜けることができます。これは、敵空母が島風を視認してから攻撃態勢に入っても、レティクルを合わせることができないからです。

 

しかし、敵空母に動きを読まれ、失探位置を頼りに早めに攻撃態勢に入られていたら、見つかってから攻撃されることもあります。つまり、往復攻撃をされたら避けきるのは厳しいということです。このあたりは乗っている駆逐艦の大きさ、進行方向、加減速の状況、航空発見距離、空母プレイヤーのプレイヤースキルなども関わってきます。

 

イシャスラブ(素の航空隠蔽2.7km)の発見時には照準(白円)が奥にいっている

 

駆逐艦は、航空発見距離3.1kmあたりから艦が大型化してきて、航空機からの攻撃を避けにくくなってきます。例えば、グロゾヴォイ・Z-52・疾風・シャーマンの最良航空発見距離は3.1kmで、仏駆・伊駆・ソ駆は3.1kmより悪いものが多いです。

 

艦が大型化するにつれ、被弾面積が増え、転舵性能が悪くなり、航空発見距離も悪くなります。そういった艦は、不利な姿勢からの攻撃を受けやすいので、煙幕で隠れるか、艦速が速い艦はエンジンブーストで振り切ったり、エンジンブーストと加減速でフェイントを入れるかという回避方法になります。

 

陽炎(素の航空発見距離3.1km)も発見時に照準(白円)が奥にある

 

以下の項目では、航空発見距離3.1km以下の駆逐艦が、戦闘機を置かれずに航空攻撃を受けたと想定して記事を書いています。正直、空母側のプレイスキル次第な所はありますが、煙幕が使えない時に狙われてしまった場合の最終手段として試してみてください。駆逐初心者の人は、基本通り姿勢を作って、煙幕を使用して、煙幕が使用できない時は味方の防空圏で大人しくしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

7. 対攻撃機

米空(ミッドウェイ)のロケットの照準までの距離は3.23km(減速時2.97km)なので、駆逐艦がしっかり姿勢を作っていれば、駆逐艦を発見後即攻撃は難しいです。初弾の回避は狙っていけます。

 

また、ソ連空母のロケットも大型艦向けなので、駆逐艦には発見状態からアプローチしないと当てるのは難しいです。英空(オーディシャス)のロケットの照準までの距離は2.57km(減速時2.3km)と、こちらはギリギリ発見後即攻撃が可能です。数値的にはソ空と、米空や航空戦艦のロケットなら、発見されても回避することが可能と言えます。

 

キアサージのロケットを避けた時の画像です。使用艦はZF-6で、航空発見距離は2.6kmです。避け方は基本通り、敵機に対して艦を縦にします。敵機の下をくぐり、その後に敵機に艦尾を向けて減速をすることで、攻撃が間に合わない安全ゾーンで回避します。

 

①見つかるまで対空OFFのままロケットに向かっていく

 

②見つかったら対空をON

 

③下を通り過ぎたら艦尾を敵機に向ける



④艦尾を敵機に向けて再度発見されたら減速



⑤減速しながら艦尾をできるだけ敵機に向ける

 

⑥空母機銃の位置を確認して減速を続ける

 

⑦減速回避が間に合う

 

航空発見距離の数値的には3.1km以下なら、米空やソ空のロケットの回避は狙えます。ただし、空母のプレイスキルや、駆逐艦の加減速の状況・船体の大きさによっては、3.1kmだったとしても当たる可能性は充分あります。数値的には大丈夫と言って慢心しないようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

8. 対爆撃機

駆逐艦にとって非常に驚異的なのがHE爆撃機です。機動力の高い小型艦にも狙いをつけやすく、大きなダメージを出すことができるため、駆逐艦は基本的には煙幕を使用するか、味方の防空圏に戻ってやり過ごす必要があります。以下で紹介するのは、被弾を最小限に抑えやすい方法で、煙幕が使用できない場合などの最終手段です。被弾しなければラッキーで、1発は被弾するものだと認識しておいてください。

 

8.1. アメリカ空母系(急降下爆撃)

ミッドウェイの爆撃の照準までの距離は約1.34kmなので、駆逐艦を発見してから攻撃態勢に入ることができます。駆逐艦側の準備としては、基本どおり横を向けて、敵機に後ろから入られないようにすることです。

 

しかし、米空母に後方から入られてしまった場合は注意が必要です。というのも、米空母(特にミッドウェイ)は照準を安定させながら急旋回をすることが可能だからです。駆逐艦側は敵機の攻撃態勢後に転舵をしながら逃げても、結局当てられてしまう可能性が高いです。逃げれば逃げるほど照準を絞る時間を与えてしまって、そのまま艦に追従されて爆弾を投下されてしまいます。1発だけでも重いダメージを貰いますが、複数ヒットしてしまうと1万ダメージ以上も貰ってしまう場合もあります。安全策はやはり煙幕です。

 

①斜め後方から入られるのが一番危険

 

②左転舵にも右転舵にも対応されてしまう

 

煙幕が無い場合に駆逐艦ができる対策としては、エンジンブーストを使用して急減速しながら転舵をすることで、できるだけ照準を絞らせる時間を与えずに爆弾を投下させるくらいです。これで一度は誤魔化せます。しかし、次回以降の攻撃は、読まれると避けるのが厳しいです。遠くから攻撃態勢に入ったのが見えたら、減速読みで偏差を合わせてくる証なので、逆に急加速して照準が追い付けないようにするといった程度です。どちらにせよ、かなりリスキーなので、煙幕が無い時は味方の近くで大人しくしているのが一番の対策になります。

 

急減速で照準をずらすと被弾を少なくできる



 

 

 

 

8.2. イギリス空母系(絨毯爆撃)

オーディシャスの爆撃機の照準までの距離は約2.2kmなので、駆逐艦を発見してから攻撃を仕掛けることが可能です。特徴としては、爆弾が落ちてくるまで時間がかかることと、攻撃態勢に入ってから機体を動かすと照準が絞りにくいことです。米空のように極端に曲げることはできません。

 

駆逐艦でできる対策としては、1/2速にして横向きを維持しながら敵機の進行方向を確認して、自艦の前寄りを狙っていそうなら減速、後ろ寄りを狙っていそうなら加速をすることです。これで被弾を最小限に抑えることができます。もし攻撃態勢後に機体を無理やり曲げてきても、照準が絞り切れない状態で投下になるので、複数ヒットはしずらいです。

 

英空は、照準を絞るために直線的に侵入してきます。よって、1/2速で待機して、加減速でできるだけ照準をずらしながら横向きで攻撃を受けることが重要になります。敵機をしっかり見て判断するといいでしょう。ただし、こちらも駆逐艦の大きさ・加減速の状況・空母のプレイスキル・散布界の運によって、当たる当たらないが分かれます。どうしようもない時の緊急策としてチャレンジする程度で、基本は煙幕に隠れるか味方の近くでやり過ごしましょう。

 

 

 

 

 

 

8.3. 航空戦艦系(水平爆撃)

航空戦艦の爆撃機の照準までの距離は、約2.2km(減速時1.75km)です。駆逐艦を発見してから攻撃も可能です。駆逐艦ができる対策は、英空母の対策の時と似ています。敵機に横を向けて、1/2速で待機して敵の進路によって急減速または急加速をすると、照準をずらしやすく、被弾も少なくすることができます。

 

ただし、こちらも艦の大きさ・加減速の状況・航戦のプレイスキル・散布界の運によって、当たる当たらないがでてきます。特にHE爆撃は駆逐艦にとっては脅威なので、煙幕を使用できる場合は使用して、できない時は味方の近くでやり過ごすのが一番の対策になります。

 

また、航空戦艦が自艦の近くにいる場合は、航空攻撃後に主砲斉射が来ることもあります。こういう場合は、航空攻撃が終わった後にできるだけすぐ加速して、砲撃の回避に備えましょう。

 

 

 

 

 

 

9. 対雷撃機

基本通り雷撃機に向かっていくようにすると避けやすいですが、さらにテクニックとして、信管作動前に魚雷を踏みつぶしてしまうことができます。特に、日本空母の加賀は、信管が作動するまでの距離が長いため、魚雷を踏みつぶしやすくなっています。雷撃機で狙われた場合は、魚雷を踏みつぶしてしまうことも視野に入れながら回避行動をするといいでしょう。

 

信管作動前なら踏みつぶすことも可能

 

 

 

 

 

 

10. 対反跳爆弾

雷撃機と同じように姿勢を縦にするのが重要ですが、その時に、敵機に反跳(スキップ)させないようにすると良いです。というのも、反跳爆弾は海面を跳ねさせるごとに奥行き偏差が向上し、駆逐艦に当てやすくなるようです。敵機に反跳させず1段目で投下せざるを得ないようにする方が被弾を抑えれる可能性があります。よって、敵機から逃げるように縦にするよりも、雷撃機と同じように姿勢を縦にして敵機に向かっていくのが対策になります。

 

 

 

 

 

 

おわりに

駆逐艦視点による、空母・航空戦艦・艦載機対策でした。自分はよく煙幕で姿を隠すため、シビアな対空母の経験が浅いですが、自分の持っている知識をできるだけ記事にできたと思います。駆逐艦にとって空母や航空戦艦は天敵です。この記事が対空母の立ち回りのヒントになれたら幸いです。

 

 

 

↓対レーダー艦編

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