艦長スキル『無線方向探知』は、一番近い敵艦の居る方向を知れる便利なスキルです。一方で、敵艦に「探知された」と表示され、警戒されてしまうというデメリットもあります。この記事では、無線を使う側と探知された側の立ち回りとテクニックと紹介します。
無線を使う側
立ち回り:『ヘッドオンの狙い所』
序盤など、敵援護艦隊が前進している状況で発見済みの敵艦隊以外を無線が指している場合は、無線が敵駆逐艦を探知している場合が多いです。この場合は、敵援護艦隊の射線を切ることで、前進して来ている敵駆逐に1対1のヘッドオンを狙えます。
中盤など、敵援護艦隊が撤退している状況で発見済みの敵艦隊以外を無線が指している場合は、敵駆逐が孤立している場合が多いです。この場合は、敵援護艦隊の砲撃に注意しながら強気のアプローチを狙えます。
ただし、どちらの場合も敵駆逐艦が引き撃ち態勢で警戒している可能性もあります。しばらく進んでも発見できない場合は、いったん体制を整えて仕切り直したり、味方艦載機と連携を取ったりした方がいいでしょう。
立ち回り:『無線が急に振れた場合』
これまで探知している1番近い艦とは全く別方向を急に無線方向探知が示した場合は、敵潜水艦が浮上した可能性があります。潜水艦を無線方向探知で探知できる深度は、潜望鏡深度と水上時です。今まで探知していた艦との距離から、敵潜水艦の大まかな距離を割り出して味方に注意を促しましょう。
立ち回り:『無線が短時間で振れた場合』
無線方向探知が短時間で振れる場合は、敵艦が近くに居る可能性が高いです。特に島裏や煙幕を使われた場合は、敵艦が近くに潜んでいる可能性があります。不利な会敵をしないように充分注意しましょう。
テクニック:『2番目へ魚雷』
探知されている艦は魚雷を警戒しやすいです。これは無線方向探知のデメリットと言えます。しかし、裏を返せば、探知されていないと油断しやすいということです。無線方向探知を受けていない艦や、2番目に近い艦に魚雷を狙うと魚雷を警戒されにくいです。
テクニック:『ピンポイント特定』
無線方向探知とキャプエリアと隠蔽サークルを利用すると、敵駆逐が隠蔽を保ちつつキャプを踏める場所(画像のミニマップ上の黄色の矢印の箇所)が狭まり、敵駆逐の位置をピンポイントに特定することが可能です。画像からさらにバックして隠蔽サークルとキャプエリアを重ねるようにすれば、画像の黄色の箇所が狭まり、さらに精度よく位置の特定ができます。
探知された側
テクニック:『逆探知』
無線方向探知は一番近い艦を探知する特徴があります。これを利用すると、「探知された」という表示が切り替わったタイミングで逆探知をすることが可能です。画像はマルソーが撃沈される前と後の場面です。この場合、敵吉野かエルビングが無線方向探知を持っている可能性があります。
吉野が無線方向探知を持っている場合は見えている通り、マルソーの次に近いのが自艦なので探知をされたという形です。エルビングの場合は、自艦の無線方向探知が薩摩を示しているので、薩摩よりも遠い距離かつマイノ―タよりも自艦に近い位置(2枚目の画像の黄色の矢印の箇所)に移動しています。
試合中に瞬時に分析するのは、余裕がある時でないと難しいですが、自艦が無線方向探知を取得していない場合や、シビアな戦いになった場合は役立つテクニックです。
テクニック:『誤認探知』
敵駆逐が無線方向探知を持っている場合、無線方向探知に頼りがちになります。その隙をつきます。敵駆逐と味方巡洋艦(2番目に敵駆逐に近い味方艦)などの間に、一直線になるようにポジショニングをしましょう。すると、敵駆逐は一番近い相手が味方巡洋艦だと誤認して、魚雷を狙いに近づいて来たり、駆逐艦がどこかにいったと勘違いしたりします。
これを利用して、ヘッドオンを決めたり油断した敵艦を味方と一緒に倒すことができます。また、魚雷警戒にもなるので一石二鳥です。ただし、ポジショニングがズレると敵に駆逐艦が居ることがバレてしまうので、一直線になるように注意しながら動きましょう。
おわりに
無線方向探知を使う側と探知された側のテクニックの紹介でした。無線方向探知にはデメリットがありますが、メリットもあります。デメリットを上手く突いたり、メリットを上手く使ったりすることで、優位に立ち回ることが可能です。上手く使いこなして立ち回りで優勢を築いていってください。