魚雷の当て方の『交点』と『扇撃ち』、上達法の『分析』と『心理読み』、テクニックの『置き魚雷』・『近接魚雷』・『誘導魚雷』を紹介しています。たくさんのプレイヤーがいろいろな所ですでに解説されている内容です。当ブログでもソロ駆逐の立ち回り記事や、島風の記事に一部載せていますが、内容がかなりあるので個別ページを作りました。
雷駆の立ち回りについて知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください↓
- 魚雷の当て方『交点』
- 魚雷の当て方『単発・超狭角・狭角・広角の基本』
- 魚雷の当て方『扇撃ち』
- 魚雷の上達方法『分析』
- 魚雷の上達方法『心理読み』
- 魚雷のテクニック『置き魚雷』
- 魚雷のテクニック『近接魚雷』
- 魚雷のテクニック『誘導魚雷』
- 魚雷のテクニック『実践編』
- おわりに
魚雷の当て方『交点』
「魚雷射程内に敵艦が居れば当てられる」と考えるのは、正確に言うと半分正しく半分間違っています。魚雷射程外に敵が居ても敵が向かってきていたら当てれますし、魚雷射程内に敵が居ても敵が逃げていたら魚雷が届かないこともあります。
魚雷を投げる前に、当てられるか当てられないかの確認は、無駄撃ちを防ぐことができるので重要です。当てられるかどうかは、『ミニマップで敵の進路予測線と魚雷予測線の交点』を確認することで判断ができます。
敵の進路予測線と魚雷予測線の交点(図の黄色の矢印の箇所)が魚雷射程内にあれば、敵艦がこのままの進路を取っていったら当てることができます。
逆に、敵の進路予測線と魚雷予測線の交点(図の黄色の矢印の箇所)が魚雷射程外の場合は、魚雷を当てることができません。この場合は魚雷の無駄撃ちを防ぐため、魚雷は撃たないようにしましょう。
ミニマップ上で敵の進路と魚雷予測線の交点を確認して、魚雷の無駄撃ちを防ぎ、魚雷を当てられる艦にしっかりと狙いをつけましょう。
魚雷の当て方『単発・超狭角・狭角・広角の基本』
単発魚雷
単発魚雷はイギリス駆逐艦などで使用できる射出方法です。魚雷を1本ずつ流すことができるので、いろいろな流し方ができます。縦向きの艦や、島影で待機している艦に流すと効果的です。その際に、一度に大量に単発魚雷を流してもいいですし、浸水発生からの浸水ダメージを見込んで少し間隔を空けながら流しても面白いです。
超狭角魚雷
超狭角魚雷はヨーロッパ駆逐艦などで使用できる射出方法です。魚雷の間隔が非常に狭いのが特徴です。横向きの敵艦に流して複数ヒットを狙うのもいいですが、魚雷の制圧範囲が狭いため、魚雷を全て外す可能性もあります。効果的な流し方は、縦向きになっている敵艦に流すことです。超狭角は魚雷の間隔が狭いため、縦向きで魚雷を警戒されていても命中が見込めます。こちら側に突っ込んでくる艦に使ってみましょう。
狭角魚雷
狭角魚雷は、日駆をはじめ、ほとんどの駆逐艦で使用できる射出方法です。魚雷の間隔が狭く、横向きの敵艦に複数ヒットを見込めます。後述する「扇撃ち」は、この魚雷の射出方法でやると、命中がかなり見込めます。基本的にはどの駆逐艦も狭角魚雷をメインにして立ち回るといいです。
広角魚雷
広角魚雷は、日駆をはじめ、ほとんどの駆逐艦で使用できる射出方法です。魚雷の間隔が広く、敵艦に魚雷と魚雷の間に入られて回避されやすいですが、広範囲に魚雷をバラまくことができます。広角魚雷は当たればラッキーくらいの流し方になりますが、一部の駆逐艦では効果があったりします。
例えば、魚雷の被発見距離が短い深度魚雷や深深度魚雷は、広範囲にばらまくと、発見されないままの魚雷が複数でてきて、魚雷を見てから回避も難しいため、一度に広範囲の敵艦を狙うことができます。また、超低速魚雷のブラックも広角魚雷で流すと、広範囲の海域を制圧することが可能です。20㎞魚雷の島風など、魚雷の被発見距離があまりに長い艦は、逆に魚雷を発見させることで、敵艦の行動に制限をかけれるので、広角魚雷でわざと流して、敵艦に回避行動を強制させるという使い方もできます。
ただし、広角魚雷は魚雷の間隔が広いので敵艦に回避されやすく、殺意は低い流し方と言えます。基本的には狭角魚雷で射出して、相手にプレッシャーを与えていけるようになりましょう。
魚雷の当て方『扇撃ち』
魚雷を当てるには基本形を習得する必要があります。魚雷を当て方の基本は、①敵戦艦を狙って、②敵の真横に近づき、③扇撃ちを狙うことです。
①戦艦を狙う
まずは、巡洋艦や駆逐艦に魚雷を流すのではなく、戦艦を狙いましょう。加減速や転舵が悪く、ソナーやエンジンブーストを持っている艦が限られているからです。当たる確率の低い巡洋艦や駆逐艦に魚雷を撃つよりも、当てやすい戦艦を狙いましょう。
戦艦にとって駆逐艦の魚雷は脅威です。当てた場合、体力を大きく削り、体力の回復幅も大きく削れるので影響力は絶大です。巡洋艦や駆逐に当てると確かに戦況は大きく優位になりますが、戦艦に当てても優位になれます。まずは戦艦にしっかり当てることから始めましょう。
また、なぜ魚雷が外れたかの分析もしやすいです。相手が加速したから外れたのか、減速したから外れたのかなど、『なぜ外れたか』を分析すると、次は加速読みで流そうとか、減速読みで流そうとか、もっと近づこうという工夫が可能です。これを繰り返していくことで上達していきます。
②敵の真横に近づく
戦艦に狙いをつけたら、できるだけ敵の真横に移動して、できるだけ敵に近づきましょう。敵が縦を向いていると魚雷の隙間に入られて当てるのが難しくなります。また敵から遠いとそれだけ魚雷が到達するまでに時間がかかり当てるのが難しくなります。
早く魚雷を流さないと焦ってしまい、遠くから投げたり、縦を向いている戦艦に投げると、魚雷を完全に外してしまい、当てやすい戦艦が居たときに肝心の魚雷がリロード中で撃てないという状況がでてきてしまいます。
当たらない・当てにくい状況で魚雷を流すよりも、当てやすい状況で魚雷を流す方が、戦場への影響力や相手へのプレッシャーが大きいです。しっかり真横に近づいて当てやすい状況に持っていきましょう。
③扇撃ちを狙う
敵が加減速転舵をしても魚雷を当てやすい投げ方があります。『扇撃ち』と呼ばれています。やり方は、①白い予測線よりも敵の前方側に半分ずらして投げた後、②すぐに白い予測線よりも敵の後方側に半分ずらして投げるとできます。
最初は魚雷の間隔が開いているように見えますが、敵に到達する頃には魚雷の間隔が綺麗に詰まっていて避けずらいです。敵戦艦の横に移動して充分近づいたら、扇撃ちを狙いましょう。
画像の島風は魚雷を3基撃てますが、2基でも綺麗に当てれるので、他の駆逐艦でも試してみて下さい。
魚雷の上達方法『分析』
魚雷が当たった時・外れたときに、どうして当たったのか・どうして外れたのかを分析すると、次に狙うときに当てやすくなります。慣れるまでは魚雷の行く末を見届けましょう。
例えば、『減速転舵されて外れた⇒減速読みで投げよう』、『加速されて外れた⇒加速読みで投げよう』、『ソナーで見られて外れた⇒ソナーが切れたタイミングを狙ってみよう』、『空母に狙われて外れた⇒空母が狙ってる間は様子見しよう』という具合です。
試合中にそこまで見てる暇はないかもしれませんが、チラチラと何度も見て気にかけておくと、次に狙う場合に同じ投げ方で外してしまうというミスを防げます。反省を活かして上達していきましょう。
魚雷の上達方法『心理読み』
魚雷を当てるコツを身につけたら、さらに一歩上の上達法があります。それが心理読みです。これは、敵艦艇の気持ちを考えて魚雷を流すというものです。心理読みを加えることで、相手が取りたい行動が分かり、そこに魚雷を合わせることができます。また、魚雷の上達だけではなく、立ち回りの上達にもなります。相手がどういう狙いを持って行動するかを少し考えるだけで、先回りしたり、有利に戦うことが可能です。
例えば、敵戦艦たちが前進して来ている場合を想定すると、「優勢だから全門斉射できる角度で前進してくる」・「集中砲火をされたくないから転舵をして島陰に隠れる」・「隠蔽に入って回復したいから減速する」などが考えられます。これらの心理読みは、ミニマップや戦況を見て、相手の気持ちになって考えるのが重要です。また、いろいろな艦に乗っていろいろ経験していると、心理を読みやすくなります。
①ステップ1
「困っていそう」
まずは、敵艦が何となく「困っていそう」と判断するレベルからスタートして充分です。「あの艦、立ち回り失敗してそうだな」という気づきを戦場で発見するところから始めてみてください。
こういった気づきは、敵艦が沈んた時や自分が沈んだ時に、「なぜ沈んだのか」を分析すると気が付きやすいです。『「島の前に出て沈んだ」⇒「あの艦も島の前に出ている」⇒「集中砲火されてて困っていそう」』という具合です。こういった分析から、困っていそうな敵を見つけてみてください。心理読みの第一歩です。
②ステップ2
「なぜ困っているのか」
慣れて来たら、「なぜ困っているのか」を考えていくと、心理読みの精度が上がります。例えば、「ずっと発見されているから困っている」・「バイタルが抜かれそうだから困っている」・「逃げ場が無くて困っている」といった具合です。これが考えられると、次に敵が取りそうな動きがわかりやすいので、ミニマップなどで敵味方の動きを見て、なぜ困っているのかを分析してみてください。
③ステップ3
「困っているからこうしそう」
さらに、「困っているからこうしそう」ということを考えられると、魚雷を合わせやすくなります。例えば、「ずっと発見されて体力を減らして困ってそうだから、転舵して隠蔽状態に入りそう」といった具合です。この場合、敵艦との距離にもよりますが、敵が転舵を始めた時に、転舵をして船体を晒す位置を予測して魚雷を流すと命中が見込めます。
戦場で敵の動きをよく見ていたり、魚雷が当たるかどうかしっかり確認している人は、経験で「こうしそう」というのが分かる人もいます。それでも大丈夫です。とにかく、困っている敵が次にどういう動きをしそうかをイメージして魚雷を合わせてみてください。
④ステップ4
「困ってないから〇〇を狙ってそう」
困っていない相手に魚雷を当てるのは難しいです。なぜなら、相手が取れる選択肢が幅広いためです。油断していない限り魚雷を当てるのはかなり厳しいです。しかし、狙い筋は有ります。困っていなさそうな敵に対しては、「困ってなさそうだから、〇〇を狙っていそう」という具合で心理読みをすると魚雷を合わせやすいです。
例えば、「横を向けている戦艦のバイタルを狙って転舵して全門斉射しそう」という具合です。この場合は、主砲塔が向いている方向などを見て、転舵方向を予測して魚雷を流すと命中が見込めます。また、「撃てる相手が遠いからから、近づくために最短距離で移動しそう」といった読みもあります。ただし、困っていない相手には、かなりの読みと運が必要になります。初めのうちは、困っている相手を狙った方が無難です。
魚雷のテクニック『置き魚雷』
置き魚雷とは、島と島の間、細い水路、敵がとどまっている所、敵に来てほしくない所、キャプゾーン・強化エリア・飛行船のルート上などに、魚雷を予め流しておくテクニックです。発見されていないからと油断している相手に当たりやすいです。魚雷が当たらなかったとしても、敵の進路を妨害し、立ち回りを制限させる効果があります。雷速が遅い魚雷でよく使われるテクニックです。
魚雷のテクニック『近接魚雷』
島裏で待機している戦艦や巡洋艦に奇襲を仕掛ける方法に『近接雷撃』があります。やり方は、敵が主砲を発砲したのを確認して、リロード中に敵の前方から接近して魚雷を流すのが基本です。
敵の後方から侵入した場合、敵に前進され魚雷を外してしまう場合があります。よって、前方からの方が成功率は高いですが、前方から侵入した場合は、主砲を斉射されて大ダメージを受けて、魚雷を流す前に沈む危険性があります。また、ソナーや観測機で自艦が発見されると、近接雷撃を警戒されてしまいます。自艦のHPが充分あることを確認しつつ、タイミングを見計らって仕掛けましょう。
魚雷のテクニック『誘導魚雷』
心理読みを利用して魚雷を当てるものの中に、誘導魚雷と呼ばれるものがあります。(※潜水艦の誘導魚雷とは関係ありません。)これは、わざと砲撃して敵艦を転舵させて魚雷を当てたり、煙幕内にわざと砲撃をして敵に魚雷が当たるように誘導したりするテクニックです。
①主砲で誘導
(相手が転舵したら魚雷に当たる場合)
①わざと主砲を撃ってヘイトを稼ぐ
②反撃のために相手が転舵する
③魚雷コースに乗せる
※このままだと魚雷が外れそうな時に有効
※主砲の向きや進行方向を見て、転舵して欲しい方向に向きだした時に仕掛ける
※わりとやってる人・やられてる人が多い
※逆に妙なタイミングで駆逐が撃ってきたら誘導魚雷を警戒した方が良い
②ロックを外して誘導
(相手が察知を取得していそうな場合)
①「主砲を撃ったらロックを外す」を繰り返す
②「主砲を撃ったら魚雷を撃つ」をどこかのタイミングでやる
③「主砲を撃ったらロックを外す」を魚雷が発見されるまで繰り返す
※ロック数が減ったのを目印に、魚雷が発射されたことを判断して転舵する人に有効
※主砲の装填時間が短い船は忙しくなるので自分の指と要相談
※自分が煙幕撃ちをしている場合にも有効
③ミラー効果で誘導
(真似をしたら魚雷に当たる場合)
①先に魚雷を流しておく
②わざとバック回避を入れる
③相手もバック回避をマネする
④相手に魚雷が発見されるまで粘る・エンジンを狙う
①魚雷を先に投げておく
②魚雷を投げたことを悟られないように砲戦をする
③魚雷が発見されるギリギリで全力転舵で逃げる
※相手が回避行動を理解しているレベルだと成功しやすい
※駆逐同士の同航戦以外は効果が薄い
※マネてこなかったら失敗
※相手に全く同じことをされて自分もやられないように注意
※敵援護艦隊の砲弾に注意
④煙幕内に射撃して誘導
(砲弾を嫌がったら魚雷に当たる場合)
①煙幕内に魚雷を投げる
②煙幕内でかつ魚雷が外れる所を集中砲撃する
③敵が砲撃を嫌がって魚雷が当たる所に行こうとする
※煙幕が広すぎると失敗しやすい
※相手が煙幕内にとどまっていないと失敗
※発砲煙から自分が砲撃や雷撃の的になる危険性アリ
魚雷のテクニック『実践編』
①ミラー効果で誘導
②主砲で誘導
③煙幕内を射撃して誘導
④主砲で誘導 動画版
主砲を撃って転舵させるタイプの誘導魚雷を公式動画が紹介しています。
(再生位置 9:52)
この動画は雷駆の立ち回りを分かりやすく丁寧に解説しているので、日本語字幕をONにして視聴されることをおススメします。
おわりに
魚雷を当てるコツやテクニックをまとめて紹介しました。これらの内容はいろいろなプレイヤーが研究して試した結果です。自分も魚雷を当てるのが下手でしたが、教えてもらったものを自分で試して、少しずつ上達してきました。
もちろん、ここで紹介したもの以外にも魚雷を当てるコツ・上達法・テクニックはありますので、自分にあったものを見つけて試してみてください。