Tier10特別艦艇 パンアメリカ駆逐艦 La Pampa(ラパンパ)
- 分類:雷撃型駆逐艦
- 入手方法
- 現在の艦長スキルとアップグレード
- 性能紹介
- 基本的な立ち回り
- 具体的な立ち回り
- テクニック ~3分20秒(200秒)を意識~
- 対ラパンパ ~いつでも戦闘命令が使えると考える&味方と一緒に~
- オススメ艦長スキル
- ユニーク艦長との相性について
- おわりに
分類:雷撃型駆逐艦
パンアメリカTier10駆逐艦のラパンパは5連装魚雷を3基搭載している駆逐艦です。主砲は連装砲2基しか搭載していないので、砲撃力は低く、エンジンブーストを装備していないので、素早い動きができません。そのかわり、煙幕・修理班・魚雷装填ブースターを装備していて、最大で30本の魚雷をほぼ同時に流すことができます。魚雷射程は10.5㎞と短めですが、リアクションタイムは短く、駆逐艦にも命中が見込める魚雷になっています。大型艦から小型艦までプレッシャーを与えることができる雷駆です。
入手方法
期間限定の武器庫イベント「La Pampaへの航海」(開始: 11月14日 3:00~終了: 11月28日 3:00)で実装されました。
ちなみに私は、石炭でトークンを入手してからランダムバンドルに臨みましたが、コツコツ貯めてた2万ダブロンは一瞬で消し炭になって、合計で5万ダブロン必要でした。
現在の艦長スキルとアップグレード
ラパンパの艦長スキルは、魚雷射程が短く、射点に着いたり撤退するのに機動力が欲しいため、素早く静かにを取得しています。また、消耗品が重要になるので、管理を取得して消耗品の個数を増やし、消耗品技術者を取得して消耗品の準備時間を短くしています。取得していませんが、アドレナリンラッシュや魚雷装填手もオススメです。
性能紹介
雷撃型の駆逐艦です。主砲は2連装砲を前方に2基搭載していて、魚雷は射程10.5kmの5連装魚雷を3基搭載しています。消耗品は煙幕・修理班・魚雷装填ブースター(TRB)を装備していて、エンジンブーストは装備していません。弱点としては艦速の遅さが挙げられます。艦速の遅さをカバーしながら先読み気味に立ち回り、魚雷射程内に敵艦を収めて雷撃できるかが、立ち回りのポイントになります。
主砲
主砲塔は2連装が前方に2基配置されています。よって、正面を向いての撃ち合いはできますが、引き撃ちはかなり苦手としています。HE弾のDPMも12万と低いので、チャンスの時以外は、砲戦はできるだけ避けた方がいいでしょう。ちなみに、主砲は2基とも全周砲塔で、ジャトランドやデアリングと同じようにAP弾の跳弾優遇があり、横を向けている敵駆逐艦にも貫通弾が出ます。
魚雷・抗堪性・機動性・隠蔽性
魚雷性能が非常に良いです。射程こそ10.5kmと、やや短いですが、いちおう米巡のレーダー範囲外から流すことができます。また、5連装魚雷を3基搭載していて、雷速・リアクションタイムともに優秀なので、駆逐艦にも命中が見込めます。さらに、魚雷装填ブースター(TRB)も装備しているため、30本の魚雷をほぼ同時に流すことができます。射程内に敵艦を入れてしまえば投射量で圧倒でき、非常に強力な性能になっています。
抗堪性は、素のHPが18,800と低いですが、修理班を装備しているので、回復込みの総HPは高くなります。修理班での回復量も増えるので、抗堪専門家でHPはぜひとも上げておきたいところです。
機動性は、旋回半径が560mと非常に小さいのですが、転舵所要時間が4.2秒と遅く、曲がりやすいかと言われれば微妙です。なにより艦速が34.0ノットと、鈍足駆逐艦として有名なフォレストシャーマンより0.1ノットだけ速いレベルで、エンジンブーストも装備していないので、足の遅さをカバーする立ち回りが必要になります。先読み気味に動いて、魚雷射程に敵艦を収めたり、敵駆逐艦を警戒したりなど、影響力を出せるように動きましょう。
隠蔽性はTier10としては良い方です。最良隠蔽5.8kmで、ユエヤンやサマーズと同じです。隠蔽が良いので敵に接近しやすいですが、艦速が遅いので、不意の会敵をしないように注意して立ち回りましょう。
対空・対潜
対空性能は、戦闘機は落とせますが、空母に対抗できるレベルではありません。艦速の遅さや、後述する戦闘命令との相性もあるため、できるだけ見つからないように動きつつ、見つかったら味方の方に戻るか、煙幕を使用してやり過ごしましょう。
対潜性能は、爆雷のダメージは高いですが、投射量が6と少ないので、総合的に判断すると低いと言えそうです。足の遅さやソナーがないことを考えると、積極的に対潜行動をすることはほとんど無いので、そこまで性能を気にする必要は無いでしょう。
消耗品
煙幕・修理班・TRBを装備しています。エンジンブーストは装備していません。使い勝手は他の駆逐艦と同じなのですが、注意点としては、煙幕とTRBのリロード時間が長くなっているので、後述の戦闘命令を上手く使用して、リロード時間を短縮していきましょう。
修理班は、抗堪専門家と信号旗込みで、1回で3800ほど回復できます。管理を取得すると3回使用できるので、回復込みの総HPは約33000になります。雷駆としてはかなりタフな数値になるので、抗堪専門家や管理は取得しておきたいところです。
戦闘命令
パンアメリカの特徴である戦闘命令をラ・パンパも使用できます。隠蔽を継続したり、魚雷を当てることでゲージの充填が進み、被発見状態が30秒以上続くと、ゲージが減っていきます。とりあえず、隠蔽状態を3分20秒(200秒)ほど維持しておくと充填が完了しますので、序盤の3分20秒間は見つからないように動きましょう。
また、この3分20秒(200秒)は、消耗品のリロードを短縮する時にも、覚えておくと便利です。というのも、戦闘命令は3分20秒(200秒)リロード時間を減少させるようになってるみたいです。素の状態と信号旗スキル込みで魚雷装填ブースターの準備時間を減少させた状態で比較してみましたが、リロード減少幅は、どちらの場合でも3分20秒(200秒)でした。(※素のリロード時間が短い応急工作班や修理班は、戦闘命令を発動したら30秒以内に再使用できます。)
なので、消耗品のリロード時間が残り3分20秒を切った状態で戦闘命令を使うと、戦闘命令の効果時間である30秒が経過し終わったら、消耗品のリロードも自動的に完了します。消耗品のリロード時間を30秒以下にできる時間ということで、覚えておくと良いでしょう。
ただし、あまりギリギリでやると、小数点以下の時間でリロードが終わらなかったということが発生するので、3分19秒になったのを確認してから使用すると安全です。
ちなみに、リロード時間が3分20秒を下回っていない状態で戦闘命令を使うと、確かに消耗品のリロード時間が3分20秒短縮されますが、消耗品のリロードが終わらないまま戦闘命令の効果時間が終了します。例えば、素の状態でTRBの残り時間が5分20秒の時に戦闘命令を発動させると、戦闘命令の効果が終わった時には、TRBのリロード時間は残り2分になります。戦闘命令を使用して消耗品をすぐ使いたいという場合は、3分20秒以下ということを覚えておくといいでしょう。
あと、英雄艦長の固有スキルを狙っての戦闘命令の使い捨てですが、状況によると思います。敵駆逐艦の脅威が無く、魚雷射程に敵艦を捕捉できない状況が続くようだったら、戦闘命令を使い捨てて、早めに2回発動を狙うのもアリだと思います。しかし、戦闘命令が溜まっていない状態で前線で動き回るのは、消耗品がすぐ再使用できなくてかなり不安があると思います。戦闘命令の使い捨ては、安全な状況で攻撃機会もなさそうな状況に限られるかなと思います。
基本的な立ち回り
隠蔽を保ちながら、序盤は待ち構えるように、中盤以降は積極的に雷撃を狙っていくのが基本です。
序盤:スポット、雷撃
中盤:スポット、雷撃、陣地占領
終盤:スポット、雷撃、陣地占領、生存
具体的な立ち回り
序盤 ~待ち構えるように雷撃を狙う~
通常戦
序盤の動きですが、まずは戦闘命令を溜めることを目指しましょう。戦闘命令が溜まらないまま前線に出て、敵艦に発見されると危険です。まずは敵空母に見つからないように、味方の防空圏を意識しながら前進しましょう。
戦闘命令がたまったら、本格的に前線に出ますが、この時も突出するのではなく、退き撃ち態勢で敵艦が魚雷射程に入ってくるのを待ち伏せるようにしておきましょう。というのも、ラパンパは艦の速度が低いため、危険な状態から離脱するのが難しくなっています。退き撃ち態勢なら、レーダー艦を発見したり、敵駆逐艦を発見した際に、距離を取りやすく安全です。
修理班があるとはいえ、序盤から不用意なダメージを受ける必要はありません。魚雷射程が10.5kmなので、前進して魚雷を当てに行きたい気持ちはわかりますが、待ち受けるように立ち回るほうが無難でしょう。
こうやって、まずは待ち受ける形で立ち回り、射程内に入ってきそうな艦に魚雷を狙い、敵艦隊が崩れてきたら徐々に前線を上げていきましょう。
制圧戦
基本的には通常戦と同じように意識して動きますが、さらにキャプゾーンが絡んできます。隠蔽がいいですが消耗品はキャプに向いているというわけでもないので、キャプ占領は可もなく不可もなくといった感じです。
レーダー艦が待ち伏せていたり、艦載機が頻繁に飛んでくるようだったら、無理をせず外周からスポット&雷撃で、敵艦隊を下げさせて、キャプゾーンを安全にしてからエリア占領を狙うと安全です。
軍拡競争
隠蔽はいいですが、エンジンブーストが無く、艦の速度も高くないので、強化エリアの獲得は可もなく不可もなくといった感じです。艦の速度が遅いので、判断を早めにしながら、無理せず取れそうなところを取りましょう。
一種の待ち伏せですが、強化エリアに向けての雷撃は結構効果的です。敵駆逐艦が狙っていそうな強化エリアに向けて魚雷を流すと当たってくれることがあります。特に序盤の動きが読みやすい場面や、レーダーや艦載機で敵駆逐艦の動きを補足した後に、強化エリアが取れるようになるタイミングも見計らって流すといいでしょう。
中盤・終盤 ~積極的に雷撃を狙う~
通常戦
敵がバラバラになってくる時間帯です。前線を上げながら積極的に敵艦に魚雷を狙っていきましょう。艦艇の速度が遅いので、敵の進路を予測しながら先回りするように動いて、魚雷射程に敵艦をおさめましょう。もちろん、逃げ遅れた艦がいたら、できるだけ横を取って魚雷を狙いましょう。敵に押し込まれて退かなくてはいけない場合は、敵艦を魚雷射程に入れやすいので、逆にチャンスとも言えます。あきらめずに雷撃を狙っていきましょう。
敵が下がっていっている場合は、包囲殲滅ができるように敵をマップ中央側に寄せていきます。反対方向の見方も同じように押せていたら勝勢で、包囲殲滅がしやすい理想形と言えます。
敵に押し込まれた場合は退かないといけません。反対側の味方も押されている場合は、マップ中央側に逃げるのではなく、マップの南北に逃げるようにすると、反対方向の味方と挟み撃ちがしやすく、カウンターを決めやすいです。
こちら側は敵に押し込まれてはいるものの、反対側の味方も押しこんでいる場合は、引き撃ちで敵の進撃を遅らせながらマップ中央側に逃げるといいです。この場合は、開戦時は南北で敵チームと向かい合ってましたが、今度は東西で向かい合う形になるので、仕切り直しがしやすいです。
制圧戦
通常戦の包囲殲滅の考え方に加えて、キャプゾーンを取るかどうかが関わります。レーダー艦を追い払うことができていたら、味方の援護が受けれることを確認しながらキャプを取りに行きましょう。ポイント差や敵との体力差を考えて、敵の体力がかなり削れて倒しきれそうなら、陣地占領は味方に任せて、スポットや砲撃を継続していくのもいいです。
基本的にはキャプが敵よりも多く取れている方が優勢になります。キャプを多くとった後は包囲殲滅ができそうだったら押し込んでもいいのですが、カウンターには気をつけて深追いをしないようにしましょう。
軍拡競争
中央にキーエリアが出現する1分前にアナウンスがあるので、そのアナウンスがあったら、マップ中央に移動しましょう。その頃には敵がバラけてスポットがしづらくなっていると思います。中央のキーエリアは、制圧したら勝勢になるので、スポットや砲撃よりもキャプを優先してもらって大丈夫です。
敵駆逐が残っていたら、中央で駆逐戦になります。HPが充分に有利な場合は敵駆逐と1対1をしてもいいですが、そうではない場合は安全策を取って味方と合流してからでいいです。それまでは踏み合いをしつつ味方の合流を待ちましょう。
テクニック ~3分20秒(200秒)を意識~
消耗品や戦闘命令のところでも書きましたが、3分20秒(200秒)を意識しておくと、消耗品の管理がしやすいです。というのも、3分20秒は、隠蔽状態を保ち続けた場合の戦闘命令が溜まるまでの時間でもありますし、戦闘命令終了後に消耗品が使えるようになる時間でもあるからです。
例えば、TRBのリロード時間が残り3分20秒を切ったときに戦闘命令を使えば、戦闘命令が終了するのと同時にTRBのリロードが終わります。その他の消耗品も、リロード時間が3分20秒を切っていたら、戦闘命令が終わるまでの間に使用することが可能です。消耗品の管理や戦闘命令を使うタイミングの目安にしてみてください。
対ラパンパ ~いつでも戦闘命令が使えると考える&味方と一緒に~
まずは、ラパンパがいつでも戦闘命令を使えると考えておきましょう。いつでも30本魚雷が流れてくる、煙幕や修理班を連続で使ってくるなどです。こうして警戒しておくことで、余計な被雷を防げたり、発砲ペナルティを追加で取られたりなどを防げます。
また、ラパンパは30本も魚雷を流せるので、居るだけで脅威です。見つけたら味方と一緒に集中砲火して、修理班で回復される前に沈め切りましょう。ラパンパは砲撃戦が弱いので、単独でも倒しに行きたくなりますが、単独で行ってしまうと、煙幕や修理班でごまかされてしまい、取り逃がしたり逆に不利になる可能性もあります。必ず味方の援護がもらえる場所で戦うようにしましょう。
オススメ艦長スキル
アドレナリンラッシュ:火力強化
管理:消耗品の個数増加
消耗品技術者:消耗品の準備時間の短縮
魚雷装填手:魚雷の装填時間の短縮
高速魚雷:雷速の向上
水浸し:浸水発生率の向上
素早く静かに:機動性の向上
体力が減っても火力を出せる「アドレナリン・ラッシュ」、最高速度を向上させる「素早く静かに」、消耗品の個数を増加させる「管理」、消耗品の準備時間を短縮できる「消耗品技術者」、その他に魚雷性能を強化していくのもオススメです。
ユニーク艦長との相性について
ちょうど9周年アップデートの時だったと思いますが、パンアメリカ戦艦が実装される頃に、パンアメリカの固有スキル持ちのユニーク艦長が実装されました。その艦長を持っている方は、ラ・パンパに使用してもいいと思います。
主砲はそこまで使うことが無い(砲撃すると居場所がバレて敵が逃げて魚雷射程に入れにくくなる)ので、「絶え間なき砲撃」を発動させることはめったにないですが、「マスター・アンド・コマンダー」は、発動させやすいかなと思います。早めに発動させて中盤戦で艦速が上げて、バラバラになった敵艦を追うのに役立てたいところです。
また、抗堪専門家が強化スキルになっているため、HPを増やしつつ修理班の効果量もUPさせることができます。英雄艦長を載せる場合は、ぜひとも抗堪専門家は取得しておきましょう。
ラ・パンパは特別艦艇(プレミアム艦艇)なので、艦長の載せ替えがしやすいです。もし、ユニーク艦長を持っている方が居たら、ラ・パンパにも載せてみることをオススメします。
おわりに
「奥義 30本魚雷!」
TRBで30本魚雷を何度も流してくる、非常に強力な雷駆です。しかし、艦艇の速度が遅かったり、砲撃戦が苦手という弱点も抱えています。消耗品で弱点をごまかしながら、強力な魚雷で敵艦隊を破壊していきましょう!