Tier10特別艦艇 アメリカ駆逐艦 Laffey(ラフィー)
- 分類:対駆逐艦型砲駆
- 入手方法
- 現在の艦長スキルとアップグレード
- 性能詳細
- 基本的な立ち回り
- 具体的な立ち回り
- テクニック ~発砲ペナを意識しながら煙幕を使う~
- 対ラフィー ~引き撃ち態勢で警戒~
- オススメ艦長スキル
- おわりに
分類:対駆逐艦型砲駆
アメリカTier10駆逐艦のラフィーは史実艦として造船所イベントで実装された艦です。船体はギアリングとほぼ同じですが、魚雷射程が8kmと短いため、主砲と消耗品を主軸に戦っていく艦になります。
いろいろと特徴があり、その一つとしてバースト射撃をすることができます。また、煙幕は使用時間は短いですが米駆第二ツリーと同じもので、エンジンブーストはありませんが、強化修理班と強化版の対空防御砲火を装備しています。
入手方法
2025年8月開始の造船所イベントで入手可能でした。
現在の艦長スキルとアップグレード
LaffeyとBlackとKiddの共用艦長です。期間限定で入手可能だったユニーク艦長を乗せているので、「抗堪専門家」と「歯車のグリスアップ」が強化版スキルになっています。
強化修理班が強力なので、「管理」を取得して強化修理班の回数を増やしています。また、「幻惑」を取得して、敵駆逐艦との戦闘時に敵の援護射撃をバラけさせるようにしています。ここは火力強化のために「アドレナリン・ラッシュ」を取得しても良いと思っています。
性能詳細
HP
素のHPは18,500です。通常の抗堪専門家+信号旗で23,100です。強化版の抗堪専門家+信号旗で23,650になります。
ラフィーは特殊修理班を装備しているので、抗堪専門家や信号旗を取得してHPを高めて、修理班での回復量を増やしておきましょう。
船体
ギアリングと同型艦ですが、ギアリングにあった側面の21mm装甲が無くなっています。ユエヤンと同じですね。側面を向けた時に21mm装甲にAP弾が刺さって大ダメージを受ける心配はしなくて大丈夫です(駆逐艦にも貫通弾を出す口径のAP弾を除く)。
主砲
127mm砲2連装砲を3基搭載しています。射程がギアリングよりも伸びていて12.4kmになっています。装填時間は素で3秒で、装填UGを装備すると2.6秒になります。HE弾のDPMは素で216,000で、装填UG込みだと245,000になります。射程以外はギアリングと同じ性能です。
バースト射撃
ラフィーの特徴としてバースト射撃が使用できます。リロード時間は素で25秒、装填UG込みで22秒になります。バースト射撃は敵駆逐艦が煙幕を使用して停止しようとしたり、隠蔽状態に入る間際に撃ち込むのがオススメです。常時バースト射撃はDPMが下がるのでしない方がいいです。
射角
全門斉射できる角度は前方29°、後方29°です。ギアリングと比べると後方射角が良いです(ギアリングは後方36°)。引き撃ちでも追い撃ちでも問題なく砲戦できるでしょう。
弾道
弾道はギアリングと同じで山なりです。10㎞くらいから高さ500mを超えます。低弾道で有名なグロゾヴォイと比べるとかなりの差があります。遠距離では弾が当てにくくなることを意識しておきましょう。
魚雷
5連装魚雷を2基搭載しています。射程と装填時間以外はギアリングの16.5km魚雷と同じです。
装填時間が長めですが、エンジンブーストが無く、敵に接近するのに時間がかかることを考えると、装填時間の遅さはあまり気にならないでしょう。
射程が8kmなので敵艦にかなり近づかないと使えません。敵駆逐艦を排除して敵戦艦に安全に接近できるようであれば魚雷を狙い、それ以外は突っ込んでくる敵艦に使用すると射程の短さをカバーできます。
爆雷
ダメージと爆弾数ともに優秀です。捕捉さえできれば潜水艦に手痛いダメージを与えられます。しかし、エンジンブーストがないため、無理に捕捉しに行く必要は無いでしょう。
対空
対空性能はそこそこといった所です。対空防御砲火も装備しているので、防御砲火を使用できる状況なら、空母の攻撃も他の駆逐艦よりかは抑えられるようになっています。
と、ここまでがパッと見の性能なのですが、実はラフィーは消耗品の対空防御砲火が特別に強化されていて、継続ダメージ+200%(つまり3倍)になっています。なので、対空特化して対空防御砲火を使用したら、ハランド並みの対空性能になります。空母に悩まされている方は対空特化も全然ありです。
機動性
艦速は素で36.5ノット、信号旗を付けて38.3ノットです。エンジンブーストが無いため信号旗を付けて少しでも艦速を上げておきましょう。
転舵性能はギアリングよりも若干良くなっています。おそらく21mm装甲が無くなって船体が細くなった影響なのでしょう。ギアリングよりも旋回半径が20m、転舵所要時間が0.2秒改善されています。Tier10駆逐艦の中でもトップレベルに小回りが利きますが、艦速は遅いので、敵弾回避時は油断しないようにしましょう。
隠蔽
スキルUG込みで6.0kmです。Tier10では6.0km±2kmの駆逐艦が多いので、相互発見が多くなります。煙幕や修理班があるので、相性の悪い相手でも耐えやすい性能ではありますが、艦速が遅く離脱が難しい艦なので、不利な状況での会敵をしないように慎重に立ち回りましょう。
消耗品
煙幕、強化修理班、対空防御砲火を装備しています。
煙幕
アメリカ第2駆逐艦ツリーと同じ仕様の煙幕ですが、合計使用時間と最小動作時間が短くなっています。イギリス駆逐艦のようにショートバースト煙幕として使用したり、発砲ペナルティを消すために移動しながら煙幕を使うといった使用方法がいいです。
1/4速の時は煙幕を使用しながら隠れることができますが、それよりも速い速度では煙幕から出てしまいます。また、バックしている時も全速でバックしていると煙幕から出てしまいます。煙幕を使用しながらバックしている時は、全速でのバックにならないように速度を調整しましょう。
合計使用時間が短すぎるので、煙幕射撃に使用しているとあっという間に煙幕を使い切ってしまいます。そうなるとかなり立ち回りが難しくなるので、できるだけ煙幕は温存して、対駆逐艦戦闘で使えるようにしておきましょう。
ちなみに、煙幕UGや信号旗を搭載できますが、搭載しても煙幕の合計使用時間は伸びません。今後のアップデートで合計使用時間が伸びるようになるのか、それとも煙幕UGなどを搭載できなくなるかは分かりません。
特殊修理班
強化された修理班を装備しており、短時間で大量のHPを回復できます。ネウシトラシムイなどが装備している、いわゆる超回復です。回復量は信号旗込みで約8000です。
ちなみに、艦長スキルの「管理」を取得して特殊修理班の回数を3回にした場合、3回目の回復量はフルでの回復は難しいです。しかし、駆逐艦としてはかなりの量を回復できるので、「管理」の取得はオススメです。
対空防御砲火
対空防御砲火は素で4回、管理を取得すると5回使用できます。
アメリカ製の対空防御砲火がさらに強化されていて、継続ダメージが+200%になっています。なので、対空特化にすると欧駆のハランド並みの対空火力を出すことができます。
対空特化にしなくても、対空防御砲火中はかなりの対空火力になるので、敵艦載機に手痛いダメージを与えることができます。しかし、敵艦載機を自力で全て溶かせる程ではないので、無理せず煙幕を使用して隠れたり、味方の対空圏に入ったりすることも大事です。
基本的な立ち回り
対駆逐艦戦闘が強い艦です。煙幕や修理班を使い、しぶとく戦いながら敵駆逐艦を排除して、盤面を有利にしましょう。
序盤:スポット、敵駆逐艦へのアプローチ
中盤:スポット、敵駆逐艦へのアプローチ、陣地占領
終盤:スポット、敵駆逐艦へのアプローチ、陣地占領、雷撃、砲撃、生存
具体的な立ち回り
序盤 ~発砲ペナルティを意識しながら対駆~
通常戦
艦速が遅いので、味方と一緒に進む感じになるのと、早めに判断しないと後手後手になってしまう点に注意しましょう。序盤は敵駆逐艦が発砲した時に味方艦が発砲ペナルティを取れることを意識しながら立ち回ると、自分だけ煙幕で隠れて一方的に相手駆逐艦を撃つチャンスが生まれます。発砲ペナティを意識しながら何度も敵駆逐艦に会敵し、煙幕と修理班とバースト射撃を利用しながら体力差をつけていって倒すのが基本戦略です。
制圧戦
基本的には通常戦と同じように意識して動きますが、さらにキャプゾーンが絡んできます。修理班があるとはいえ、レーダー艦にはめっぽう弱いので、島陰でレーダー艦が待ち構えているようなら、外周からスポットして味方に攻めてもらって、レーダー艦や敵援護艦隊を退かせて、形勢を有利にしてからキャプに向かいましょう。
軍拡競争
艦速は遅いですが隠蔽は6.0kmなので、強化エリアの取得は可もなく不可もなくといった感じです。ただし、艦速が遅いため離脱に時間がかかります。レーダー艦や敵駆逐艦が待ち伏せているような強化エリアには飛び込まないようにしましょう。
待ち伏せに関しても可もなく不可もなくといった感じです。敵駆逐艦が取りに来そうなら、待ち伏せてヘッドオンを狙いましょう。
中盤・終盤 ~雷撃も考慮~
通常戦
敵がバラバラになっている時間帯です。敵駆逐艦が残っているならアプローチをしましょう。できるだけ1対1でヘッドオンが狙える状況でアプローチします。味方もバラバラになっていることがあるので、序盤よりも発砲ペナルティを取りづらくなりますが、煙幕・修理班・バースト射撃を上手く使って敵駆逐艦を削り切りましょう。
敵駆逐艦が残っていないなら敵戦艦への雷撃も考慮しながら立ち回りましょう。基本的に有利な状況では無理せずスポットの提供で充分です。しかし、ダメージレースで負けているようならリスクを負って雷撃を狙いましょう。
煙幕の合計使用時間が短いため、煙幕射撃でのダメージ出しは難しいです。また、遠距離射撃も山なり弾道なため、敵艦との距離をそこまで取れず難しいです。ダメージ出しが必要な場合は、雷撃を考慮しましょう。
敵艦が逃げていくような場面では雷撃はできませんが、接近してくる状況では短射程の魚雷でも雷撃を狙えます。ダメージレースで負けていて巻き返しが必要な場合はリスクを負ってでも雷撃を狙いましょう。
敵が下がっていっている場合は、包囲殲滅ができるように敵をマップ中央側に寄せていきます。反対方向の見方も同じように押せていたら勝勢で、包囲殲滅がしやすい理想形と言えます。
敵に押し込まれた場合は退かないといけません。反対側の味方も押されている場合は、マップ中央側に逃げるのではなく、マップの南北に逃げるようにすると、反対方向の味方と挟み撃ちがしやすく、カウンターを決めやすいです。
逆に反対側の見方が押している場合は、引き撃ちで敵の進撃を遅らせながらマップ中央側に逃げるといいです。この場合は、開戦時は南北で敵チームと向かい合ってましたが、今度は東西で向かい合う形になるので、仕切り直しがしやすいです。
制圧戦
通常戦の包囲殲滅の考え方に加えて、キャプゾーンを取るかどうかが関わります。レーダー艦を追い払うことができていたら、味方の援護が受けれることを確認しながらキャプを取りに行きましょう。ポイント差や敵との体力差を考えて、敵の体力がかなり削れて倒しきれそうなら、陣地占領は味方に任せて、スポットや砲撃を継続していくのもいいです。
基本的にはキャプが敵よりも多く取れている方が優勢になります。キャプを多くとった後は包囲殲滅ができそうだったら押し込んでもいいのですが、カウンターには気をつけて深追いをしないようにしましょう。
軍拡競争
中央にキーエリアが出現する1分前にアナウンスがあるので、そのアナウンスがあったら、マップ中央に移動しましょう。その頃には敵がバラけてスポットがしづらくなっていると思います。中央のキーエリアは、制圧したら勝勢になるので、スポットや砲撃よりもキャプを優先してもらって大丈夫です。
敵駆逐が残っていたら、中央で駆逐戦になります。HPが充分に有利な場合は敵駆逐と1対1をしてもいいですが、そうではない場合は安全策を取って味方と合流してからでいいです。それまでは踏み合いをしつつ味方の合流を待ちましょう。
テクニック ~発砲ペナを意識しながら煙幕を使う~
煙幕がカギになります。とにかく煙幕の使用方法に慣れましょう。敵援護艦隊の射線が通っていて敵駆逐艦と会敵したくない場合や、敵駆逐艦の発砲ペナを誘える場合は、速度を予め1/4にしてすぐに煙幕に隠れられるようにしましょう。敵駆逐艦とヘッドオンを仕掛ける場合は、全速でヘッドオンして敵駆逐艦を仕留め、すぐさま敵援護艦と自艦との間に煙幕を撒いて発砲ペナルティを消して隠蔽に入るといった感じで使うと良いです。
敵駆逐艦との交戦時で味方が発砲ペナルティを取れる場合は、それを利用しながら煙幕射撃をしましょう。長時間の煙幕射撃は難しいですが、それでも数斉射+バーストくらいはできます。こうやって煙幕と発砲ペナを利用しながら敵駆逐艦と有利な会敵をして体力差をつけていきましょう。
煙幕の残り時間にも気を配りましょう。煙幕がある間は強気に立ち回れますが、煙幕が無くなると途端に弱くなります。煙幕の無駄遣いを抑えて、敵駆逐艦と常に有利な交戦ができるように準備しておきましょう。
対ラフィー ~引き撃ち態勢で警戒~
DPMが高く、バースト射撃もあり、煙幕で発砲ペナルティを取ってきて、さらに修理班で回復もできるので、とにかく厄介です。
敵駆逐艦がラフィーだった場合は、引き撃ち態勢で警戒して、ヘッドオンを避けましょう。ラフィーは全速で走っている間は煙幕で隠れることが難しいため、引き撃ちで逃げられると、煙幕を焚いて停止しようとしたり、発砲ペナルティを切ろうと転舵します。そこを味方に撃ってもらって体力を削っていくと良いです。
もし、ヘッドオンした場合は止まらずにUターンしながら煙幕を使用して逃げましょう。というのも、煙幕を使用して止まろうとしたら、そこにバーストを撃たれてHPをごっそり削られる恐れがあるからです。煙幕を使用しながら真正面を向いて被弾面積を最小にして耐えることもできますが、ラフィーとの距離が近いと当ててくる可能性が高いので、かなり厳しいです。
また、ラフィーが居たからといって迂闊に撃つと、発砲ペナルティを取られて逆に厳しくなる場合があります。ラフィーが近くに居る場合は、自艦の主砲射程内に敵艦が他に居ないことを確認し、発砲ペナルティを取られないように注意しながら立ち回りましょう。
とにかく、対駆逐戦闘が強くないのにラフィーとヘッドオンするのは危険です。引き撃ち態勢で警戒し、味方に撃ってもらうことを意識しましょう。
オススメ艦長スキル
アドレナリンラッシュ:火力強化
管理:消耗品の個数増加
無線方向探知:敵駆逐艦の補足
駆逐艦基本セット+火力強化のための「アドレナリンラッシュ」+消耗品の個数を増やす「管理」がオススメです。
「恐れ知らずの喧嘩屋」は煙幕との相性が悪いですが、敵駆逐艦を早く倒すのに取るのもいいと思います。
「幻惑」は敵駆逐艦のヘッドオン時や一時的な被発見の時のお守りとして役に立ちます。しかし、砲弾が当たる時は当たってしまうので、他のスキルに振っても良いです。
「主砲対空兵装技術者」を取得して、対空性能を向上させながら主砲装填時間も短縮するのもオススメです。対空特化も一考に値するでしょう。ただし、空母が居ないと持て余してしまう点には注意してください。
おわりに
「対駆逐艦型米駆」
対駆逐戦でいろいろと面白い駆け引きができるので、乗っていてい楽しい駆逐艦です。まだ10戦しか乗っていませんが、感覚は掴んだので記事にしました。これからもちょくちょく乗りながら、対駆戦闘を楽しみたいです。入手できた人は一緒に駆逐艦を狩りに行きましょう!