WOWS ソロ駆逐日記

World of Warships(WoWS)の駆逐艦の性能・立ち回り・艦長スキル・プレイの様子などの記事を書いてます。

ギアリングの日記

 

Tier10 アメリ駆逐艦 Gearing(ギアリング)

 

 

艦種:バランス型駆逐艦

 

性能 

砲撃力:★★★★★★★☆☆☆    特化すれば火力は高い

雷撃力:★★★★★★★★★☆    魚雷の射程が長く、被発見距離も短い

対空力:★★★★★★★☆☆☆    対空防御放火があるが単独で防御は難しい

隠蔽力:★★★★★★★★☆☆    Teir10で5.9km(固有UGで5.6km)

生存力:★★★★☆☆☆☆☆☆    HPが少なく、魚雷が怖いが船体は小さい

機動力:★★★★☆☆☆☆☆☆    速力が低く、船体の横幅が広いが旋回は良い

 

オススメ艦長スキル

無線探知:敵駆逐の位置の把握・魚雷が来る方向の予測

幻惑:レーダーや艦載機によるスポットからの被弾を軽減

アドレナリンラッシュ:主砲・魚雷・対空の強化

恐れ知らずの喧嘩屋:主砲の強化

管理:煙幕の使用回数の増加

主砲・対空兵装技術者:主砲と対空の強化

魚雷装填手:魚雷の強化

 

 

 

現在の艦長スキルとアップグレード

現在の艦長スキル



現在のアップグレードと装備

 

幻惑を取得して、敵駆逐・艦載機・レーダー艦からの一時的なスポット耐性を強化しています。また、自分より隠蔽の良い駆逐艦との対駆逐戦でのヘッドオンで、比較的安全かつ素早く補足するために取得しています。アップグレードは通常のものにして、火力を補うようにしています。

 

 

現在のビルドの性能詳細

主砲

現在のビルドの主砲性能

 

固有UGを不採用しているので、HE弾のDPMは245,000と平均より高い性能になっており、砲撃メインで立ち回る際に、充分な火力を出すことができるようにしています。

 

魚雷

現在のビルドの魚雷性能

 

16.5km魚雷を採用して、雷速向上UGをつけることでリアクションタイムを7.5秒にし、魚雷を当てやすくしています。代わりに、主砲精度UGが載せられないため、主砲精度が悪い状態で戦うようになります。しかし、対駆逐は近距離戦を中心にして、遠距離では大型艦を中心に狙って砲撃をするため、主砲精度が悪くてもあまり気にならないため、雷速向上UGにしています。

 

対空性

現在のビルドの対空性能

 

対空防御砲火の採用も考えたのですが、Tier8空母にしか恩恵がなく、機動性の低さが目立つので、対空防御砲火は諦めて、デフォルトの対空性能にしています。自衛するのはかなり厳しく、味方の対空圏に戻ることが多くなりますが、長射程魚雷や煙幕支援との相性もよいので、これで充分と判断しています。

 

爆雷

現在のビルドの爆雷性能

爆雷の量も威力も高いですが、対潜水艦戦闘自体が駆逐艦不利なところがあるので、活用するのはかなり限られた状況でしょう。

 

機動性

現在のビルドの機動性能

最高速度が低く、陣地転換などが遅くなるため、エンジンブーストUGを装備しています。船体が小さく小回りが利きますが、横幅が広いので思いのほか魚雷に当たりやすいので注意が必要です。

 

隠蔽

現在のビルドの隠蔽性能

固有UGだと隠蔽は5.6kmになりますが、幻惑のバフと、隠蔽の悪い駆逐艦の増加と、サマーズとの差別化のために、隠蔽UGを採用して、隠蔽距離を5.9kmにしています。

 

抗堪性

現在のビルドの抗堪性能

通常艦長を採用しているため、HPは22,900です。心もとない数値ですが、長時間煙幕を要所で使うことと、苦手艦に対してはスポットと幻惑で有利を取ることと、味方との連携を意識して立ち回ることでカバーしています。

 

 

 

現在のビルドの所感

主砲も魚雷も高いレベルで両用が可能で、隠蔽もTier10の平均程度なので、幅広く駆逐艦の仕事ができます。不満点は抗堪性と対空性能ですが、対空性能は他の駆逐艦も大差ないので仕方ないかと思います。

 

幻惑の効果で、6.0km前後で会敵するデアリング・春雲・バザン・リュ―シュンなどの苦手艦に対して、比較的安全に撤退ができますし、島風やユエヤンにヘッドオンを決める時に、加速効果で会敵しやすくなっているのもいい感じです。被弾を軽減するため、体力を温存しやすく、ARとの相性もいいです。ただし、幻惑は15秒しか効果がなく、スキルポイントも4と重いので、かなり賛否両論なスキルと言えるでしょう。喧嘩屋で火力強化したほうが良いという意見も多いはずです。

 

幻惑ビルドは一時的スポットへの耐性が高く、空母に発見されてからの被弾や、敵駆逐に発見されてから撤退する時の被弾を押さえられるので、敵の射線が通っている所で戦うことの多い人や、立ち回りに不安のある人にオススメできると思います。

 

 

 

 

 

 

基本的な立ち回り

序盤:隠蔽を保ちつつ、スポットをしながら陣地の占領や、魚雷を狙う

中盤:単独行動艦や敵駆逐にヘッドオンを仕掛ける、陣地を占領する

終盤:単独行動艦を狙う、陣地を占領する、生き残る

 

 

 

テクニック ~魚雷の予測線を予測する~

ギアリングは敵駆逐が前進してきている時を狙って勝負を仕掛けますが、敵がすぐに旋回して魚雷を投げて引き撃ちの状態になることもあります(特に対島風)。その際に、ギアリングは横幅が広いので、警戒していても、見えていた魚雷が回避できずにやられてしまうことが多いです。

 

船体が太いので思った以上に魚雷回避は難しいです。ここはギアリングの特徴のひとつである、主砲旋回と転舵が速いことを利用して、大胆に進路を変えて魚雷を回避しましょう。

 

例えば、最初は右斜めに進みながら、左舷全門で砲戦をします。相手の島風が魚雷を投げた気配があったら、すかさず進路を左斜めに変えて、右舷全門で砲戦をします。主砲旋回が速いので、すぐに全門斉射ができます。このテクニックを意識すると、魚雷を回避しつつ全力で攻撃ができます。接近戦時の敵魚雷は、見える前に避けましょう。

 

 

対ギアリング

駆逐の場合:発見距離からビルドを予測、横を向いたら船体中央にAP弾を撃つ

戦艦の場合:魚雷射程が長いことを忘れずに警戒する

巡洋艦の場合:特になし

空母の場合:対空防御放火持ちかどうか判断する

潜水艦の場合:特になし

 

 

感想

プレイヤーの好み次第で、砲駆・雷駆・バランス型にビルドを変えられる柔軟な駆逐艦。ソロで出撃するか分艦隊で出撃するかでもビルドを変更したくなる艦で、専用の艦長が数人欲しいくらいです。主砲・魚雷・視界提供・煙幕支援・対空支援・煙幕射撃など取れる選択肢が多いので、状況によって適切な判断をしていけば勝ちやすいと思います。

 

 

 

 

 

 

艦長スキルとアップグレードの候補


バランス型の駆逐艦なので、プレイスタイルによってビルドはいろんな候補が考えられます。主砲ビルド・魚雷ビルド・バランスビルドを紹介しますので、参考にしてみて下さい。

 

 

主砲ビルド              オススメ度★★★★☆

 

「恐れ知らずの喧嘩屋」と「アドレナリンラッシュ」を取得することで、1分間のダメージ量(DPM)をTeir10上位にすることが可能です。弾道は山なりなので、得意の近距離戦に持ち込んで、敵駆逐を見つけたらボコボコにしましょう。ただし、春雲・デアリングなど、ギアリング以上に接近戦が強く、隠蔽距離が近い艦とは相性が悪いので注意してください。

 

主砲ビルド

 

 

 

魚雷ビルド              オススメ度★★★☆☆

Tier10米駆で雷駆と言えばサマーズが居ますが、販売停止艦で入手困難なので、持ってない人には魚雷ビルドがオススメできます。固有UGを付けると魚雷の装填時間は長くなりますが、代わりに最良隠蔽が手に入るので、スポットがしやすく安全に優秀な魚雷を流すことができます。

魚雷ビルド

 

 

 

バランス型ビルド           オススメ度★★★☆☆

主砲も魚雷もバランスよく伸ばしたビルド。ただし、隠蔽が5.9kmなので、苦手な艦とほぼ同時に会敵することになります。しかし、DPMが24万代で回復もないため、交戦する時に砲特化にしておけば良かったと思うかもしれません。敵駆逐との相性と状況を見て、主砲メインで立ち回るのか魚雷メインで立ち回るのか判断するといいでしょう。

 

 

 

 

バランス型 固有UGビルド        オススメ度★★★★☆

固有アップグレードを付けることでTier10最良隠蔽(5.6km)を獲得し、苦手艦にはスポットをして弱ったところで仕掛けるという選択肢を増やしたビルドです。主砲も魚雷も装填時間がTier10の平均くらいになっています。速力の低さをエンジンブーストでカバーしていますが、対空が気になるようであれば、速力は我慢して対空防御放火を装備してもいいです。状況に応じて、主砲・魚雷・スポット・煙幕を使い分けて優位を築いていきましょう。

 

バランス型 固有UGビルド

 

 

 

 

 

性能詳細(日本語wikiから引用→加筆修正)

 

抗堪性

 
HP
HP19,400は修理班を装備している他国の砲駆と比較すると、総HPは相対的に低いが、雷駆としては十分な数値です。艦長スキルの「抗堪専門家」を取得すると、HP22,900(レア艦長のオベチキンだとHP23,400)まで増加します。

装甲
装甲が前級の19mmから21mmに増厚されていて、欧駆の120mm砲や英駆の113mm砲のような小口径砲弾を防いでくれます。しかし、19mmなら信管が作動する前に過貫通していた砲弾が21mmに増厚した事で信管が作動するようになり、逆に抗堪性が落ちていると指摘される事もあるので、一長一短と言えます。
 

 

 

主砲(3基6門)


門数と配置とDPM
前級のフレッチャーの5基5門から連装砲3基になり、門数が1門増えています。また、主砲の配置は前方2基、後方1基になっており、後方射角もよくないため、引き撃ちよりも押し撃ちが強いと言えます。さらに装填時間が3.3秒→3秒に短縮した事でDPMは上位クラスに入ります。HE弾のDPMは、2023年4月現在で実装されているTier10艦艇の(24隻中ドルイドを除いた)23隻のうち第6位でDPM216,000です。


砲塔旋回
前級の単装砲から連装砲に切り替わった事で、主砲旋回時間が5.3秒→7.2秒に悪化しています。船の旋回性能も、旋回半径560m→640m、転舵所要時間3.0秒→3.3秒に悪化している事を加味すると、前級のような小回りの利いた機動戦はしづらくなっているので注意が必要です。

 

射程
射程は前級の12.9kmから11.1kmへ短くなっています。米駆の特徴である初速の遅い砲弾を使っているため遠距離射撃が難しく、射程を伸ばす必要性はほぼ無いでしょう。主砲で敵を倒した後に主砲射程が短いため、敵艦艇が射程範囲内に居ない場合が増えて隠蔽状態に入りやすいというメリットにもなります。それでも射程を長くしたいのであればUGや艦長スキルで補強してください。

 

 

 

魚雷(2基10門)


533mm Mark15 mod.1(10.5km魚雷)

前TierのFlecherの後期魚雷と同一の魚雷です。後期魚雷の533mm Mark17(16.5km魚雷)に比べて魚雷射程は10.5kmと劣るものの、威力は19,033、再装填時間は103秒と優れています。後述する固有アップグレードを搭載した場合、魚雷装填時間が悪化する事を考えると当魚雷を採用して使う攻撃的なプレイも可能です。当魚雷で運用するのも十分選択肢に入るため、このモジュールは売らずに取っておいた方が良いでしょう。


533mm Mark17(16.5km魚雷)
前述の初期魚雷より装填時間が116秒に悪化し最大ダメージが17,900に低下しますが、射程が16.5kmまで延長された魚雷です。射程が伸びても雷速は66ktsと魚雷の被発見距離は1.4kmは変わらないため、命中させやすいです。リアクションタイム(魚雷の被発見から命中までの時間)が7.9秒で、雷速を強化すると最大で7.2秒まで短縮できます。空母戦場や航空戦艦の出現で、交戦距離が長くなっているので、この魚雷を装備するプレイヤーは多いです。一方で再装填時間が116秒に悪化してしまったため、序盤のcap争いに装填が間に合っていないなどの不都合が生じてしまうことがあります。また、固有アップグレードを搭載すると更に121.8秒に悪化してしまうのも悩ましいところです。UGや艦長スキルで補強するか初期魚雷に戻すかプレイスタイルを検討する必要があるでしょう。参考までに、スキルやUGを魚雷に特化させ固有UGを搭載した時の装填時間は93.2秒、雷速73kts、リアクションタイム7.2秒です。

 

 

 

対空性

前Tierから長距離対空兵装である主砲の基数が減った事で爆発数が3に減っています。また、中~近距離の継続ダメージも前級とあまり変わらないため、Tier10空母を単独で撃退できるほどの対空性能ではありません。ただし、エンジンブーストの代わりにアメリカ製の対空防御放火を装備可能で、継続ダメージへのボーナスが+100%になりますので、機動性を犠牲に対空防御放火を装備した場合は、敵艦載機に手痛いダメージを負わせることができます。

 

 

 

機動性

前Tierから速力36.5kts→36.0kts(旗のみ:37.8kts、旗+素早く静かに:40.8kts)、転舵時間3.0秒→3.3秒、転舵半径560m→640mが全て低下しており、機動性が悪くなっています。艦が太いことも含めて、特に魚雷回避には注意しましょう。

 

 

 

隠蔽性

前Tierから隠蔽性能がやや落ちて7.6kmになり、艦長スキルとUGで5.9kmになります。同格に高DPMで体力や隠蔽性に優れた春雲・デアリング・ハランドなどの駆逐がいる事を考えると、苦戦する隠蔽距離と言えるでしょう。ただし、隠蔽の悪い砲駆も増えているので、固有UGを取らずに火力を上げるプレイヤーも増えています。「早急に固有UGを取得して最良隠蔽5.6km」は昔の話で、自分に合うプレイスタイルで隠蔽を強化するか決めていいと思います。偵察と生存がしやすくなるので、取得をオススメします。

 

 

 

固有アップグレード

スロット5

-15%:被発見距離
+5%:自艦を攻撃中の敵艦が射撃した砲弾の最大散布界
+15%:主砲の装填時間
+5%:魚雷発射管の装填時間

 
このUGによって発見距離を5.94kmから島風とほぼ同値の5.61kmまで強化する事ができます。そのため6kmの他国砲撃駆逐に対して完全に先手を取る事が出来るようになります。散布界の拡散効果もありますが、これは「隠蔽システム改良1」と同じ数値です。
 
デメリットとして主砲と魚雷の装填時間が悪化してしまい、DPMが低下します。主砲の装填時間:3秒→3.45秒。主砲のDPM:216,000→187,826。魚雷発射管の装填時間については、10.5km魚雷:103秒→108秒、16.5km魚雷:118秒→124秒に悪化します。

 

高レート砲撃駆逐とやりあう時は+15%悪化分が響いてきます。砲撃主体で考えるならば、「恐れ知らずの喧嘩屋」スキルを取得してデメリット緩和と対空強化をしておきましょう。スロット6は主砲装填・魚雷装填・射程延長・対空強化はプレイヤーの好みで選んでよいですが、弾道が悪いことと、単独では艦載機から身を守れないことを考えると、主砲装填か魚雷装填がオススメです。
 
ユニーク艦長ウィリアム・F.ハルゼー・ジュニアを搭乗させた場合は、実績「連続攻撃」(10秒以内に2隻目の撃沈)の取得で更に隠蔽を10%縮める事が可能になります。実績「共謀者」(6隻以上に2割以上のダメージ)が取得出来れば魚雷の装填時間-10%でデメリットを中和することもできます。ただし、実績の取得は難易度が高いので、おまけ程度に考えた方が良いです。抗堪専門家が強化されるレア艦長のオベチキン艦長を持っている人は、搭乗させて高HPで砲撃戦をすることもいいでしょう。
 
デメリットこそあるものの隠蔽がいいことは生存や偵察に大きく貢献する要素なので、必須UGとは言わないまでも是非手に入れて搭載したいUGと言えます。

 

 

 

総評

前Tierから機動性と対空性能を若干落とした代わりに、火力と装甲を強化した。アメリカツリー艦らしく、バランスの取れた性能で何でもできる万能艦と言えます。サービス開始間もなく島風が弱体化されて以降、長い間他国の駆逐艦を圧倒してきました。しかし、強力なDPMを持つ艦の登場や固有アップグレードの実装、既存艦の性能見直しなど、日に日に優位に立てる場面は少なくなっているのが実情です。そのため、従来の火力と手数に頼った運用方法では同等以上の性能を持つ砲駆相手には厳しく、警戒レーダーを持った巡洋艦が増加した昨今の環境では戦いづらくなっています。しかし、空母戦場や航空戦艦の出現で交戦距離が長くなった環境下で、16.5kmの優秀な魚雷とアメリカ製の煙幕や対空防御放火を持っているのは心強いと言えるでしょう。真っ向から勝負を挑むよりも、火力支援や偵察、煙幕の提供、味方との連携を行うなど、幅広いプレイスタイルで戦うよう心がけて戦いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

公式wiki翻訳(機械翻訳+ポストエディット)

パフォーマンス

Tier X アメリ駆逐艦であるギアリングは、World of Warshipsにおける何でも屋の駆逐艦の究極の具現化です。

 

ほとんどのアメリ駆逐艦と同様に、主な注目点は主砲です。 アトランタとフリントの主砲、およびさまざまなアメリカの戦艦や巡洋艦の副砲は、2連装127mm砲塔を中心に構成されていますが、ギアリングはこの砲塔が主砲として3基搭載されており、再装填時間は3.0秒です。ギアリングは、砲撃に特化した敵駆逐艦と交戦することはできませんが、ギアリングの主砲のダメージ出力は強力な自衛手段であり、他の駆逐艦に対する抑止力であるだけでなく、限定的ではありますが射程距離に入ってくる戦艦を燃やすためのツールでもあります。アメリカ駆逐に乗るプレイヤーは、同国の他の駆逐の特徴でもある、短い主砲射程と、着弾までの長い時間を念頭に置く必要があります。

 

ギアリングには魚雷の選択肢があります。フレッチャーのMark 16 modを快適に使用しているプレイヤーも居れば、射程が16.5 kmのMark 17を使用しているプレイヤーも居ます。これはゲーム内で最も射程の長い魚雷の1つです。ギアリングはこの魚雷を使うことで、主砲の射程を大きく超えて敵船を威嚇することができますが、その距離で多くの魚雷を当てることはまずありません。Mark 17 は、Mark 16 と同様に敵艦艇に発見されにくくなっていますが、ダメージがわずかに少なく、装填時間が長くなります。ギアリングがアップグレードのスロット6にアクセスできるようになったことで、フレッチャーが主砲のビルドと魚雷のビルドをいくつか選択できるのと同じように、ギアリングも艦長スキルやアップグレードを選んで複数のビルドが選択できるようになっています。

 

フレッチャーと同様に、ギアリングは消耗品の防御対空砲火(DAAF)を装備できます。これは、敵の空爆に対する従来の駆逐艦の弱点を補強するのに役立ちます。残念ながら、DAAFはこのスロットをエンジンブーストと共有しています。その他の対空兵装は特筆すべきものではありません。またベテランのアメリ駆逐艦のプレイヤーなら、ギアリングがベンソンやフレッチャーとは操作性が異なることに気付くでしょう。舵の応答がわずかに遅く、回転半径が著しく大きくなっています。これにより、狭い場所や魚雷をかわす際の扱いが難しくなります。プレイヤーは、ギアリングの操艦を学ぶ際に、慣れるための時間をある程度確保する必要があるでしょう。正確な操作が必要とされる実践に臨む前に、練習して操作に慣れておきましょう。

 

ギアリングの装甲に関する興味深い点の 1 つとして、同Tierの駆逐艦の典型的な19mm装甲と、中央部の周囲に21 mmの装甲領域を誇っています。これは、口径126mm未満の敵の榴弾を無力化するのに十分であり、120mmのHE弾からある程度保護されます。ただし、この装甲は、19mmで過貫通していた時とは対照的に、小口径の徹甲弾の通常貫通の可能性も高めます。

 

ギアリングはTier10としては平均以下の最高速度ですが、変化する戦場の状況に適応し、他の駆逐艦のプレイヤーを嫉妬させることができるでしょう。

 

 

 

長所


・中央部は21mmの厚さで、120mm以下の口径のHE 弾を無力化できる
・優れた主砲の連射速度と旋回速度
・Mark 17 魚雷による優れた射程 (16.5km)
駆逐艦としてはかなり優れた対空防御力(対空防御放火を装備時)
・比較的良好な隠蔽
・固有UGにより、Tier10最良隠蔽にもなれる(5.6km)

 

 

 

短所


・中央部が厚いため、AP弾が通常貫通する危険性あり
・Tier10駆逐艦の中で主砲の射程が最も短い (フレッチャーよりもさらに短い)
・砲弾の速度が遅く、砲弾の弧が非常に高く、HE弾の発火率が低い
・Mark 17 魚雷は、フレッチャー魚雷より再装填時間が長く、低ダメージ・低浸水率
・対空防御砲火を装備するには、エンジン ブースト を放棄する必要がある
・他のアメリ駆逐艦と比べて艦の速度がかなり遅い


 
  
 

おわりに

「バランス界の重鎮」

 

昔からずっといる駆逐艦で愛好家も多い艦ですが、最近の駆逐艦の多様化と、ギアリング以上に強力な砲駆の増加によって、砲駆としてのアドバンテージが低くなっている艦です。幸いにして、立ち回りの選択肢が幅広いので、プレイスタイルや環境に応じてビルドを組み、戦況に応じて立ち回りを選んでいくと勝利に結びついていくと思います。主砲・魚雷・偵察・対空・煙幕など、やれることは何でもやって優位を築いていきましょう。