艦種:煙幕射撃型砲駆
性能
砲撃力:★★★★★★★☆☆☆ AP弾のDPMが高く、煙幕射撃がしやすい
雷撃力:★★★★☆☆☆☆☆☆ 射程10km、Tier10では短め
対空力:★★★★★★★☆☆☆ 対空は高め、煙幕も防御用に使いやすい
隠蔽力:★★★★★★☆☆☆☆ 最良隠蔽6.2km、Tier10標準クラス
生存力:★★★★★★☆☆☆☆ ショートバースト煙幕が体力の低さをカバー
機動力:★★★★★☆☆☆☆☆ 転舵は少し重め(4.4秒)
入手方法
武器庫で鋼鉄27,000で入手可
基本方針
序盤:隠蔽を保って状態で外洋で偵察と魚雷、陣地占領、敵駆逐へのヘッドオン
中盤:単独行動艦や敵駆逐を狙う、陣地を占領する
終盤:単独行動艦を狙う、陣地を占領する、生存する
Z-52との比較
Z-42の方が船体は少しだけ短くて細身ですが、ほとんど誤差です。転舵もその分だけZ-42の方がいいですがこれも誤差です。操作感はZ-52とほぼ同じように動かせます。
(Z-42:旋回半径670m, 転舵所要時間4.4秒)
(Z-52:旋回半径700m, 転舵所要時間4.5秒)
砲撃力はZ-42の方が優秀ですが、その代わり射角が悪くなっています。船体も他の駆逐と比べて大きめなので、全門斉射をしようとして横を向けたとき、敵巡洋艦や戦艦の弾に当たらないよう注意してください。
主砲配置の関係から、Z-42は正面を向けたときのDPMが2/5になります。それに対してZ-52は正面を向けたときのDPMは2/3です。よって、敵駆逐へのヘッドオンはZ-52の方が強力と言えます。
主砲はZ-42の方が優秀でしたが、魚雷はZ-52の方が緒元の性能が優秀と言えます。なので、「Z-42はZ-52を砲撃寄りにした亜種」と言われ、Z-52は固有アプグレを付けて雷撃よりにし、Z-42とプレイスタイルを変える人もいます。
対空火力は、遠距離と近距離で差がありますが、Z-52同様に、単独では防御は難しいが対空力は高めという評価が妥当かと思います。
具体的な立ち回り
序盤
通常戦
横を向いた相手にAP弾を狙うことと、敵駆逐が前進している所を煙幕とソナーで迎え撃つ形が狙い筋です。Z-52と違って煙幕がショートバーストで効果時間は短いですが使用回数が多いので、煙幕を温存することはあまり考えなくて大丈夫です。最初は外洋から敵戦艦やレーダー艦をスポットします。レーダー艦の位置を把握した後、無線方向探知などで敵駆逐の位置がわかってレーダーの脅威がなければ、敵駆逐狩りに動いてもかまいません。敵駆逐が横を向けていたら、ドイツ駆逐特有の貫通力が低くてダメージの高いAP弾を使って大ダメージを与えましょう。
魚雷射程が短いので序盤から積極的に魚雷を狙いに行こうとすると、空母とレーダーのコンボをもらう危険性が高いです。魚雷を狙うなら、レーダー艦の位置や艦載機の動きを見てから、前進してきている艦に狙いをつけてましょう。ただし、リスクを取るよりもショートバーストの煙幕を使った煙幕射撃の方が火力支援がしやすく低リスクです。序盤から魚雷を狙うよりも、偵察をして隙を見つけたら艦載機から隠れるついでに煙幕射撃をするほうがいいでしょう。
制圧戦
基本的には通常戦と同じように意識して動きますが、さらにキャプゾーンが絡んできます。島で砲撃を避けれるキャプゾーンなら、艦載機の動きを見てから陣地を占領しにいって構いません。不用意に入って来た敵駆逐も倒せるチャンスもあり一石二鳥です。
島が無く開けたキャプゾーンなら、敵レーダー艦をスポットし、レーダー艦を退かせることを優先しましょう。Z-42は前進してくる相手を煙幕とソナーで迎え撃つのが得意なので、敵レーダー艦が居る場合は得意な形に持っていくことが難しいです。無理はせずスポット&魚雷で牽制しましょう。
軍拡競争
6kmソナーを持っているので、強化エリアの取得や強化エリアを取りにきた敵駆逐を倒すことが容易にできます。なのでかなり得意な戦場になります。
ただし、注意も必要です。レーダー艦が待ち構えていたり、強化エリアの外でソナー範囲外からスポットをしてくる駆逐艦もいます。ソナーを過信せず、レーダー艦の位置把握と、艦載機の動きと、敵駆逐の位置を予想して行動していくことが重要です。
中盤~終盤
通常戦
Z-42の特徴としてAP弾の威力が高いことが挙げられます。特にAP弾を全砲門で撃てる場合はDPMが30万を超えているので、他の艦艇にとってかなりの脅威です。敵の横を取ったら積極的にAP弾を狙っていきましょう。貫通力は低いのでバイタルはほとんど抜けないですが、横を向いた戦艦や巡洋艦の艦首や上部構造物、横を向いている駆逐にAP弾を撃つことで火力支援ができます。特に中盤戦は敵がバラけて横を取りやすくなります。火力支援が必要と判断したらAP弾を撃ってください。
敵が下がっていっている場合は、包囲殲滅ができるように敵をマップ中央側に寄せていきます。反対方向の見方も同じように押せていたら勝勢で、包囲殲滅がしやすい理想形と言えます。
敵に押し込まれた場合は退かないといけません。反対側の味方も押されている場合は、マップ中央側に逃げるのではなく、マップの南北に逃げるようにすると、反対方向の味方と挟み撃ちがしやすく、カウンターを決めやすいです。
逆に反対側の見方が押している場合は、引き撃ちで敵の進撃を遅らせながらマップ中央側に逃げるといいです。この場合は、開戦時は南北で敵チームと向かい合ってましたが、今度は東西で向かい合う形になるので、仕切り直しがしやすいです。
制圧戦
通常戦の包囲殲滅の考え方に加えて、新たなキャプゾーンを取るかどうかが関わります。ポイント差や敵との体力差を考えて、敵の体力がかなり削れて倒しきれそうなら、キャプではなくスポットや砲撃を継続していくのもいいです。
基本的にはキャプが敵よりも多く取れている方が優勢になります。キャプを多くとった後はカウンターが怖いので深追いはせずに、敵が上がってくるのを迎え撃つ方がいいです。
軍拡競争
中央にキーエリアが出現する1分前にアナウンスがあるので、そのアナウンスがあったら、マップ中央に移動しましょう。その頃には敵がバラけてスポットがしづらくなっていると思います。ただ、中央のキーエリアは、制圧したら勝勢になるので、スポットや砲撃よりもキャプを優先してもらって大丈夫です。
敵駆逐が残っていたら、中央で駆逐戦になります。HPが充分に有利な場合は敵駆逐と1対1をしてもいいですが、そうではない場合は安全策を取って味方と合流してからでいいです。それまでは踏み合いをしつつ味方の合流を待ちましょう。
テクニック ~全門斉射は諸刃の剣~
Z-42は主砲が5基10門で、AP弾の全門斉射が強力です。貫通力が低いため、敵駆逐艦にも通常貫通しやすい特徴があり、横を向いた相手に的確にAP弾を当てたら、一斉射で3000以上のダメージが期待できます。DPMも30万近く、ショートバースト煙幕なので煙幕撃ちが何度もしやすく、試合を通してかなりのダメージを与えることができます。
しかし、注意点として全門斉射すると被弾面積の増加・魚雷の危険性・相性の悪い相手に撃ち負ける危険性が出てきます。主砲の射角があまりよくなく、全門斉射のためには45度以上船体を傾けないといけません。よって、煙幕内でも被弾する危険性が大きくなります。また、船体が大きく角度も横向きになりがちなので、ソナーをしていても魚雷に被弾する危険性が上がります。
さらに、Z-52やヴァンパイアIIなど、Z-42と同じようなソナー持ちで駆逐にAP弾が刺さる相手との交戦で不利になりやすくなります。縦を向いた時はDPMは2/5になり、横を向かないと火力が出しにくいです。HE弾の火力も低いです。それに対して、Z-52などは縦を向いていてもDPM2/3で攻撃ができます。もしZ-52やヴァンパイアIIに乗っていて、敵のZ-42が横を向いていたら、船体を縦にしてAP弾を使用すればダメージレースで勝てる可能性がかなり高いです。
Z-42はスモランドなどのレーダー駆逐艦や、全速力で突っ込んでくるフランス駆逐艦に気をつける必要はありますが、実は自分と同じようなタイプの駆逐にも気をつけた方がいい艦と言えます。相性が悪い艦には引き撃ちや退路を確保して、味方と連携することを意識しましょう。
対Z-42
駆逐の場合:巡洋に任せる・引き撃ちで待つ・ソナーがリロード中に仕掛ける
戦艦の場合:近づきすぎない
巡洋の場合:圧力をかける・レーダー範囲内に入れる・空母と連携する
空母の場合:集中攻撃して煙幕を使わせる
潜水の場合:特になし
オススメ艦長スキルとアプグレード
特重弾薬:AP弾の強化
管理:消耗品の使用回数の増加
アドレナリンラッシュ:火力強化
おわりに
「空母環境に適応して進化しました」
空母環境でドイツ駆逐の立ち回りが難しくなっている中、ショートバースト煙幕によって空母と航空戦艦の環境下でも動かしやすくなった艦です。AP弾の火力も抜群で、エンジンブーストも装備しているため機動力もあり、凶悪なドイツ製ソナーの力を発揮させやすい艦といえます。Z-52で立ち回りを苦労している人は入手してみると面白いと思います。