WOWS ソロ駆逐日記

World of Warships(WoWS)の駆逐艦の性能・立ち回り・艦長スキル・プレイの様子などの記事を書いてます。

「まるで将棋だな」なWOWSの駆逐艦

 

まるで将棋だな

 

移動時間とリロード時間が長く、戦況がゆっくりとしか変化しないWOWSに対して、ソロ駆逐プレイヤーが言い放ったセリフ。

 


「僕達の戦艦を沈めてポイント獲得か……フッ……まるで将棋だな」

 


この極めて的確な洞察が、敵の攻略法に気付くきっかけとなった。

 


「そうか……『王』を取れば!」

 


そして、リスポーン制のないWOWSで裏取りを強行して敵空母を沈め、勝利した。

 

 

ゲーム内チャットは大量の「は?」で溢れた。

 

 

 

↓元ネタ

dic.nicovideo.jp

 

 

 

ということで(?)、将棋の格言でWOWSにも当てはまるものがいくつかあるので、そういった格言をいくつか紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

「歩のない将棋は負け将棋」

中終盤において、最も使い道の多い歩が持ち駒になければ、攻めが続かなかったり、受け方が苦しくなったりする恐れが高まるので、盤上の歩も含めて大事に扱った方が良い、ということ。

 

WOWSでは、駆逐艦が最前線を張ることが多いです。偵察をしながらキャプを狙ったり魚雷で牽制をする駆逐艦は、将棋で例えると歩と言えます。駆逐が居ないとスポットができず、キャプもできず、敵大型艦の進軍も防げず、ボロボロになることが多いです。駆逐艦に乗る時は簡単に沈まないようにしましょう。

 

 

 

「俗手の好手」

かなり複雑で候補手の多い局面でも、拠点に金駒を打ち込んだり、駒を取ったり、王手をかけたりするような分かりやすい手が最善になることはあるので、変に難しく考えすぎない方が良い、ということ。

中終盤で難しい戦況になってくると、いろいろな選択肢があるので迷ってしまうことがありますが、シンプルに方針を決めると状況が良くなることがあります。「視界を維持する・キャプを取る・キルを目指す」など、シンプルに方針を立てていくと良いです。

 

 

 

「離れ駒に手有り」

盤上で味方の駒からの利きがない駒(=離れ駒)はタダで取られる状態であるため、弱点として狙われやすい、ということ。

 

味方の支援がなく、孤立している艦は狙われやすいです。自チームで孤立している艦があればそこから沈められてしまったり、逆に敵チームで孤立している艦がいればそこから攻めていくことができます。プレイ中は自分が離れ駒にならないように注意しながら、孤立している敵艦を狙っていくと良いです。

 

 

 

「桂の高跳び歩の餌食」

桂を跳ねると歩で狙われやすくなる、ということ。

突出していたり、駆逐艦よりも前に出ていたりする艦は、狙われやすいです。WOWSは逃げるのにも時間がかかるゲームなので、一度突出してしまうと立て直すのが難しいです。前進する時は味方と一緒に足並みを揃えて前進しましょう。

 

 

 

「玉は包むように寄せよ」

相手玉に対しては、すぐに王手をかけるよりも、優先的に逃げ道を封鎖しておいた方が寄せやすくなる、ということ。

WOWSでは敵チームを包囲殲滅するような形が取れれば勝ちやすいです。ミニマップを見ながらチーム全体で敵艦隊を包囲できる形を目指しましょう。

 

 

 

「大駒は近づけて受けよ」

離れている相手の大駒を捨て駒などによって近づけると、次にその大駒に当てながら受けることができるので手番を握りやすくなる、ということ。

WOWSで言うと、有効射程に充分敵艦を引き付けてから攻撃しないと、有効打が入らないといったところです。発砲ペナルティや散布界のシステムもあり、リロード時間も長いゲームなので、有効打を与えられない発砲は、ただ自分を危険に晒し、敵に情報を与える行為になります。できるだけ有効打を出せる状況で発砲しましょう。

 

 

 

「位を取ったら位の確保」

序盤において、五段目まで進めた歩は狙われやすいので、早めに味方の駒を利かせて守る必要がある、ということ。

WOWSで言うところの、「キャプを取ったらキャプの維持」です。先制キャプをしても、すぐに取り返されてしまうと、キャプをした意味がなくなります。味方艦艇が充分に居て、キャプの維持ができる状況でキャプをするか、キャプを取ったらそれを維持できるように動きましょう。

 

 

 

「不利なときは戦線拡大」

自分の形勢が悪い場合には、駒のぶつかる場所を増やして局面を複雑にすれば、相手が間違えて逆転できる可能性が高まる、ということ。

局面を忙しくしてミスを誘う戦法です。例えば反対側の味方駆逐艦がキャプに入ったタイミングでこちらもキャプに入ったり、味方の中央突破に合わせて外周からも攻めたり、味方の発砲に合わせて援護射撃を行ったりといった具合に、いろいろなところで同時に仕掛けるとカウンターを決めやすくなります。

 

 

 

「名人に定跡なし」

将棋が強い人は、これまでの常識にとらわれずに最善手を追求するものだ、ということ。もちろん、単に定跡を外して指せば良い、ということではない。この格言は、定跡とされていなくても有力な変化は無数にあるという将棋の可能性や、自分で考えることの大切さについて説いている。実際、過去に結論が出たとされる定跡が覆されたり、誰も指さなかったような手が主流になったりすることもある。必ずしも定跡を疑う必要はないが、自分でしっかりと考えたうえで、自由に新しい指し方をするのも将棋の面白さである。

 

これは将棋やWOWSに限らずどのゲームでも言えますね。ゲームの醍醐味でしょう。

 

 

 

 

 

おわりに

けっこう将棋に似ていると思うことがあるので、このような記事を書いてみました。僕は居飛車振り飛車も好きですけど、7手詰めで苦戦するレベルです。ちなみに、現実さんが作家に厳しすぎる将棋ラノベの逸話が好きです。

 

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