デアリングの日記

Tier10 イギリス駆逐艦 デアリング（Daring）

艦種：バランス型駆逐艦（対駆逐型砲駆・煙幕射撃型砲駆）

砲撃が強めのバランス型の駆逐です。HE弾・AP弾のDPMが高めに設定されており、AP弾は跳弾優遇があり小口径のため敵駆逐にもかなり有効な武器になっています。そのかわり、魚雷は単発射撃ができるものの、射程が短くリロードも遅いといった調整がされています。さらに、エンジンブーストが無く最高速度も低いため、機動力も低いという特徴があります。ただし、加速力が高いという特徴はあります。消耗品は3kmソナーとショートバースト煙幕と修理班を装備しているので、粘り強く影響力を発揮できます。機動力の遅さを、早めの判断をしながら立ち回りでカバーして、強力な主砲を効果的に活用できるかがポイントになります。

現在のビルドと性能詳細

現在の艦長スキルと装備

現在のビルドの性能詳細

性能　

砲撃力：★★★★★★★☆☆☆　　　　DPMが高く煙幕射撃との相性も良い

雷撃力：★★★★☆☆☆☆☆☆　　　　射程10kmだが単発で発射が可能

対空力：★★★★★☆☆☆☆☆　　　　煙幕でカバーができるが単独での防御は厳しい

隠蔽力：★★★★★★☆☆☆☆　　　　最良隠蔽6.0km、固有UGで6.3ｋｍ

生存力：★★★★★★★☆☆☆　　　　3kmソナーと修理班とショートバースト煙幕

機動力：★★★★☆☆☆☆☆☆　　　　加速力は良いが最高速度は低い（旗で36.8kts）

基本方針

序盤：隠蔽を保って状態で偵察と魚雷、陣地占領、敵駆逐へのヘッドオン

中盤：味方の援護、敵駆逐を狙う、陣地の占領と防衛

終盤：単独行動艦を狙う、陣地の占領と防衛、生存する

具体的な立ち回り

序盤　～中央寄りで迎撃～

通常戦

敵駆逐が前進している所を迎え撃つ形を目指します。機動力が低いのであまり外洋に開く必要はありません。マップの中央寄りなど、味方の援護がもらえる位置から敵戦艦やレーダー艦をスポットします。レーダー艦の位置を把握した後は、敵駆逐狩りに動いてもかまいません。敵駆逐が横を向けていたら、イギリス駆逐特有の貫通力が低くて跳弾優遇のあるAP弾を使って大ダメージを与えましょう。

魚雷射程が短いので序盤から積極的に魚雷を狙いに行こうとすると、空母とレーダーのコンボをもらう危険性が高いです。また、機動力も低いので離脱が難しくなります。魚雷を狙う場合はレーダー艦の位置や艦載機の動きを見てから、前進してきている艦に狙いをつけて魚雷を撃ちましょう。射程は短いですが、単発魚雷が撃てるので、島に張り付いている艦に前方から流すことも可能です。島に張り付いている船が居たら狙ってみましょう。

制圧戦

基本的には通常戦と同じように意識して動きますが、さらにキャプゾーンが絡んできます。ソナーや煙幕があるのでキャプの占領や維持は得意な方になります。ただし、隠蔽は6.0kmで一部の艦に先手を取られるので、味方の援護が貰えるかの確認は重要です。

島で砲撃を避けれるキャプゾーンなら、艦載機の動きを見てから陣地を占領しにいって構いません。島が無く開けたキャプゾーンなら、引き撃ち状態で敵レーダー艦をスポットし、レーダー艦を退かせることを優先しましょう。敵駆逐に見つかったら、無理せずに加速して敵弾を避け、隠蔽に入ってからまた敵レーダー艦のスポットをしていきます。

軍拡競争

機動力は低いですがソナーやショートバースト煙幕を持っているので、強化エリアの取得や、強化エリアを取りにきた敵駆逐を倒すことは得意な部類に入ります。

ただし、注意も必要です。レーダー艦が待ち構えていたり、強化エリアの外でソナー範囲外からスポットをしてくる駆逐艦もいます。また、機動力が低いので、早めに移動ルートを構築しないと後手後手になってしまう危険性もあります。敵艦の配置を見ながらスポットと移動ルートの構築を継続的に行いましょう。

①敵が前進してくるのを有利な位置で待ち構える

②敵が発砲したら味方の視界を利用して煙幕射撃

③マップ中央寄りで立ち回る

中盤・終盤　～中央寄りで影響力を～

通常戦

デアリングの特徴としてAP弾が跳弾優遇持ちということが挙げられます。貫通力は低いのでバイタルは抜けないですが、横を向いた戦艦や巡洋艦の艦首や上部構造物、横を向いている駆逐にAP弾を撃つことで火力支援ができます。またHE弾のDPMも高く、火災を発生させたり相手を削り切る力はかなり高いです。特に中盤戦は敵がバラけてチャンスが生まれやすくなります。火力支援が必要と判断したら、積極的にショートバースト煙幕を使って主砲を撃ってください。

敵が下がっていっている場合は、包囲殲滅ができるように敵をマップ中央側に寄せていきます。反対方向の見方も同じように押せていたら勝勢で、包囲殲滅がしやすい理想形と言えます。

敵に押し込まれた場合は退かないといけません。反対側の味方も押されている場合は、マップ中央側に逃げるのではなく、マップの南北に逃げるようにすると、反対方向の味方と挟み撃ちがしやすく、カウンターを決めやすいです。

逆に反対側の見方が押している場合は、引き撃ちで敵の進撃を遅らせながらマップ中央側に逃げるといいです。この場合は、開戦時は南北で敵チームと向かい合ってましたが、今度は東西で向かい合う形になるので、仕切り直しがしやすいです。

制圧戦

通常戦の包囲殲滅の考え方に加えて、新たなキャプゾーンを取るかどうかが関わります。ポイント差や敵との体力差を考えて、敵の体力がかなり削れて倒しきれそうなら、キャプではなくスポットや砲撃を継続していくのもいいです。

基本的にはキャプが敵よりも多く取れている方が優勢になります。キャプを多くとった後はカウンターが怖いので深追いはせずに、敵が上がってくるのを迎え撃つ方がいいです。特にデアリングは機動力が低いので、マップの中央辺りで陣地の防衛をしつつ迎撃態勢を取る方が影響力を発揮しやすいです。

軍拡競争

中央にキーエリアが出現する1分前にアナウンスがあるので、そのアナウンスがあったら、マップ中央に移動しましょう。その頃には敵がバラけてスポットがしづらくなっていると思います。ただ、中央のキーエリアは、制圧したら勝勢になるので、スポットや砲撃よりもキャプを優先してもらって大丈夫です。

敵駆逐が残っていたら、中央で駆逐戦になります。HPが充分に有利な場合は敵駆逐と1対1をしてもいいですが、そうではない場合は安全策を取って味方と合流してからでいいです。それまでは踏み合いをしつつ味方の合流を待ちましょう。

④マップ中央寄りで陣地占領など影響力を出す

⑤中盤以降も有利なポジションから迎撃を意識

⑥退路を確保しながら防衛する

テクニック　～加速避け～

デアリングなどイギリス駆逐艦の特徴として、AP弾の跳弾優遇の他に、加速力が非常に高いことが挙げられます。この特徴を利用して、『敵が発砲したら加速と転舵をして、避けたらまた速度を落とし、また敵が発砲したら加速と転舵をして、弾を避けたら速度を落とす』といった加速避けが強力です。

艦長スキルの『敵弾接近警報』を取得していると、この加速避けがしやすくなるのでオススメです。ただし、副砲が強力な戦艦が居る場合は、『敵弾接近警報』が効果的に作動しづらくなるので、相手の主砲斉射をしっかり見て加速避けのタイミングを計ることが大切です。

対デアリング　～引き撃ち態勢で味方と一緒に叩く～

デアリングは最良隠蔽が6.0kmで、AP弾は跳弾優遇付きで駆逐艦にも貫通し、修理班・3kmソナー・ショートバースト煙幕を装備しているので、駆逐艦で相手をするのは非常に困難です。ショートバースト煙幕で不利になったら交戦を一方的に終了してくるので、1隻で相手するのはかなり厳しいです。ヘッドオンをすると、DPMの高い主砲で沈められる危険性が高いので、引き撃ち態勢を取りつつ味方の火力支援があるところで戦いましょう。

オススメ艦長スキルとビルドの候補

オススメ艦長スキル

敵弾接近警報：加速力を活かした回避に有効

管理：消耗品の使用回数の増加

アドレナリンラッシュ：火力強化

幻惑：発見されてもショートバースト煙幕ですぐに隠蔽に入れるため

オススメ艦長スキル

加速避けがしやすくなる『敵弾接近警報』がオススメです。また、『幻惑』もショートバースト煙幕との相性がよく、隠蔽があまりよくなくて先手を取られやすいデアリングには有効です。『管理』は修理班が増えるので取得するのが無難でしょう。

おわりに

「ｽﾃﾝﾊﾞｰｲ…ｽﾃﾝﾊﾞｰｲ………」

機動力の低さが弱点ですが、それ以外は強力な駆逐艦です。特にヘッドオン時の対駆逐能力の高さは群を抜いています。また敵巡洋艦や戦艦を削り切る力も持っています。外洋に展開するのではなく、少し内側に絞り気味に立ち回って敵艦を待ち構え、強力な主砲でボコボコにしながら勝利を目指してください。