艦種：煙幕射撃型砲駆
AP弾しか撃てないうえに、前方2基しか主砲がないという、とてつもなくクセの強い艦です。主砲が前方集中配置なので、縦を向けて被弾面積を最小にしながら攻撃することができます。また、AP弾はDPMが高く、遠距離でも当てやすく、跳弾優遇もあります。しかし、敵に縦を向けられると途端にダメージが入らなくという弱点もあります。さらに隠蔽が悪く、最高速度も低く、引き撃ちは苦手という弱点もあります。これらの弱点をいかに立ち回りとAP弾の火力でカバーできるかが勝利への秘訣です。相手の横を取る意識や、離脱するための退路など、早め早めに位置取りをしていく必要があります。
現在のビルドと性能詳細
『無線方向探知』を切って、敵駆の意表を突くビルドにしています。主砲射程は伸ばした方が立ち回りが楽になりますが、艦長スキルではなくアップグレードで伸ばすことで、アップグレードを切り替えるだけで装填特化ビルドにもできるようにしています。
性能
砲撃力：★★★★★★★★☆☆ AP弾のみだが火力は高い
雷撃力：☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 魚雷を装備していない
対空力：★★★★★☆☆☆☆☆ 煙幕でカバーができるが単独での防御は厳しい
隠蔽力：★★★☆☆☆☆☆☆☆ 最良隠蔽6.6km、先手を取られる
生存力：★★★★★★☆☆☆☆ 3kmソナーと修理班とショートバースト煙幕
機動力：★★★☆☆☆☆☆☆☆ 加速力は良いが最高速度は低い（旗で36.8kts）
入手方法：研究局で56,000ポイント
基本方針
序盤：隠蔽を保って味方とクロスの取れる位置から砲撃
中盤：味方の援護、敵駆逐を狙う、陣地の占領
終盤：単独行動艦を狙う、陣地の占領、生存する
具体的な立ち回り
序盤 ～味方とクロスを取る位置取り～
通常戦
敵巡洋艦と敵戦艦のスポットをしつつ、味方とクロスが取れる場所を目指しましょう。機動力が低いので、マップのやや内周寄りからクロスを取る方が影響力を出しやすいです。味方駆逐艦が近くに居る場合は、島に貼りつきながら援護をすることも選択肢のひとつです。
隠蔽が悪く先手を取られやすい艦なので、敵駆逐へアプローチする際は安全なことを確認していないと難しいです。敵駆逐とのヘッドオンは序盤は避けたほうが、退路が確保しやすく無難です。敵駆逐への対処は、ひとまずソナーで魚雷を発見する程度で充分です。
巡洋艦と戦艦の交戦が始まったら、視界が確保されることを確認して横から煙幕撃ちを狙います。ジリジリと体力を削って、戦線を崩していきましょう。主砲の配置の影響で、引き撃ちは苦手です。敵がプッシュして来たら逃げれる距離を保ちながら煙幕撃ちをしましょう。
ドルイドは英駆なので加速力が非常に優れていますが、船体が大きいため被弾はしやすいです。遠距離射撃をする際は、加速避けをしつつ船体を縦に向けることで被弾面積を最小に抑えることを意識しましょう。ただし、序盤は遠距離射撃をして被弾リスクを高めるよりも、体力を温存して中盤に繋げるために煙幕射撃を主軸にして戦いましょう。
制圧戦
通常戦の考え方に加えてキャプエリアが絡んできます。序盤はキャプエリアを取られても構わないので、敵の戦線を崩すことを優先して、味方とクロスを組めるポジションをキープしましょう。戦線が崩れてバラバラになってきた中盤以降に敵駆逐へアプローチするチャンスが出てきます。
軍拡競争
強化エリアを取りに単独行動している敵駆逐を仕留めるチャンスが序盤からあります。しかし、レーダー艦の位置を把握してからじゃないと、退路が無くなって逆に沈んでしまう危険性もあります。序盤は敵のスポットをして、位置を把握してから強化エリアを取るか味方とクロスを取るかを決めましょう。
機動力が低いので、早めに移動ルートを構築しないと後手後手になってしまう危険性があります。敵艦の配置を見ながら移動ルートの構築を継続的に行いましょう。
中盤・終盤 ～敵の側面を取れる位置取り～
通常戦
単独行動をしている敵艦を狙うチャンスが出てきます。特に駆逐艦が単独行動をしている場合、ヘッドオンからの転舵で仕留めるチャンスが出てきます。敵艦の動きを見て敵駆逐の位置を予測したり、無線方向探知で敵駆逐の居場所を把握して、ヘッドオンを狙いましょう。また、島を利用して近づき、敵艦の横を取るチャンスも増えます。この場合も敵艦の動きを見て状況判断していきましょう。
煙幕射撃だけでなく、遠距離射撃をする機会も増えてきます。温存していた体力を活用できる時間帯です。英駆の優れた加速力を活かして加速避けを行いながら、艦を縦にして被弾面積を最小にしつつ最大火力で戦い、空母が近づいてきたら煙幕射撃も織り交ぜて戦うといった、遠距離射撃と煙幕射撃の両用の戦い方をして、ダメージレースで優位に立ちましょう。
制圧戦
通常戦と同様に、敵駆逐を仕留めるチャンスや、敵艦への煙幕射撃の機会が増えます。序盤のスポットや煙幕射撃で敵艦を退かせることができたら、キャプをしていくといいです。逆に敵の進撃が止まらない場合は、早めに転舵して引く準備をしておきましょう。引き撃ちは苦手ですが、マップの南北方面に逃げるようにすると、敵艦がマップ中央の方に舵を切った場合に横を撃てるので、チャンスが巡ってきます。
軍拡競争
「1分後にキーエリアが出現する」というアナウンスが流れたら、キーエリアの占領を目指しましょう。キーエリア内は島があるので、島を活用して敵駆逐にアプローチしたり、有利なポジション取りをすることが可能です。ただし、味方と連携する方が安全なので、味方の支援が充分もらえることを確認してから仕掛けましょう。
テクニック ～島への張り付き～
巡洋艦が島に張り付いて砲撃している所を見ることがあると思いますが、ドルイドもそのようなことができます。前方集中配置を活かして、正面に居る敵には全力で火力投射をして、被弾面積が大きい側面からの砲撃は、島で防御することで有利に火力投射することができます。
さらに、ドルイドは巡洋艦よりも隠蔽がいいので、巡洋艦よりも踏み込んだ位置取りをすることができます。巡洋艦では貼り付けない島を活用して、横を向けている敵艦を狙いましょう。
対ドルイド ～引き撃ち態勢でスポット～
ドルイドはAP弾が駆逐艦にも貫通するので、横を向けて会敵するとあっという間に沈められてしまいます。必ず引き撃ち態勢でスポットをしましょう。幸い、ドルイドの隠蔽は最良でも6.6kmと比較的悪くエンジンブーストもないため、スポットはしやすいです。ヘッドオンをしないようにドルイドが居そうな所では引き撃ち態勢にすぐに入れるように態勢を整えて、スポットができたら味方に撃ってもらうようにしましょう。
また、島陰から突然出てきて近距離戦を仕掛けてくる場合もあります。ドルイドの姿が見当たらない場合は、島陰で待ち伏せている可能性があるので、島の近くを通る場合は隠蔽を割られないように距離を離して通過しましょう。
オススメ艦長スキル
主砲対空兵装専門家：射程の向上（UGで射程向上する場合は不要）
特重弾薬：火力強化
管理：消耗品の使用回数の増加
アドレナリンラッシュ：火力強化
幻惑：発見されてもショートバースト煙幕ですぐに隠蔽に入れるため
射程を伸ばして隠蔽を切るビルドもありますが、『隠蔽処理専門家』を取っていた方が、接近戦やポジショニングが楽になるのでお勧めです。『無線方向探知』は機動力が低くて隠蔽も悪いため、効果的に活用することが難しいことがあります。相手の意表を突くために取得しないというビルドも考えられます。『幻惑』はショートバースト煙幕との相性がよく、隠蔽があまりよくなくて先手を取られやすいドルイドには有効です。『管理』は修理班が増えるので取得するのが無難でしょう。
ビルドの候補
安定ビルドの例
『無線方向探知』と『主砲対空兵装専門家』を取得した安定ビルドです。DPMも充分高いので、「無線方向探知が無いと不安…」という人は試してみてください。
おわりに
「リトルマイノ―タ―」
とてつもなくクセが強いですが、他の駆逐にはできない唯一無二の立ち回りが可能です。普通の駆逐では満足できない人は試してみると面白いかもしれません。
